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松崎司
葡萄瓜
表題作を含む三作の初出が漢受アンソロジー・ 「筋肉男」である、と言えばある程度内容傾向の 見当はつけて戴けようかと思います。 仕立て屋に服と一緒に自分の内面の「メス」も 仕立てられるヤクザ・落伍から這い上がろうと する元刑事と彫師の悲恋・ホテルマンが陥る 危険な恋の罠。そして97年初出の幼稚園園長と アルバイト職員の恋の駆け引き。 松崎司さんが作家として新たな地平を切り開く …
さちみりほ
青春が暴走と同じ様な意味になる、と言うのが 男の子と言う生き物の不思議です。一応理屈は 構成されているものの、一瞬の暴走は一晩かけて 構築した理屈にあっさりと負けるのです。 転校生・神前(こうざき)の傍若無人な振る舞いに 灸を据えるべく立ち上がった工藤ですが、常に 学年トップを誇りその上容色も備えている彼に 簡単に勝てる訳もなく…その上、神前を取り巻く 諸々な環境にも振り回され…
藤崎都 中村春菊
「純情ロマンチカ」の作中作として成立したのが 今作であります。 ツボを押さえていて美味しい小説の筈なのですが、 どうも今一つ乗り切れ無い。それは本編の存在が どうしてもちらついてしまうからです。 「純情ロマンチカ」の愛読者アイテムとしてなら 賛辞しか浮かばない出来です。 でもこうして独立した小説と言う形態を一応とって いる限りでは…今一つパンチに欠けた出来だと 認識せざるを得…
BL小説の作中人物を題材にしたメタフィクションと 考えるならば意欲作かも知れません。 只それがときにシンクロしたり依存しあったりすると 言うのは、読んでいてどうにも引っかかる棘かと。 ファンアイテムとしては美味しいというのは百も承知 しております。 只、一見や門外漢には相当取っ付き難い関門で あるなと苦笑するだけで。
正に「もしも」の世界ですが。 この一冊が「純情ロマンチカ」の派生作ではなく 二次創作として世に出ていたならまだ評者も 受け止め易かったかも知れません。 そう。せめて二次創作なら原作に準拠する理由も きちんと説明できますから。
宮越和草
唯一の身寄りであった兄・雪弥を亡くした葉月は ロンドンへ出向いた兄の友人・阿南を待つ為に 同じく兄の友人の高瀬の邸宅に転がり込む。 儀礼作法に五月蝿い高瀬に厳しく躾けられ、反発する 葉月であったかある日高瀬に惹かれる自分の 気持ちに気付き揺れ惑う。 そして高瀬は、阿南は…。 不器用な年長者の心を愛に飢えた真っ直ぐな年少者が 解し、そして新しい日々を紡ぐと言う物語です。 肌を重…
Dr.天
下級生が自分をかばってくれた上級生に 惚れるのは良くある話。 でも、そうなったからと言う事で上級生を 彼女にしたいと言う男らしい下級生は そうそう居ない様な気がします。 只この二人の場合、大樹の男らしさが 際立つのはちひろの細やかな愛情あっての 事なのですね。 あまあまだけど甘やかさない関係って、 良い感じですね。 同時収録作はネコミミショタの初体験と ネコミミ両性具有を…
乱魔猫吉
兄を事故で亡くした葵の保護者兼恋人の 夏樹の元にハワイから腹違いの弟・春海が 訪れ、執着心から夏樹を不当に独占しようと する。それをハラハラしながら見守る友人の 茨木大地と冷牟田摩紀。 そして春海は葵に対しついに最終手段に訴え…。 と、言う梗概が抜粋されて記述されている訳 ではありません。書いてあるのは受の葵を お姫様扱いした甘い記述のみです。 作者さんの饒舌さがあまあまな雰…
いつきまこと
清々しい程にエロメインの短編集です。 一応物語はあるのでしょうけど、エロの 繰り出し方が早過ぎて筋を認識する前に 終わってしまうと言う。 オチを無理やりくっつけて進行をグダグダに するよりは、とエロが選択されたのでしょう。 かと思えば不意にシリアスな展開もある、 侮れない一冊ではありますが。
六月十三 タカツキノボル RURU
作品を取り巻く環境故にBL扱いとなっていますが、 メインの二人を見る限りでは恐らくそう認識は出来 ないかと。 むしろ脇役に回っている美貌のメディア覇者と 落語家の関係こそがBLなんじゃないかとツッコミを 挿れておきたくなります。 そもそもこのメインの受攻、そう言う艶っぽい 雰囲気が皆無ですから。天然漫才をしっかり かましてくれますが。 果たしてこの二人の明日は何処にありますか…