葡萄瓜さんのレビュー一覧

ひよっこ王子様 コミック

奥山ぷく 

やわらかなパズル

舞台装置もキャラクター配置も王道だけど
殆どのキャラクターの性格が常道から
外れていると言うギャップが軽やかでも
しっかりした味わいを醸し出している、と
受け止めました。
表紙と本文のギャップにまず驚いて展開で
更にビックリという調子ですかね。
本当にごく一部のモブを除いては善人しか
登場しない物語ですので安心感がありますね。
そこを長所と見るか短所とみるかで読み終えた時の
味…

1

火傷と爪痕 コミック

雨隠ギド 

持て余す男

正直なところを言えば評者はこの受も攻も
知人にしたくないです。
こう言う人達ってのは周囲を巻き込むだけ
巻き込んでおいて自分達だけちゃっかり
何処かの鞘に収まって、そしてこっちの骨折りを
キョトンとした顔で眺めているものですから。
そう言う事なので関わりたくないですよと無視できれば
こっちの人生は平穏そのものなんでしょうけど…
どうもどこかで惹き寄せられてしまうんですね。
受も攻…

2

あにだん ~アニマル系男子~ (表題作 彼パン) 小説

浅見茉莉  みずかねりょう 

してやられたり!

このご時世にイロモノBL小説を出すとは
随分剛毅な方もいらっしゃる…と感心半分
呆れ半分で手に取りさてとページをめくった
訳ですが…。
ただのイロモノではなくて要素をしっかり
織り込んだ折り目正しいラブコメだったんで
まあページが進むこと進むこと。

ただ要素を詰め込みましたネタを消化しましたと
いう話なら評者は中立を通り越して黙殺する所です。
嫌な理由を詳細に書く時間が惜しい…

4

【18禁・数量限定本】PINK GOLD 6 コミック

嗚呼…嗚呼……

本の内容に触れる前に装丁について一言
言わざるを得ないのはどなたも同じなので
しょうか。
裏表紙の見返しに書かれた一文から察するに、
今回は秘密のパーティー用のクラッチバッグを
意識したものの様ですが…製本という意味合いでの
装丁に凝りたいのであればもう少し読める装丁に
して戴きたく。
表見返しをほぼ3面使った魅せる工夫の美麗さには
感心しますが、これとても開き癖折り癖がついたら…

8

アドリアン・イングリッシュ(4) 海賊王の死 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

まったくもって

奇妙に捻じ曲がったミステリでありながら
苦味のきついロマンスでもあるこの作品。
炭に限りなく近い状態でありながら甘味を保つ
カラメルソースをかけたチーズケーキを
持て余している心持ちです。
美味しさは充分承知しているのです。
ただ、飲み下す為にはそれなりの体力も
又必要であると言うだけで。

この物語の立役者達はそれぞれ自分の爪先を
ペンにして自分と言う物語を綴っています。

2

Green Doggy Doggie コミック

中尾にわ 

あくまでメレンゲ風

何となく口当たりが良いのでサクサク読めて
しまう作品ですが、流した後で読み返してみると
結構こってりした部分があるんじゃなかろうかと
思われます。
本文で肩透かしを食らったと思ってしまった方は
カバー下をご覧ください。本文の印象が違って
来る筈です。

この物語の展開は今風とは言え特殊なものです。
番外編及びページ下以外の各挿話が掲載誌の特集の
構成要素としても存在しているので…

3

美しい獣たち 小説

秋月こお  相葉キョウコ 

まあ、確かに

今回は創刊タイトルとは一転して本体表紙が
黒と言う配色。
ただ、創刊タイトルのそれに比べ紙質が…と
言う一抹の不満が生じたのは残念な事です。

さて、本文を通して読んだ限りですが、
少なくとも邦題に偽りはないと思います。
ただ、その行間から本体表紙の紙質と
似通った不満を感じとってしまうのは
些か残念です。
ただ、その残念さはもしかしたら評者の中の
固定観念がそう言う風に誘導…

2

ネコにさよなら コミック

チョコドーナツ 

色々迷う

この一冊を通読された方は、まず自分の視点の置場と
立ち位置に戸惑うと愚考します。
正直評者もこの段階でまだ戸惑っています。

内容へ対する戸惑いはとりあえず横に措きまして。

カバーのデザインが秀逸ですね。饒舌すぎる様で
いてきちんと抑えるべき所は抑えている。
そこを踏まえてカバー下を視ると何かが掴めるかも
知れません。

振り幅をどちらかに定めて言い切って評価出来れば
楽…

9

法悦♥︎ホリデイ ~解脱なんて知らねえよ~ 小説

淡路水  小山田あみ 

どんでんどん返し

このバカップルが!!


と、言う文字列だけを投下して
色々収めたい所ではありますが、
そこはそれ、評者のいつもの流儀の範疇で
もう少し書いておきましょうかと。

実を言うと評者自身は冒頭部分で少々つまづいて
中々敷居を越えられずに居ました。
冒頭部分に通っていたものが前作に漂うものと
似通っていた、と感じたからかも知れません。
ところがそこがスルリとあるきっかけで
解け…

3

BANBA BURGER コミック

村上キャンプ 

どなたの知恵ですん?

もう既に他の方も触れておられますが…、
カバー下表1の発案者さんは年末までに
コッソリ名乗り出る様に。
まさかこう来るとはと色々吹っ飛びそうに
なりましたわ!

で、まあカバーと帯の印象からして
インパクトだけで推してゆく一冊なのかな
と思いこまされましたが、一読してみると
一転して天晴な一冊でした。
ネタバレは評者の主義ではないのですが、
敢えて言うならば少なくとも帯の惹句…

3
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