葡萄瓜さんのレビュー一覧

紅蓮のくちづけ染模様恩愛御書 小説

深山くのえ  西炯子 

只、凛とした恋がある

美しさの片鱗に惹かれあった二人が互いを
深く知る内に高めあい、紅蓮に包まれたまま
二人で直走って行く。劣情故にではなく、「義」故に。

只凛とした恋に急かされるのなら、それもまた
一つの在り方でしょう。

3

スクエア+スクランブル コミック

天堂まひる 

過程をお楽しみ下さい

評者は作品情報を書きこむ際、出来る限り受攻の氏名を
記す事を信条にしています。
それもまた作品を探す手掛かりとなるからです。
しかし、この作品に就いては敢えて攻の名前を記さずに情報を
入力しました。大きくネタバレに関係すると思われますので。

天真爛漫を通り越して天然ボケの域に入りそうな受の仁夢(ひとむ)。
彼がバスケットを始めたのはバスケット部の四天王の仲間入りを
したかったから…

0

好きなものは好きだからしょうがない!!FIRST LIMIT 小説

沢城利穂  つたえゆず 

実は緻密

十八禁BLゲーム「好きなものは好きだからしょうがない!!」の
ノベライズ作品。
ゲームのノベライズと言うと退屈になりがちな印象があるのですが、
この一冊はしっかりとした歯応えがあります。
ゲームの要素がさりげなく漏れが無い様に盛り込まれているのですね。
ゲーム関連のファンアイテムとしてだけではなく、独立した小説として
読むにも良い歯応えが生まれているかと思われます。

0

真綿の王国(1) コミック

南野ましろ 

始末に困る甘さです

無自覚に甘い恋愛と言うのは兎角傍迷惑なもので
ございます。いっそ自覚した上で確信犯的に甘さを
ぶちまけてくれれば廻りもああ仕方ないと対処出来
ようものの、無自覚の場合余波が不意打ちで参り
ますから回避するのが相当に難しい。

そう言う訳でウサギのぬいぐるみ時々人間の麦太と
その所有者・殿上徹太の傍迷惑暴走恋愛模様、
開幕でございます。

1

Steal Moon 2 コミック

立野真琴 

お見事

SFと言う環境設定が佳境になると同時にBLとしての濃度も
上がってくるという非常に贅沢な作品に仕上がりました。
謎の部分も多少はありますが、それは読者それぞれで補完
すべき部分なのでしょう。

BL作品の要素は、一つだけではないのです。

1

Steal Moon 1 コミック

立野真琴 

程好いバランス

ストリートファイトのチャンプだった望が謎の無頼漢・コヨーテに
負け彼に従った瞬間から物語は始まります。
望が覗き部屋の部屋子とされてしまい云々…と言うBL要素を
織り込む一方、主人公達を取り囲む環境設定にも手抜かりは
一切なし。SF風味のBLではなく、BL要素もあるSFと言う感に
なっています。
………描き出し方が艶っぽいですね、一々。

0

青い羊の夢 コミック

立野真琴 

制限速度内

以前は一冊丸々白泉社・花とゆめコミックスに収録されていた
この作品。その制限の中できちんとBLの勘所を押さえているのは
作家さんの力量の為し得る業でしょう。

界が異性ではなくラーティを相手に選んだ理由、それこそが
この物語をBLに仕立てている要素です。

「青い羊の夢」前後編とその後日譚である「2」を収録。

1

ものがたりのこれから コミック

松下キック 

両極端の味わい

恐らくこの一冊はレビュアーによって評価が極端に
分かれるのではないだろうか、と愚考します。
筋書きは難解ではありません。どちらかと言えば
シンプルで判り易い方かと思われます。
問題は醸し出される空気の方でしょう。

繰り返し読んで行く内に、じわりと滲み出てくる
種類の面白味を多分に含んだ一冊かと思われ
ます。カバー下に居る表題作の攻の微笑みの様に。

4

マフィアREVOLUTION!!(アンソロジー著者他複数) コミック

黎明期の稀少品

リボーンアンソロジーとしては最初期の頃のものであります。
発行年(2005年)の8月でリボーンアンソロジーがまだ20冊と
いう段階の中での一冊ですから稀少なものです。
アニメ化される前に発行されたものですので温度差を感じる
方もおいででしょうが、これもまた時代の一頁という事で。
この一冊があったからこそ、現在のリボーンアンソロジーが
200冊近くになる状況が出来た訳でもあります。

1
二次創作

ファミリー★フェスタmassimo(アンソロジー著者他複数) コミック

拡大しつつある中で

収録作品の殆どは原典アニメ化前のものと思われます。
それでも熱いですね。ジャンルに対する愛が激しいです。
実際の所、アンソロジーの発行点数から見る限りでは
ジャンルの勢いは今程ではなかったのだろうと推測されます。
この頃でアンソロジーの冊数が30冊未満でございましたから。
ここで頑張った人達が、後に影響を与えているのでしょう。

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