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4/5(合計:41件)
明治カナ子
乱菊
「三村家の息子」シリーズ最終巻。 息苦しかった「三村家の息子」、胸が痛かった「出来の悪い子」、そしてシリーズ3作目にあたる「生まれ星」で弓と敏夫の片想いはやっと終わる。 都会での一人暮らしに馴染めず、食事も不規則になり、加えて敏夫に距離を置かれた事にショックを受けつつ、郷里に帰省した弓。 その姿は彼の母親が「こっちに居る間に太らせなきゃ」と思うほど、手までやせ細っていて、見るも痛々しい感…
遠野春日 史堂櫂
久しぶりに読んでいて「楽しい!」と思える作品に出会った。 本作自体は絶版中だが、遠野春日のデビュー10周年を記念して「花音DX」誌上で麻々原絵里依にてコミカライズされたものが連載されているので、こちらからでもぜひ読んでいただきたい。 遅まきながらあちこちに薦めてみたくて仕方のない心境(´∀`*) お話は非常にシンプルな造りで、資産家の両親が不慮の事故で急逝し、名家の若き当主となった茅島澄…
菅野彰 二宮悦巳
今回は晴天シリーズの中で一番BLらしいお話かもしれない。 付き合い始めて半年の勇太×真弓カプのちょっとした痴話喧嘩を軸に、真弓の初恋の人やら勇太の秘密のバイトなどのエピソードを交えて、全体的に明るいトーンで進行する。 熱愛期の勇太と真弓。 いつでもどこでもベッタリで、きっと大河の血圧は上昇しっぱなしなんだろうが、当の本人たちはどこ吹く風でいちゃいちゃラブラブの日々・・・かと思っていたの…
明治カナ子の絵と言うと、失礼ながら正直上手いとは思わないのだけども、無性に好きだったりする。 いわゆる美麗で緻密なタッチではないくせに、どうも引き込まれる。 これはお話作りが上手なのか、それともやはりあの絵にチカラがあるからなのか。 はたまた濡れ場がエロいからなのか(笑) 濃い絵じゃないはずなんだけど、濃度が高いと言うか、熱と湿り気を帯びたような、そんな印象を受けた作品群だった。 表…
前作でめでたく庭師の彼に、屋敷へ住まわせることを納得させた茅島氏。 これは氏の溢れるような情熱に彼が折れたのであって、決して金と権力と我儘にモノをいわせた結果ではない・・・はず(笑) とにもかくにも2人は(たまには些細な喧嘩をするけども)順調に関係を築きつつあり、英国庭園にまつわるエピソードから英国旅行編とお話は進む。 今回メインとなるのは彼が主導権を握るその英国旅行部分で、イングリッシ…
高岡ミズミ 御園えりい
原作小説が9巻まで出ていた「可愛いひと。」シリーズ。 もともとハイランドから出版されていたものなので入手が難しいかったが、現在は新装版がルチル文庫より順次刊行されている。 そしてコミックスも同じく絶版中だったのだが、リンクスコレクションから描き下ろしなどを追加して今回発行された。 このシリーズ、コミックス版から入ったのだが、すぐに原作小説が読みたくなってしまった。 作画の御園えりいは正…
星野リリィ
前作「花嫁くん」の続編。 今回は前作よりも20年ほど時が流れた艸田(そうだ)家が舞台。 慎二の兄の子供である甥っ子・律と、その嫁である分家の公一郎のお話だ。 相も変わらず艸田家のしきたり「長男夫婦に産まれた子が男の子だった場合には次男以下の男子は同性と結婚する」は守られており、次男の律も年下の高校生・公一郎を嫁にもらうことになる。 叔父夫婦は紆余曲折の末、今も上手くいっているようだが、これ…
菅野彰の同名小説のコミックス化で、もちろん作画は原作で挿絵を担当していた二宮悦巳。 あらすじを読んだだけではただの大家族ものラブコメに見えるのだが(いやそうでもあるのだが)、意外と深く重いテーマを含んだ作品でもあったりする。 東京の下町・竜頭町。 ここに暮らす帯刀家は1女4男+犬という大所帯。 ある日のこと長女・志麻が結婚したという知らせと共に、長男・大河の高校時代の同級生である阿蘇芳…
麻生海
このコミックスのみがオリジナルであり、基本的に原作付きの漫画を描く人という印象が強い麻生海。 私はゲームの原画で何作か楽しませてもらったのだが、この方わりと地味な位置にいるように感じる。 しかしよくよく読めば、実はそこはかとないエロさがあり、意外とオススメだったりするんだけども。 表題作は元同級生という間柄の2人が主役。 学生時代、歪な繋がりを持っていた小野と竹林が、8年経った後にまた…
ヒマワリソウヤ(日輪早夜)
1巻がかなり中途半端なところで終わっていたため、すぐさま手に取った第2巻。 あとがきによると作者のページ配分ミスだったらしいが、逆に気になって仕方がなかったので、それはそれで良かったのかもしれないのかも。 まあ結果オーライということで。 2巻は野伏せりたちの拘束から解放され、改めて互いの存在の大きさを知る水生と鷹景が愛を確かめ合うところから。 やはりこれが1巻の最後に入るべきだろう(笑…