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中村春菊先生の書き下ろし漫画では、原作の(高橋美咲)またまた可哀相なことになってます。
美咲君は、自分が何を言おうと「フィクションだから」で済まされないようにするためには、どうすればいいか考えます。
美咲君いわく、秋彦(ウサギさん)は、現実に自分(美咲)がした行動を勝手に妄想200%アレンジしているのだそうです。
そこで、自分(高橋美咲)を妄想して(鈴木美咲)になるなら、
「自分(高橋美咲)が(鈴木美咲)みたいになれば、逆転の発想で本来の姿が生まれるハズ!!!」
と考えるのです。あとは実践のみとぱくぱくと練習!?してみるのですが、
秋彦に「気味悪い」と言われてしまいました(笑)
1編目は『デート編』ですが、秋彦に執着するストーカー(男です)が登場します。それにしても『王道・ベタ』ネタって結構いろいろとあるもんだなあ、と感心してしまう。
妄想シリーズオリジナルキャラクター・刈谷がまた出ています。前巻はたいして見せ場(?)もなくあっさりしたものでしたが、今回は・・・。
この人、秋彦にしつこくアタックする『当て馬』として2巻で登場し、今でも一応その立場は変わらないんでしょうが、なんかもうストーリー展開上都合のいいキャラクターになってしまった気がします。いい動きをしてくれる脇というか。最初はともかく、今は『(美咲の)ライバル』という名の便利なお役立ちキャラクターですね。
あ、このデートの場面が『純情ロマンチカ』8巻とリンクしているそうです。同時発売だったんですね。
2編目は『同棲編』。2人が一緒に暮らし始めた時のお話ですね。初々しいね~。ホンット、本編(『純情ロマンチカ』)のキャラクターの影も形もないわ。
そして・・・会話の中でちらっと出て来る鬼助教授はヒロさんでしょうが、ここではやっぱり『純愛エゴイスト』の中條弘樹なんだよね?
正直なところ、このシリーズ自体は『ここまで続けられても・・・』とちょっと困惑してしまうんですが、なにせ冒頭&ラストの中村さんの漫画がそれはもう面白い!破壊力抜群です。それだけでも買って読む価値はあるんじゃないかと思うくらいです。 大変申し訳ないですが、個人的には挿絵いらないから漫画増やしてくれた方が嬉しいなあ。
小説家:藤堂秋彦×大学生:鈴木美咲です。
「純情ロマンチカ」に登場する、宇佐美秋彦(ウサギさん)が趣味と実益を兼ねて執筆した、小説の第五弾です。
「純情ロマンチカ」は既読でレビュー済です。本編を読まないと、あとがき漫画がわからないと思うので読んだ方がいいと思います。
最新刊まで読んでいますが、20巻あたりで完全に情で読んでいるので、レビューをしていないのもあり、原点回帰として読みました。
今回はデート編です。
学生のデートはどんな感じなのか教えてほしいという感じでデートをするのですが、秋彦のストーカーが登場して美咲がピンチになり秋彦が助けるという、話でした。
というか、美咲が軽率すぎて、正直余計なことするなよ…としか思えませんでした。すみません。
あとは、同棲編ですね。
読む前に、同棲編ってもう同棲してるのに?って思いましたが、同棲し始めた時の話で、秋彦が手を出してくれないから合コンに参加してベロベロに酔った美咲を秋彦が迎えに来て、やっと手を出してくれたという、どこかで読んだことあるな?って思えるくらい王道の話でした。
前巻でも同じことをレビューで書きましたが…
「純情ロマンチカ」を購入してるし、ウサギさんの趣味と実益を兼ねた、小説だと思うと面白かったりするのですが、純粋にBL小説として読むと王道すぎて、なんか普通だな…って思ってしましました。(ごめんなさい)
でも五巻も続いているので人気なんだなーと思います。