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表題作BANBA BURGER

蜂谷 妄想過多の元ボクサー現コック
番場 童顔で健気なバンババーガーオーナー

その他の収録作品

  • カバー下表紙4【裏】:あとがき

あらすじ

肉汁たっぷりジューシィーなこの恋は、
真面目な男をバカにする。

パリふわのバンズに焦げ目が最高のパティ、
それにとびきり美味しいラブのスパイス。
それがバンバ・バーガー自慢のプレート。

寡黙な元ボクサーのシェフ × 明るくてキュートな若きオーナー

バンバ・バーガーのシェフである元ボクサーの蜂谷(はちや)は
一見何を考えているのかわからない寡黙で無表情な男。
社交的な若きオーナー・番場(ばんば)はそんな蜂谷と距離を縮めたいと思っていた。
蜂谷のアメリカ修行を目前とした夜、二人は初めて飲みに出掛ける。
そして、番場は大発見をする――…
蜂谷の頭はいつでも番場への性的な妄想で埋め尽くされていた。

作品情報

作品名
BANBA BURGER
著者
村上キャンプ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS Baby comic
発売日
ISBN
9784893939890
4.3

(267)

(156)

萌々

(60)

(35)

中立

(10)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
42
得点
1135
評価数
267
平均
4.3 / 5
神率
58.4%

レビュー投稿数42

面白すぎる

ちるちるさんの作家インタビューでお見かけして、コメントの面白さなどに惹かれて購入しました。凄い。面白すぎました。これが初コミックって凄いです。

初っ端からソーセージを股間の位置に置きそれを食べてほしいと頼む攻めの蜂谷くんに、そんな蜂谷くんのことを呆れながらも咥えてあげる受けの番場くん。

いきなりギャグテイストなのですが、ストーリー展開に無理がなく二人の気持ちの変遷が丁寧に描かれています。ギャグよりの話なのかと思いきや、ゲイならではのせつなさや、好きな人に振り向いてほしい恋心なんかがきちんと描かれていてきゅんきゅんしました。

鍋のふたや目玉焼きが乳首に見えるのは分かる。でもカタカナの「ト」を見て乳首を思い浮かべるのは蜂谷くんだけだと思うよ…(爆)。
ちょい変態さんかなと思うのですが、若いから仕方ないと微笑ましい目で思えてしまうのも彼が好青年だからです。過去の辛い経験や、仕事に対する真摯な思い、番場くんへの恋心。ナイスガイでした。

対して受けの番場くんも非常に可愛らしかった。ゲイであることに対する葛藤や失恋を乗り越えて、人の痛みが分かる優しい青年でした。

あ、それと蜂谷くんは女性と絡むシーンが若干ですがあります。地雷の方はご注意を。

ギャグが素晴らしく面白いですが、カバー下にも爆笑しました。
皆さまと同じく、村上先生、レビュー書きました~~☆

17

可愛すぎる!!

2人の出会いから、じっくりじっくり丁寧に描かれていて、
本当に素敵なお話でした!
真面目すぎて一周回って妄想力ハンパないおバカになっているハッチ(攻)が
愛おしいです!笑
それと、童顔アキくん(受)の泣き顔がたまらない!

2人の気持ちがどのように揺れて、惹かれあって行くのか、
そういう部分がしっかり描かれたお話を読みたい方には全力でオススメします。
本当にイイです!

カバー下の言葉を見て、村上キャンプ先生を抱きしめたくなりました。
可愛い…

14

1本じゃ足りない・・・

まるごと1冊ひとつのお話です。

すっごく良いお話でした。
主人公二人それぞれがきちんと描かれ、どんな男性か理解したうえで
この2人だから・・・と納得できる内容です。
どんなふうに出逢い、惹かれあい認め合って信じて・・・
番場さんは明るくて可愛い人。
そして、蜂谷は口下手で無表情だけど人一倍真面目で素直な優しい人。
好きな人のことを想う姿は、その見かけによらず健気で
番場さんにフェラしてもらいたい願望がエスカレートして
「まさか本物くわえてもらうのは・・」
からの、ソーセージですかいっ?
股間にソーセージ「この位置で食ってください」はやるね、蜂谷くん。
そして食うんだね、番場さん。
そして感動で泣くんですよ蜂谷が・・・
こうしてもらうのが夢だったと言って。
そういうやつなんですよ蜂谷は。このソーセージの一件で
蜂谷って人が少しだけ、分かった気がしました。
1年間離れて暮らしたときも、少しだけ女性の影がちらついたけど
やっぱり番場さんへの想いが上回り、寂しさに耐えて
頑張りぬいた蜂谷に、感動しました。
番場さんから届いたプレゼントに喜ぶ蜂谷も可愛かったですが
蜂谷からの指輪には特別な想いがあること、番場さんの表情でわかりました。
しかしあの蜂谷がどんな顔して指輪を買ったのかちょっと見て見たかった・・

