茶鬼さんのレビュー一覧

紅槐樹の雫 コミック

西村しゅうこ 

意味深な題名

鬼の官能を刺激して、それを欲しがり鬼が争うという紅槐樹の木を巡ったファンタジーのお話。
鬼はその血を引くものとして現在も存在し、槐樹の木も擬人化のようになって人として存在している。
鬼がその木の樹液が好きという設定が、エロチックなのですw

ある事件から5日毎に精液をしぼりとられ関係を強いられている、警官の尚樹。
関係を強いるのは親友で警察官僚の崇史。
尚樹に接触した人々が次々に襲われ…

1

不埒な狂犬の手懐け方 コミック

中原一也  山葵マグロ 

まさに中原オヤジ

登場する全てが中原作品をほうふつとさせるアイテム、いや?キャラクターで構成されています。
きっと原作を伏せてこれを読んでも、絶対中原作品!!ってわかるに違いない特徴が色濃く出ていて楽しい♪
俺様なオヤジ、裏の雰囲気をにおわす職業に、ヤクザの組織、そしてオネエちゃん大好きな酔いどれの爺ちゃんに、主人公は本当は女が大好きだと言いながら攻めに虜にされていく跳ねっ返りの受け。
山葵さんのマンガ自体は…

2

秒速ゼロマイル コミック

元ハルヒラ 

旅立ちかな?

題名を見た時に「秒速ゼロマイル」って無風状態?
風なら飛び立てないけど水なら流れまかせ?
そんな題名にふさわしいスローでまったりした流れと雰囲気のお話でした。
セリフも少なく、その状態の人物の気持ちを前後から察してという全体の流れの中から読み取る作業が必要な為に、ダイレクトでストレートな表現が好きな人にはじれったさを感じるかもですが、雰囲気系が好きな自分にもこれは主人公と同じペースまでスピー…

4

王子、池袋系。 コミック

サクラサクヤ 

天然王子は全然残念じゃない♪

シュっとした線で美麗でまさに王子な表現がふさわしいサクラさん作品の何がいいかって言うと、キレイなのに天然とか、キレイなのにアホの子とか、みな真面目な顔してオカシな事をする、そういうギャップがいいのかな?と思って楽しませてもらっていますが、今回もギャップ萌えw
攻めの王子が天然でした(爆笑)

オタクが沢山訪れるアニメショップに現れた場違いなキラキラ王子の甘利。
偶然の出会いと携帯電話を落と…

2

ヤンキーくんとパンツの王子様 コミック

かゆまみむ 

以外にも!

題名と表紙、作家さんがエロが多い作家さんだけに本当はエロエロだけの薄っぺらい作品じゃないかって、ちょっと興味本位で舐めてたんです。
ところがですねーーー!
確かにエロもあるんだけど、一冊まるごとこの二人のお話なのでちゃんと深く掘り下げてある。
二人のちょっと可愛らしくて、ちょっと切ない気持とか、そんなものもきちんと盛り込まれているので、読んでいて気持ちがよかったんです♪

田舎の旅館の仲…

2

王太子は無慈悲に奪われる コミック

王一  風弄 

台湾&中国のBLですが、面白い!!

すごくワクワクして発売を待っていました!
台湾・中国で小説として26巻も出ている歴史モノの超大作なんだそうです。(すごい!)
絵もとても美麗で、背景などもすごく凝っています。
最近の緩めの絵が主流のBLマンガを目にしている身には正統派な絵はとても新鮮で目を惹かれます!特に表紙の墨絵調の色遣いは素敵☆
お話も大作のまだ導入部分なんでしょうかね?
小説を知らないからかもですが、よくコミカライ…

4

どっちもどっち コミック

柊のぞむ 

攻め×攻めのせめぎ合いw

柊さん、最近高校生モノが多かった気がする(おやじな!はオヤジ高校生?)ので、久々のリーマンものに期待大!
しかも!!!ワタクシの大好きな攻め×攻め、リバの可能性とっても大なカプなので、そのせめぎあいと駆け引きがとっても楽しくて面白く楽しめました!!
もちろん、絵もきれいだし見やすい。
超モテモテのイケメンの設定なのに、何故か親しみのあるキャラがとっつきやすい。
久々に柊さんの描く裸体という…

6

Baby vol.17 ヤンキー受け (アンソロジー著者等複数) コミック

ヤンキー萌えは多数派のはず?

このbaby、発売日が変更になり随分遅くなりましたがアンソロとしては最後になるそうです。
以降webになるとか・・・
そのアンソロとして最後の特集は何と「ヤンキー受け」v
はい、ヤンキー大好物です!!
「青春ティアーズ」「傷だらけの愛羅武勇」とか萌え萌えしちゃう名作があったりしますよねv
巻頭で九號さんが特攻服の色気とか一昔のヤンキーとか萌え語りをしているのですが、激しく同意して!!

2

夏際のダリア コミック

未槻直 

やっぱりマンガは絵のインパクトも大事

この作者さんの昨年オークラから出た単行本、話は好きだけど絵が不安定で・・・なんて書いてましたが、あれ?こんな絵だっけ。。。
今回も実は絵がネックでした。
こんな白っぽい絵の作家さんでしたっけ?
線が細くメリハリがなく、かつ全体が白っぽいので読んでいて目がすべっちゃうんです(涙)
その見えにくさに目が物語を追いかけるのをあきらめちゃう。
前回感じたセリフの多さは、今回はコメディじゃなくてし…

0

ここだけの二人 コミック

諏訪絢子 

大人と子供の2倍楽しめます♪

つい居心地がよくて、その友人・鬼塚とつるむことの多い高校生・保坂の、友人から恋人になるお話と、
彼等高校生の学校の教師カプ、奥寺×長谷川
の2カプが楽しめるお話は、結構軽いノリとコメディ路線で楽しめました。
ひょっとして、この4人の中で一番まともで普通なのが保坂、次がヘタレツンデレ時々ヤンチャの鬼塚、それからすごーく遠くに鬼畜な奥寺、その先にまたまたヘタレツンデレドMの長谷川という順番でおか…

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