茶鬼さんのレビュー一覧

もっと甘く抱きよせて 小説

黒崎あつし  小鳩めばる 

超おバカ受け登場

小鳩めばるさんの可愛らしい表紙についついフラフラっと・・・
でも、お話にとっても合っている絵なんで、正に表紙から察することできるイメージそのまんまのお話です。
それにしても、こんな前向きのおバカ(子供とも言う)受けは自分的に初めてであったかもです。

母親に育児放棄され、母親の男に性的暴力を受け、それでも健気に生きてきた司が、母親に追い出されボロボロになっているところを拾われたのがクラブオ…

0

羊とオオカミの理由 小説

杉原理生  竹美家らら 

ブラコンの二通り

ちょっと甘くて切ないというイメージの杉原作品ですが、本作は切なさ少なめ、玩具メーカー勤務の”ぬいぐるみ王子”が主役なので、子供の出演もあいまってほっこりしたお話になっています。
いつも可愛らし目の絵が付く杉原作品ですが、今回もふんわりが印象的な竹美家さんの絵が雰囲気にぴったりでした。

お話は早くに母親を失くし、父と二人暮らしで淋しい思いをしていた章彦が11歳の時、父の再婚で義母と9歳年下の…

2

スケルトン・ハート 小説

いつき朔夜  あじみね朔生 

理系らしくボルトとナット

神にしようか萌えにしようか、ものすごく悩むほど久々の大ヒット萌え作品でした。
感動という部分も多少あるにしろ、エチが萌えたんですよっ!
32歳が失神しているところに、思わず体中をみたいとライトを照らして、よーく観察する23歳初体験男子。
しまいには欲情してきてしまって、乳首で擦って汚しちゃう~♪その素直な欲望ぶりにwww
そして、自分の本音をさらけだして、怖がらないでもっとして欲しいという…

5

ご主人様と庭師 小説

李丘那岐  麻生ミツ晃 

ベビーフェイスのソフトマッチョに地下足袋絵が萌えです

ご主人と庭師といえば最近なら某茅島氏を、古くは森番ですがチャタレイ夫人、というように、題名だけでも萌えを誘うような、でも表紙絵は麻生さんの爽やかな色気絵に、淫靡さはないのよね、きっと、、とは思いましたが・・・
作者の李丘さんが後書きで書かれているように、当社比(?)でもエチシーンが多かったとは思うのですが、全然エロティックじゃないんです。
切なかったり、ちょっと悲しかったり、心が通い合った最後…

0

匣男 小説

剛しいら  吉村正 

これもある種のフェティシズム

「匣男」(はこおとこ)と読みます。
何やら乱歩の「人間椅子」を連想してしまう淫靡な題名♪
果たしてその中身は・・・オオー!ビックリデェース!!
なにやらヘンタイの匂いもプンプンさせながら、そこに執着やらトラウマも入って丸きりの二人だけの世界。

旧財閥系の家に育った為に、周囲の期待に添えずに幼いころから閉所での閉塞感に安息を見つける風宮。
その風宮を幼いころから見続け、唯一の理解者たる…

2

ネメシス 小説

山藍紫姫子  ライトグラフII 

久々の二輪ざしプレイと、新たなる展開の始まりに注目でした!

死刑が廃止になった近未来を舞台にした「背徳の聖者たち」から始まったこのシリーズも5冊目を迎えましたが、毎回飽きることのないエロスと事件が主人公達に展開されます。

死刑が廃止になった為、犯罪被害者や遺族の為に秘密裏に、国から認められて同罪報復で私刑を行う秘密組織タリオ。
その総帥四ノ宮の実子で組織№2の鷹司と恋人になった四ノ宮の養子でタリオ幹部の桜庭那臣。
今回の作品で特に思ったのが、桜庭…

2

天使の眠る森 小説

とおやま香住  南田チュン 

エロな天使、驚きのラスト

表紙からも見てわかる通りに天使モノのお話。
まるでM社のマークのようなアングルの天使に、カラーイラストに、ショタを感じてしまうのですが、天使はどちらの存在でもなく、地上に降りた時、雌雄どちらにも変体できるという設定なんで、そこは突っ込まず、ショタエロ風味を味わいたい方にもおオススメです。

ある人間を見守る為に地上に降りてきた天使・ルカが、鳥の姿の時に銃で撃たれ、怪我をした為に、その見守るは…

0

Ecstasy -白衣の情炎- 小説

日向唯稀  水貴はすの 

ホモホモ病院シリーズでっす!

いやはや、このドクターシリーズも早9冊目!
もう辞めようと思いつつも、ついつい読んでしまうのはこの病院の、登場人物達が気になるからなんですが・・・
この巻だけでも全然大丈夫です。
ついに今回は、中でも決して美男とは言い難い男前で、恋愛にちょっと縁遠い無骨ものの先生がとうとう仲間入り♪
この東都医大病院はホモホモ病院で、スタッフから患者まで、ホモ容認、男嫁歓迎!っていう設定がいいですよね。

2

たまには恋でも 小説

渡海奈穂  佐倉ハイジ 

萌えは恋愛になるのか

オタクがテーマの中々に不思議な話でした。
ううーん、これでいいのか?これでいいのだ。みたいな結末に、本当不思議な気持ちであります(笑)

黒ぶちに眼鏡に地味な服装で会社ではシステム開発の仕事をしている岡崎は、その見た目から女子に”オタク”発言をされていて。
当人も漫画やファンタジーの小説が好きなんで「オタクかな~」みたいには思っていたのです。
その岡崎と仕事で絡むことが多い椋本は、日ごろ…

3

燃ゆる恋 小説

飛沢杏  小山田あみ 

とらわれ過ぎて、怖がりすぎて、本音を言えない彼らがもどかしかった。

「切なさに誰もが号泣した超話題作が登場!」この煽り文句そそられました。
確かに切なさは迫ってきます。

予備校教師の瑞穂の恋人である画家の広之には、幼なじみでずっと仲のよい、何かと気にかけて一緒にいる和音という存在がいます。
瑞穂は高校で彼らと一緒になり、それ以来3人は友人としてやってきていたのですが、大学に入る時に広之と恋人に。
しかし、広之が何かと和音を優先する姿に、自分は和音の身代…

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