茶鬼さんのレビュー一覧

大人のオモチャ男子。 コミック

芒其之一 

電子と紙の違い

一見興味を惹くJuneピアス系のエロエロを連想させる題名(題名だけねw)
帯には「年間ランキング第一位!200万DL突破」と書かれており、ああ、電子の書籍化なんだと言うことが解ります。
確かに読んでいくと、一話完結の小気味よいテンポの読みやすさと面白さに、これは電子ならではという作品の特徴で作られているのが解ります。
回を重ねる事に進展していく主人公達の関係も、途中参加してくる登場人物により…

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Citron VOL.20 ~20号記念特集~ コミック

Citronが変わる!?

創刊20号を迎え、ひっそりと記念号の今回、この本がリニューアルすることが発表されました。
今まで隔月だったのが年二回(9月・3月)の発行に、そしてオール長編読み切りという形をとると言うことです。
お知らせ文には、雑誌とかアンソロは最近売れないから名前を変えて出し直し?ではなく、前向きのリニューアルで「良いBL作品を出し続けること」を念頭に、じっくりと読み応えのあるBL誌を作りたい、云々の事が書…

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onBLUE vol.9 コミック

印象的な表紙はのばらあいこ氏

先日単行本が出たばかりの、のばらあいこ・西つるみ・恋煩シビト の3作家さんが新連載開始のこの号、影のある刺青が印象的な男の表紙イラストはのばらあいこさん!
今回はその特集です。
onBLUEの特集は毎回作者さんのルーツや漫画家になった経緯など、それを知る事で作家さんの作品の特徴に”なるほど!”と納得するものがあり、他誌の特集に比べ毎度訴えていますがとても興味深いです。
マンガからバンドへ、そ…

3

花丸漫画 Vol.8 コミック

ビックリしたな、のリバと女装攻め☆

今月号の表紙は羽生山へび子さんの前回からはじまった新連載の登場人物達♪
ロックンロールなトラックのドライバーヒデと、彼の車に押しかけて来たヤクザの愛人(?)朝倉と、ベース弾きのトミーの珍道中?
と思いきや、何だか切なさ迫る展開をいきなり見せていよいよこの先どうなるんだ?
エッチはないけど、思わせぶりショットで笑いを取ります♪

さて、今回超ビックリ~!!だったのが、新井サチさんの【青い風…

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いじめてくれとは言ってない コミック

鷹丘モトナリ 

愛情表現間違ってる?

鷹丘モトナリさんの久しぶりの高校生ものが表題となってます。
最近アダルティな表紙が多かった気がするので、一見同じ作家さん?ってちょっと表紙をまじまじとみてしまいました(汗)
そして、同時掲載には1本ひょっとして初めて?のファンタジーもの。人外が出てまいりますが、カプリングは人間同士。
3本目はビックリするようなギャップのある会社員モノ。
3作品ともキャラクターのタイプも設定も全部違っていて…

2

ふしだらなお兄さん コミック

楢崎壮太 

ただれた大人は純真にあこがれる

ちょっとエッチなイメージのする題名ですが、コメディタッチの愉快なお話。
ビッチ系の保育士が、高校時代見ているだけでいいという片思いをしていた相手と再会して、というお話はこの保育士のキャラの動きが軽妙で、意外な純真さを見せたかと思うと襲い受けをしてみたり、ちょっぴり可愛いかも?と思える憎めない愛するべきビッチ君に仕上がっていました。
そんなコミカル作品の同時収録は、ダークでドロっとした復讐劇。

1

初恋のセオリー コミック

RINO 

思わずかわいい天然ノンケ☆

ゲイ×ノンケものにまさか、こんな天然が用意されていたとは!
最初は好みじゃなかったのに、懐かれて、可愛いじゃないか、になってしまったゲイが、無防備なノンケに翻弄されて一見クールなのにあたふたする様が小気味よいテンポで展開されました。
このノンケなかなかやるな、おぬし(笑)
何も知らないが故の怖いモノなしでしょうかw
面白かったデスよ♪

転勤で越してきた水嶋は、1か月前にお土産にもらっ…

0

だってまおうさまは彼が嫌い コミック

山田2丁目 

いい人面の魔王と、魔王面の勇者w

お久しぶりの山田2丁目作品は、勇者と魔王なんてゲームの世界の設定のようでありながら、実は庶民的だったり。
何と言っても魔王がちょい貧乏の何でも屋で、勇者は会社の社長。
魔王がいい人っぽくて、勇者が魔王っぽい外見をしていたり。
また性格も魔王になんてなりたくないと否定的な魔王であって、勇者は魔王になりたかったとか。
その持つ特性は、受け継ぐ血から魔王は人を下僕化してしまう能力が、
勇者は人…

3

ふしぎなともだち コミック

新井煮干し子 

ありがとう

OPERA掲載時から注目して、大好きだったお話が1冊に!
本編後の描き下ろしが入って、ラブ甘を魅せてくれてはいるけれど、彼らなりのマイペースでした(笑)
この話の何がいいって、二人の距離感です。
主人公の片方、由岐は同人活動でエロマンガを描いてはイベントに参加し、大学は自主休講しちゃうような本物のがっつりオタクです。
もう片方の和は、お洒落な男子でオタクへの偏見のない間口の広い男子です。

10

花追い人 コミック

モモ花 

6つの花束に寄せて

主人公達の泣き顔が印象的なイメージがある作家さん。
今回もピュアな6本の短編が表題の「花追い人」にかけて、各話の後に花言葉を添えて演出してありました。
1冊をとおして、ちょっぴり胸にチクっと痛いものもありながら後でよかったね、ってあったかい気持ちになれる作品ばかりだと思います。
短編ばかりのせいか、1冊展開のものに比べてとても読みやすくポイントが明確なので伝わりやすいのかもしれません。
何…

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