無事帰国し、同棲を始める喜びに浮足立っていた蜂谷だけど
そう思い通りにはいかず、出鼻をくじかれましたが
そんな時にも文句も言わず、自分の浅ましさを戒めるあたり
いろいろ辛い経験をしてきたからこそ、何事にも耐えられる人なんだろうと
蜂谷の人柄を勝手に想像してしまいました。
弟がいなくなり、長いこと長いことお互いに夢見てきた初めての夜。
そりゃあそりゃあラブラブですよ。
蜂谷なんて、どれだけいろんなもので妄想したかわからないんだから
目の前に本物があったら、そりゃぁもうたまんないですよね。
今まで長い時間、大好きで大好きでずっと想って来た人が
やっと自分の腕の中にしっかりと抱きしめ、その愛を確かめる二人。
だけど、やっぱり気持ちは焦ってこの離れていた分を無意識に取り戻そう
としてる二人の激しいSEXが、きゅんとくるんだけど
「ちんこが、1本じゃ足りない・・」の件で爆笑。
そして空のティッシュを持ってる蜂谷、可愛い♪
二人にとって本当に大切な初めての夜になったんでしょうね。
すごく幸せそうで、読んでるこっちもHappyな気持ちになれました。

追伸・・村上キャンプ先生!ちゃんとレビュー書きましたよ~♪

13

日常に溶け込んでいるむっつりさん

作品の醸し出すほのぼの感から、友達がマンガ描いたみたいな親近感を覚えました。
多分初コミック化ということで作家さん自身は多少は緊張されたと思うのですが、ちるちるさんでのインタビューや作品内容を拝見して、いい意味で肩の力が抜けている感じが良いなと思いました。

とにかくむっつりの蜂谷(攻)の妄想が酷くて面白かったです。
ほのぼのと話が進む中にスパイスや切なさもあって、
日常系ですがそれなりに山あり谷ありな内容でした。

普通に考えてノンケの攻めがいきなり男相手にどうこうするはずもないわけで。
順当に考えたら、蜂谷のようにまずは妄想するかも、と。
その辺の変にリアルな感じも良かったです。

そして。
この作品の良いところは、
出会いから紆余曲折あって最終的に抱き合うところまで、
全てがこの一冊にオールインワンで描かれていること。

よくあるパターンで、
話がすでにくっついた状態でスタートや、
出会いから描いてあるけれどくっついた瞬間に終わったり、
遠恋で再会したー!と思ったらそこで終わったり、
Hの時に寸止めで終わっていたりと、
「今からなのにぃぃ!」「何でそこ省略??」と思わずにはいられない内容が多すぎる中、
実にしっかりと、丁寧にすべてを描き切ってくれているところです。

別に切り口はどうであれ、内容が面白ければオールインワンじゃなくても良いと思いますが、やはり全部が描かれていると満足度が違うなぁ、というのは何となく感じるところです。

蜂谷の妄想が可笑しくてフツフツと笑いがこみあげてきました。
馬鹿笑いするほどゲラゲラ笑ったわけじゃないんですが、
エロ妄想をする男は男らしくてええじゃないかと。
それにあの健さんみたいな不器用だけど純情なところとか、蜂谷はいいキャラでした。

オーナー(受)も実は健気系で可愛いなぁと思いました。
蜂谷がアメリカに行くと言ったとき、
彼のために自分の寂しい気持ちを抑えて応援したり…。

遠恋は、実際は大変だと思うんですが、
特にオーナーはさびしがり屋っぽいし、
と思っていたら蜂谷のほうがさびしがり屋っぽいしw
渡米でボンキュッボンのお姉さんにちょっぴりフラフラしかけるし!
いや、分からんでもないけど…!けど…!!
でも変な方向に行かず、無事帰国できて良かったw

派手さはないですが、大変素敵な内容でした。
自分の好みだともう少しモダモダ感や又は毒気があってもOKですが、
全てを描き切っていることと、作者さんの面白さに神評価しました。

それにしてもカバー下めくってビックリしたー!
力強いメッセージにめっちゃ笑いましたw
そこはアマ○ン他じゃなくてちるちるさんなんだねwとw
最後まで笑わせてくれた村上さん、
今後も要チェックです。

10

バーガー型UFOがさらっていった彼のこころ

まず、BL作品として好感しか持てないカバー裏表1に敬意を表させて頂きたいと思います。(笑)

内容ですが、仏頂面なのに終始受けでエッチな妄想をしている無骨攻めがとにかくかわいくてキュンでした。
受け店長もかわいかったのですが、やっぱり攻めの不器用な一途さがすごくよかったです。
遠恋中に受けと同じ重さの小麦粉を乗せて騎乗位のシミュレーションをするシーンは本当に面白すぎて声を出して笑ってしまいました…。

攻めの妄想まわりのかなり馬鹿らしいギャグも本当に秀逸なのですが、同じ話の中にセンチメンタルなシーンも自然に同居していて、そういったくだりのモノローグの言葉選びも丁寧でとてもよかった。
特に、攻めが受けへの恋心を必死に否定しながらも、受けを好きになってしまったことで受けの生まれた季節まで特別に見えてくる…というところから、とうとう恋心を受け入れる、というくだりがとてもじーんと来ました。
(あとはやっぱり、アダムスキー型…!)

お話のかわいさにマッチした装丁もとても素敵ですね!
クラフトに白おさえ&キュートなイラストのカバーがなんだかテイクアウトの紙袋を想起させつつ、口絵の代わりに表2・3とお揃いのハンバーガーの包み紙を思わせる1色刷りのロゴパターンが挟まっているのがおしゃれで世界観があってときめきました。

作者さんの次作も、とても楽しみです。

10

この作品が収納されている本棚

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