茶鬼さんのレビュー一覧

犬との日々 コミック

水名瀬雅良 

後出しジャンケン

今回の属性はワンコですが、犬は犬でもワンコです。
ドーベルマン?というより~秋田犬って感じかな?
淡々と、ちょっと切な目で進行するお話なんですが、まあこれは仕方ないといえば仕方ない、物語を面白く見せるための王道展開パターンではあると思うのですが、
意味深なシーンを前半部で見せながら、実はそれはヒントでもあり引掛けで、そのネタ明かしが「後出しジャンケンなのかーーー!」
と、まあ、これにしてや…

6

恋はしたたかに コミック

菊屋きく子 

いつのまにかの独占欲

最近短編が多かった菊屋さんの新刊は久々の中編で、かなり読み応えあり!
ミイラ取りがミイラになるおはなしでもあったと思うのですが、その過程が何だかユニークで、と、いうより。
これはひょっとして受けちゃんの天然風味のキャラクターゆえ?
いつも菊屋作品を評する時に「意地悪な腹黒な目つき」が魅力的と書く事が多いのですが、今回の表題は、たしかにきっかけは”据え膳食わぬは~”的なちょっぴり腹黒風味の始ま…

3

アンバランスなネオンサイン コミック

京山あつき 

嘘から出たマコト、さいこー!

この萌え萌えを、この胸を掴んで離さないギュンギュンを、この熱い想いを、オイラは叫びたいーーー♪
って、自分が歌ってしまってどうするんだって、ほどにもうっ!「たまんないっ!」としか言い様がないのですが、言葉にできないーーー♪
この一冊、本編から作者さんのあとがきまで、隅から隅まで120%堪能できます。

で、本題・・・何がこんなにゴロンゴロンと人間モップになって身悶えているかというと、そうき…

8

発情オオカミ君愛を叫ぶ コミック

碗島子 

ある意味”ニュータイプ”な社長

このカラー表紙、案外地味です。
だけど中を開くとそこには・・・とても素敵な世界が待っていた!?
中の絵柄は、帯に描かれているような絵柄で、白っぽい画面の中、多用されない黒のトーンがとても印象的に、何故か吸い付くようなもっちり感を感じる絵なのです(個人的感想です)
パターンとしては、どれも片方が想いを持っていて片方がほだされるという展開なのは同じなのですが、だけど、そのキャラクターのそのアプロ…

7

ふたごっぱい コミック

越谷みなみ 

豆乳しゃぶしゃぶ!!!

全く背徳感のない、とても愉快な双子モノ☆
えっちなんだけど、エロエロでエッチってやつじゃないんです。
シチュが”エッチィ”というもので、こういうもののほうがエロエロよりエロく見せるマジックという、何か見せ方上手いよね♪って作品なんです。
一番叫びだしそうになったのが【豆乳しゃぶしゃぶ】ーーーー!!
どうしよう、これからお鍋が定番のシーズンだけど、このお鍋を見るたびにニヤニヤしなくちゃいけな…

4

迷い猫と恋のあしあと コミック

椿 

王道路線でした

先生と生徒、わりと全うに進行してこれと行った目新しさはそんなに感じませんでした。
ただ、絵がきれいなので、目を引くものがあります。

初等部のとき転校した学校の高等部へ戻ってきた主人公の心。
彼は自分が名付け親になった野良猫の「ちゃんこ」を探しに庭に出たとき、保険医の柊と出会います。
彼もまた猫の名前を自分しかしらないはずなのに「ちゃんこ」と呼んでいて。
実は、この猫を見つけ名前をつけ…

3

間宮書店の秘めごと(表題作 episode1、2 草太くんと太郎くん) コミック

星た 

あこがれのホモ書店♪

駅から徒歩5分の小型店舗の間宮書店を舞台にした、3カプ出来上がるおはなし。
電子配信ものだと、つい軽いイメージがついてくるんですがそんなイメージを払拭する作品でした。
それぞれに登場するキャラクターも特徴的で、とっても好感度が高いです。

【草太くんと太郎くん】
新人バイトの草太くんは太郎くんにアプローチしまくって迷惑がられてるんですが、友達がいない太郎くんは、そうやって絡んできたり、好…

1

秘密は夜にうまれてる(表題作 リア充ごっこ) コミック

茨芽ヒサ 

痛いけど、ものすごく印象的です!

松本ケンタローさんとかたりらびーさんみたいな印象的な絵柄の作家さんです。
表題はなく、配信されていた漫画2シリーズと、描き下ろしで構成されています。
この2シリーズ、登場人物の性格が痛い設定があり、もう痛いよー辛いよーと読んでいて苦しくなるのですが、そこに正しいか間違っているか、でも救いのあるラストが待っています。
そういう意味で考えさせられながら読んでしまいます。
絵柄も物語も非常に個性…

6

ストロボスコープ コミック

ヤマシタトモコ 

ヤマシタトモコの過去と未来

3年ぶりの単行本というこだが、昨年頃からボツボツと単発掲載をされ始めて、このたび他紙であるが連載が始まったことからも、凱旋的意味合いの単行本なのかもしれませんね。
そういう意味で、この本は過去と現在が混在して、彼女の変遷を見るようです。
エッセイ漫画の中にも当然含まれていて、そこの中で彼女のbl感が語られるときに、今年OnBLUEで見た、先日BLTで見た、彼女のいんたびゅーの文面が思い出される…

6

このBLがやばい! 2013年度版 コミック

ネクストF編集部 

全然やばくないて!

毎年「このBLがやばい」って出るけど、全然やばくないの。
なぜって、自分の好きな作品が自分の中では一番に決まっているから!
それがこの本で何位であろうと知ったこっちゃない。
とりま、投票とか参加はするけれどいいの。ランキングなんか。
帯がやばかろうが、重大ニュースだろうが、
じゃ、なぜこんな本買うんだ?と言われたら

だってー明日美子ちゃんとくもはるちゃんがたった2ページでも載ってる…

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