茶鬼さんのレビュー一覧

春の雪 コミック

モモ花 

その優しさはあなた限定

作者さんの初コミックだそうです。
webでこの作品の主人公達のその後の4コマ漫画を掲載されているそうですが、知りませんでした。
まるで表紙の絵のようにほんわりとあったかくてキュンとして、子連れモノとしては(BLとしても)王道路線かもしれません。
別に受けが男じゃなくてもいいんじゃない?見た目も女性っぽいし、、
などという読者の危惧は物語の後半で、やはり王道展開によって男同志であることの苦し…

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パンチドランカー コミック

ツトム 

意外な面白さ!!

最初そんなに期待してなかったんです。
表紙の絵を見るとやんちゃそうだし、ひょっとして勢いのティーンズ物語なのかと・・・
あらすじも見てなかったのでよもや兄弟モノだとも思わずに・・・そんな期待をしていなかったのがよかったのか、それを裏切る丁寧さと優しさとキュンする物語に、目が離せなくなりました。
先入観なしで是非よんでみてもらいたいマンガです!!

ケンカっぱやい、すぐ手が出る性格からプロ…

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恋と刑事 コミック

西田ヒガシ 

さわやかな甘さ

やっぱり外れない、外さない、今回もやられた!って感じです。
ツンデレキャリアがよかったなー。
なんだろう、すごい可愛いんですよ!
キャラも可愛いんだけど、二人のやりとりが、恋愛への態度が、この可愛さは西田作品ならではの可愛さで、普通の可愛いとはちょっと違う?
言葉が上手く出て来ないな~。

事件を追って怪我をした為に事件捜査でない安全課配属になり、夜回りをしている時に出会った警官の土田…

4

ストロベリー・デカダン EternityⅢ 3 コミック

本橋馨子 

テーマは永遠の愛

ベタコテに濃ゆ~い男達の愛の話もいよいよラストです!
さすが最終巻。
そして、長年に渡り執筆されてきただけあって実にいいエンディングを迎えることができたと思います。
1巻を初めて見た時には、ギョエー!みたいな宝塚風の絵も(w)すっかり見慣れてしまって、むしろ何か病みつきになるというか、最近あっさり可愛い系の絵が主流だから逆にこんなくどいものも美味しいですのよ☆
実に6年かかっての完結ですか…

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ストロベリー・デカダン EternityⅡ 2 コミック

本橋馨子 

激しい執着と拒絶

コテッコテのジェットコースターラブロマンス?
もう、気持ちは決まっているのに、「太郎ちゃん」という存在の為に一つになれない主人公の花ちゃんと高顕に、どれだけヤキモキしてつっこみたくなることか。
また、これが読者としての醍醐味と快感なんですがw←ドSとMが同時に味わえるww

追い詰められた妻が事故で亡くなってしまった事からもう誰も愛さないと花ちゃんの元を去った高顕。
しかし、花ちゃんの脚…

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ストロベリー・デカダン Eternity 1 コミック

本橋馨子 

ザ・少女漫画☆

いっやー、濃いです!濃ゆいです!!超濃ゆいですっ!!!
まるで宝塚かと思うようなバサバサまつ毛に、今どき(!?)瞳に星がぁ~!!!
しかも、セレブと芸能界設定なんで登場人物達のきらびやかなかなこと、マブシー!!
お話も超ドラマチック仕立てで、フォアグラ食べさせられてるみたいですが、これが胸ヤケしないんですよ!
多分、若いお嬢様方にはちょっと、、な絵と世界かもしれないけれど80~90年代の少…

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「銀杏と男」 ビーボーイノベルズそれでも愛してる書き下ろしショートストーリー 特典

ほどよい距離

最初の出会いから5年後の二人です。
相変わらず生活がだらしない(やりっぱなしとかそういう)辻なんだけど、放浪癖があって、いつも一緒にいられるわけじゃないから、ブツブツと文句を言う有田はまるでお母さん(w)みたいだけど、そこはかとなく、落ち着いたなごやかな雰囲気が漂う。
でもそれが、ふとした瞬間に甘い時に変わるのですが、何だかこの空気感が実にうまく伝わってくる。
離れすぎずくっつきすぎず、辻は…

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倒錯者Aの告白 小説

綺月陣  榎本 

サディストなのにヘタレでMなおやじ

一体何が”倒錯”なんだ?と興味津津な題名ですし、作者が綺月さんなんでちょっと期待しちゃいますよね。
この本は自分にとっても萌え満載でした。
自分の破壊的な容赦ない性癖が怖くてかつて関係して殺しそうになった相手から逃げ回るサディストなのにヘタレなおやじ。
そして方や、地位も名声も美貌も持つモデルで会社社長も兼ねる、過去そのおやじと関係した女王様のようなマゾヒスト青年の、殺されてもいいほどにオヤ…

4

蝶尾 コミック

トジツキハジメ 

表題が圧倒的です

今回のこの本、トジツキ作品の最近の傾向であるB系男子の割合としっとり具合とがいいバランスで混在して、居心地のよい一冊になっている。
ともすれば全て恋愛未満の愛情のものばかりのお話なのだが、執着の愛情、というものが色々なパターンで表現されているのでは?と見えた。

表題は実に幻想的。
きっと本仁戻さんの作品になれば耽美の世界と言ってしまいそうなのだが、トジツキさんが描くと主人公が幻想作家とい…

3

ミステリー作家串田寥生の考察 小説

夜光花  高階佑 

喰えない男だぜ、全く

『眠る劣情』で実においしいとこ取りをしていったアテ馬役だったミステリー作家が主人公の本作。
前作もそうだったけど、やっぱりこいつは・・・・喰えない男だよ~
性格が性格だけに、この本は恋愛は薄くミステリーと謎解きに重点をおいてます。

ゲイの編集者神凪の担当作家串田は、実は神凪の好みのタイプ。
だけどゲイであることも隠して担当として、飄々とした串田に振り回されている。
そんな時、次回作の…

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