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乙里玲太朗
乱菊
デビューコミックスはショタものだったという、乙里玲太朗2冊目のコミックス。 今回は高校生・大学生・リーマンなど、ごくごく普通のラインナップ。 実は雑誌で初めて読んだ時から、BLと言うよりもほんのりゲイの匂いがしていた記憶があるのだが、あの丸っこい顔と、やや肉感的な体つきがモノホンを思わせるのか。 あとがきによると、エロシーンが苦手な作者のために編集部がゲイビデを進呈したようだが、それを参考に…
みなみ遥
リブレからの初みなみ作品。 と言っても、レーベルはビーボーイコミックスなので、トーンやノリはまるで変わらない。 今回は短編が色々詰まった1冊となっている。 表題作はエリートサラリーマンと出張ホストくんのお話。 ホストくんが部屋番号を間違えてやってきたのがきっかけで、リーマンはそのホストくんの巨根に一目惚れ・・・という、みなみさんらしい相変わらずの展開だ。 しかし25歳で高給取りのエリ…
これまでは短編収録が中心の構成だったが、今回はほぼ丸ごと表題作。 みなみ遥お得意の学園・セレブ・メンバー総ホモ(1組ハッキリと判明はしなかった2人はいるが)の黄金パターンの1冊である。 とにかくこの本は描写がいちいちヤラシー!と言える。 この辺り以降から、みなみ作品のエロは脂がのってきているような気がする。 表題作は大学の写真同好会内での恋愛模様を描いた作品。 ムッツリお坊ちゃま・篠…
前作の「最果ての君へ」は珍しくシリアスだったのだが、今回は元通りのみなみ節。 と言っても、エロが確実にパワーアップしている。 そして絵も安定しているのでとても美麗で読みやすい。 表題作はデザイナー×大学生。 モデルの依頼をされた大学生の凪紗が、官能教育という名目でデザイナーの久我に色々とセクハラをされると言う、非常にエロおいしい設定だ。 久我を好きだった元スタッフ(♂)の逆恨みで、衣…
サクラサクヤ
サクラサクヤの2冊目のコミックスになる。 これは初回分を雑誌で読んだ時から好きで、全て追っていたのだが、不定期掲載だったためコミックスになるのは随分先だろうと思い、発売をとても心待ちにしていた。 初回限定版は小冊子付きなので、ぜひ今の内にこちらを入手してほしい。 ストーリーは少々(相当?)強引である。 勤めていた会社が抱えた債務を、社員が支払う義務は常識的に考えてもないのだが、乗り込ん…
みなみ作品では非常に珍しいシリアスストーリー。 これだけを読めば、なんだみなみ遥ってせつない系?などと、きっと勘違いしてしまうと思う。 大体みなみさんと言えばイメージはピンクなのだが、このお話に関してはブルーといった雰囲気だ。 著者作品を全て読んでいる読者だったら、きっとこの作品だけやや異色なのが分かるだろう。 いつものスチャラカストーリーとは一転、今回は一応(?)筋らしいものが用意さ…
ビブロスからは著者2冊目のコミックスで、初出は約7年ほど前のものになる。 とにかくすごい。 すごかった。 揃いも揃ってこの恐ろしいほどの貞操観念のなさは何なのだろう、と一瞬目を疑うが・・そう言えばみなみワールドでそんなことは大きな問題ではなかった。 表題作は英語教師×生徒。 教師の初授業の日に校内で早速おっぱじめている。 まだこれはマシな方で、その他短編の「IN MY ROOM」は…
みなみ遥のビブロスからの初コミックスとなる。 古いもので10年くらい前の作品が収録されているので、絵は今と比べてややロリっぽい。 しかしお気軽エッチに走るノリは、あまり今と変わらない。 すぐに登場人物たちはアハーンとなってしまうし、男同士という悩みもなければ背徳感もない。 第一印象が『いいカラダ・・・カッコいい(はあと)』であるから、当時からシモの緩さはBL界でもダントツと言えるかもしれな…
水原とほる 水名瀬雅良
「徒花(あだばな)」とは・・・ ・咲いても実を結ばずに散る花。むだ花。 ・季節はずれに咲く花。 ・はかなく散る桜花。あだざくら。 タイトルが好きだ、とまず思った。 そして読み進むにつれて「徒花」の持つ意味と登場人物たちの人生が重なり、何とも言えず切ない気持ちになった。 サラリーマンの佐伯和彦は、高校時代に想いを寄せていた赤澤修と、偶然に9年振りの再会を果たす。 赤澤は暴力…
藤本ハルキ
たまに雑誌で見かけていたような気がするが、まとまったものを読むのは初めての作家。 お話は割と唐突だが、短編なのでこういう切り口もアリかなといった感じだ。 表題作は元カレの友人×塾講師。 受けは典型的なツンデレで、普段は悪態ばかりついているくせににベッドの上ではアハーンという、実に分かりやすい設定だった。 しかも相当ラブラブでハッピーエンド。 ああ王道って安心して読めるな、と思える一作…