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表題作純愛ロマンチカ

藤堂秋彦:作家。幼馴染。
鈴木美咲:受験生。幼い頃より秋彦を恋い慕う。

同時収録作品プロローグ:中村春菊

BL作家でもある超俺様な有名小説家・宇佐見秋彦
兄の友人の攻様と同居する料理上手な大学生・高橋美咲

その他の収録作品

  • 出会い編
  • 温泉編
  • エピローグ:中村春菊

あらすじ

「―覚えておけ。お前は一生、俺のものだ」兄の友人で超有名小説家の藤堂秋彦に、家庭教師をして貰うこととなった鈴木美咲。
幼い頃から好きだった秋彦の側にいられることが嬉しくて堪らない美咲だが、その喜びも束の間、秋彦の好きな人が自分の兄であることを知ってしまう。
気持ちを告げることも出来ないままの失恋―。
ところが悲しみに暮れる美咲に、兄と両想いのハズの秋彦が、突然「俺と付き合うか?」とキスをしてきて…!?CL‐DX『純情ロマンチカ』から、あの宇佐見秋彦の妄想爆裂私(?)小説がついに登場。

作品情報

作品名
純愛ロマンチカ
著者
藤崎都 
イラスト
中村春菊 
原作
中村春菊 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
純情ロマンチカ
発売日
ISBN
9784044455132
3.6

(29)

(11)

萌々

(3)

(9)

中立

(6)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
13
得点
100
評価数
29
平均
3.6 / 5
神率
37.9%

レビュー投稿数13

ギャップが…

漫画と小説での美咲の性格の違いが凄い笑

1

パロディとして。

いまさらながらにシリーズを読み返しています。

これは本編『純情ロマンチカ』ファン向けには違いないんでしょうが、なんというかあまりにもメイン2人のキャラクターが違い過ぎて・・・まあそこが『妄想小説』たる所以なんでしょうね。差異がなかったら『妄想』になんないし。

正直なところ、私は『完璧な攻』にはたいして魅力は感じません。何より先に胡散臭いと思ってしまうんです。ストーリー展開もエピソードのひとつひとつも、いくらなんでもとげんなりしてしまうくらいありがちで薄っぺらい。まさしくテンプレートそのままです。
これが単体で独立した作品だったら、どうにも評価に困ってしまいますね。

でも最初から、あくまでもパロディであり『ベタ甘』『王道』『お約束』の連続も、これはそういうものだから!と割り切って(というより開き直って?)読めばすごく面白いです。むしろ、最近ではちょっとないくらいのベタベタあまあまで斬新さを感じるくらい(いろんな意味で)。

文字通り、何も考えずにあまあま王道に浸って楽しめます。逆に、少しでも我に返るとアホらしくなってしまうかも。独立作として捉えると余計に。

でも、私自身は読みながら本編のことは考えないですね。余りにもキャラクターが違いすぎて混乱してしまうので。実際、挿絵でもキャラクターは(まあ当然ながら)本編と同じなので、目にするたびに違和感があり過ぎて参るくらいです。

だからと言って、完全に独立した作品として読んでいるわけでもないんですが。パロディとして捉えてはいますが、読みながらいちいち本編と重ねることはないんです。『ウサギさんの妄想小説』という設定だけで十分って感じです。

あと、挿絵について↑でちょっと触れましたが、申し訳ありませんが私は中村さんの絵柄が苦手なので、挿絵になると余計に微妙です。ただ、前後の漫画はさすがに面白いです(漫画は絵だけじゃないと思うので。『純情ロマンチカ』も好きですよ)。

1

糖度高めの妄想小説

 甘い、甘すぎます! 内容が甘々です。でも、甘々な話が好きな人にはそこが良いと思います。私も結構、甘い話は好きな方なので、楽しめました。
 個人的に一番萌えたシーンは、うさぎさんが、美咲を後ろから抱きすくめているシーンです。(挿絵あり) 二人の体格差にきゅんきゅんしてしまいました。

 やはり、この小説は原作ありきで楽しめるものだと思います。この小説はあくまでも、純情ロマンチカの攻めである、うさぎさんの妄想小説ですからね\(^o^)/
 私は「アニメ→小説→原作コミック」の順番で購入しました。やはり、原作かアニメを見ていると「あ、このシーンは本編のあのシーンの妄想かな?」という楽しみ方ができて、楽しいです。

1

正直、微妙

「純情ロマンチカ」の作中作として成立したのが
今作であります。
ツボを押さえていて美味しい小説の筈なのですが、
どうも今一つ乗り切れ無い。それは本編の存在が
どうしてもちらついてしまうからです。

「純情ロマンチカ」の愛読者アイテムとしてなら
賛辞しか浮かばない出来です。
でもこうして独立した小説と言う形態を一応とって
いる限りでは…今一つパンチに欠けた出来だと
認識せざるを得ません。

4

劇中劇ならぬ作中作

漫画「純情ロマンチカ」の登場人物である小説家、宇佐美先生さまにより書かれた作品…という設定の小説。
漫画上の宇佐美秋彦先生曰く、「趣味と実益と妄想を兼ねた」とのことで、まさに先生の願望垂れ流しのような内容です。
小説内の秋彦さんは、家事をそつなくこなし、仕事にも熱心な出来る男。そして美咲は小さい頃から秋彦さんに恋している設定の健気な少年。
そんな二人がすれ違いながらも結ばれる王道ストーリーに、漫画既読者がなんてこったい/(^o^)\と思うのは確定的に明らか。
宇佐美先生の妄想に胸が熱くなります。
また漫画未読の方には、ベタな設定をベタに書いているけれども、何故それが王道と呼ばれる所以かが分かる小説としておすすめ致します。

2

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