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5/138(合計:1371件)
相音きう
葡萄瓜
腐男子モノと聞くとこれまでの傾向から 何となく敬遠したくなる癖がついておりましたが、 表紙と帯の合わせ技でもしかしたら何かあるかなと 手に取りました。 結論から申し上げますと、実に美味しゅうございました。 ギャップと暴走をやや多めの割合で詰め合わせた上で 程好く随所で引き締めてあるので単純に世間一般の BL観をなぞった腐男子モノに比べると良い歯応えが あったと感じております。 …
せら
何回読み返しても未だに戸惑ってしまうのは、 この表題作を取り扱っている版元がリブレ出版で ある事です。 苦情ではありません。どちらかと言うと 興味深いと言う意味合いが強い戸惑いです。 そもそも表題作の初出はBL初の18禁レーベルと 銘打たれたX-BLから刊行されたアンソロジーで ある訳です。 レーベルがレーベルですので正直そう言う描写は それなりに濃厚です。 ですが、その中…
絵津鼓
評者にとってはどうにも厄介な作品です。 特定の学校と重ねてはいないのでしょうけど、 読んでいる内に舞台が関西のあそこ違うかしら? ちゃうちゃう!ちゃうんちゃう?とボケ倒して 冷静になりたくなると言う。 まあそれでも仮にそう言う現実を垣間見たと したら…定食屋のおばちゃん目線で静かに 見守っているんでしょうね。 絵柄とは裏腹にそう言う温度と空気を 持ち合わせた作品だろうと読み解きま…
イシノアヤ
評者は行間が多い作品も好みますし、また登場人物が 饒舌な作品も守備範囲です。 そう言う人間がこの一冊を前にしてふと戸惑って しまったのです。 見事に刈りこまれた最低限の言葉がここまで饒舌で 良いものだろうか、と。 ふと気にかかるのは、表題作のタイトルはどう他言語に 翻訳されるのだろうか、と言う事。 その辺は俳句を英訳する際に何処を活かすかと 言う命題に似たものがあるのやも知れ…
網野素
最近、帯が変な方向で仕事をし過ぎている作品が 多い様な気がするのは評者の気のせいでしょうか。 あの御仁の帯レビューに色目を使った結果であるならば、 せめて作品に相応しい妙手を打って戴きたく。 …などと言う御託を書いているのは、この一冊に関しても 評者は『帯を全力で忘れてください』と言わざるを 得ないからです。 本自体がギャップ萌えを醸し出してどうすんですか、ったく。 全作とも昨…
一宮思帆
人外モノ、もしくはSFモノの題材を素直に 取り込んでいる一冊です。 ただ、素直でないのは作品の構成です。 描き下しを含む全7話の内、世界観の基盤として 前半3話が展開され、その上で発展形として 後半3話が展開。そして締めくくりの描き下しは 前半3話の番外編。 前半と後半の時間差は少なく見積もって 四半世紀はあろうと思われますから何処まで 気が長い物語かと。 それだけこじらせざる…
富塚ミヤコ
一読する前に、全力で帯の存在を忘れる事を お勧めします。 この本の場合、表題作の一番のネタバレ要素は 余りにも実直な帯なのです。 判り易い事が一番であるとは理解します。 ですが、折角ですから色眼鏡無しに本編を読んで 納得したいと言う読者の気持ちもあるのです。 表題作を含め全体として心に重点を置かれて 描かれていますので、多少の暴走があっても 安心して読み進められるかと。 表…
アオイ冬子
敢えて一つだけネタバレを。 カバー下のあとがきマンガを読まれた方は御承知で しょうが、本作の題材には「執事喫茶と言えば あの店!」と言う某店の要素は含まれていないと 思われます。 その前提で読み進められた方がよろしいかと。 少女漫画の中でなら同工異曲を捜し易いであろう 主題の一冊です。 愚考しますに、敢えてBL寄せにしてあるのは 外の話ではなく内の話を重点的に描きたかったから…
藤峰式
その気になればどこからでも恋物語は展開できると 証明している一冊です。 強引?いえいえ、剛腕でしょう。 昨今では人を一段低く視る為の手段として弄される 言葉として扱われがちですが、本来は愛しさ混じりの 自嘲であったであろう『中二病』。 本作ではその本来的な意味合いで用いられている様な 気がします。 …だからこそ読む際には一寸用心が必要なのですが。 中二病を低く視て嗤い飛ばして…
桜巳亞子
カバー下に一篇4コマ漫画がありますが、 そちらは本編を読んだ上でお愉しみ戴いた方が 良いでしょう。 あからさまなネタバレではありませんが、 全体像の肝と言える部分がさり気なく 織り込まれていると拝察しますので。 一言で言ってしまえばバイプレイヤー達の方に 焦点を当てて主役にしましたよと言う全体像なのですが、 人間誰しも何処かしらこじらせて生きていますので そうそうすんなりとは…