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表題作純愛ロマンチカ(2)

藤堂秋彦:作家。幼馴染。
鈴木美咲:大学生。幼い頃より秋彦を恋い慕う。

同時収録作品プロローグ:中村春菊

宇佐見秋彦 BL小説も書いている有名小説家
高橋美咲 宇佐見の親友の弟

その他の収録作品

  • 誕生日編
  • 観覧車編
  • エピローグ:中村春菊

あらすじ

「俺に迷惑をかけたくないなら、一生そばにいろ」幼い頃から好きだった超有名小説家の藤堂秋彦と、念願叶って両想いになれた大学生の鈴木美咲。
明日は一緒に暮らすようになって初めてのクリスマス―と胸をトキメかせていた美咲だけど、秋彦に急な仕事が入ったせいで、せっかくのデートがダメになってしまう。
その上、仕事相手のイラストレーター・刈谷有志が、秋彦狙いとわかり…!?中村春菊×藤崎都で贈る、ハイパーコラボレーション妄想爆裂私小説(嘘)調子に乗って第二弾。
ライバル登場な観覧車編&誕生日編を収録。

作品情報

作品名
純愛ロマンチカ(2)
著者
藤崎都 
イラスト
中村春菊 
原作
中村春菊 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
純情ロマンチカ
発売日
ISBN
9784044455163
2

(4)

(0)

萌々

(0)

(0)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
4
評価数
4
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

入り込めない

正に「もしも」の世界ですが。

この一冊が「純情ロマンチカ」の派生作ではなく
二次創作として世に出ていたならまだ評者も
受け止め易かったかも知れません。

そう。せめて二次創作なら原作に準拠する理由も
きちんと説明できますから。

1

妄想小説第二弾。

前巻は、まさに本編漫画『純情ロマンチカ』のパロディ・妄想小説としてのインパクトだけでも十分楽しめました。でもそのまま2巻はなあ・・・

正直なところ、キャラクターもストーリーもなんということはないです。有名小説家でお金持ちで優しくてともうとにかく完璧な攻×ずっと攻に憧れていて、念願かなって恋人になった平凡で健気な受の、多少のすれ違いはあっても結局のところあまあま・ラブラブ。
キャラクターの名前(姓は変わってます)と職業以外は、すでに本編の名残は跡形もない。

各編テーマとしては『王道』ネタを順にやって行くのか?という感じです。こちらは『誕生日編』が美咲が首にリボンで自分をプレゼント&ケーキのクリームプレイ、『観覧車編』はそのまんま観覧車H。

この設定がそのままダメなわけじゃありませんが(『完璧攻』には魅力感じないけど)、あまりにも型通り過ぎて・・・そして、秋彦の言動にいちいち寒気します(気分悪いという意味ではなく、むず痒くなる)。
そして、秋彦に心酔して崇拝してるがごとき美咲にもちょっとついて行けない。そこを楽しむ作品なのかもしれませんが・・・

ただ、あれこれ言いつつも、くだらない・もうどうでもいいというわけでもないんです。ただ、この巻は特にストーリーが入り込めなかったんですよ。特に刈谷がね~。まあ彼は、次巻以降でも出て来ますが。

それにしても『偽造美咲』が『偽造秋彦』を褒め倒す様子に、これを読んだ本物(?)の美咲の心中を思うと笑えます。そういう意味ではよくできた作品なのかも・・・?

実際、私は藤崎さんは結構読んで、その上でまったく合わないと思ってるんですが、このシリーズかなり書き方が違ってるように感じます。あえて変えたんでしょうが。
ただ、こちらのシリーズはこれだけベタあまでいっそアホらしいほどのお約束の連続でも、なんだかんだ言いつつ読ませる力はあるんだとは思います。

でも、やっぱり巻末&巻頭の中村さんの漫画が毎回いちばん面白いとは思っています。

1

違和感を乗り越えれば!

 幼い頃から好きだった超有名小説家の藤堂秋彦と念願かなって両想いになれた大学生の鈴木美咲。

 のシリーズ二作目。

 とはいえ、元々は「純情ロマンチカ」の妄想爆裂私小説(嘘)なので、登場人物に違和感を最初感じてしまうのは、多少はしょうがないことなんだろうな……と思います。
 やっぱりこんな素直な美咲は個人的には知らない(笑)。

 でもまぁ、ものすごく違和感を覚えるのは、最初の数ページだけで後は、「ありえないよなー……」って思いつつも何とか読み進められるので、これは作者さんのうまさなんだろうなー……とは思います。

 今回は、二作品が収録されていて。
 まず、一つ目は、秋彦さんの誕生日に美咲が気がついて、慌ててバイトを始めてプレゼントをしようと思うが、そのことを内緒にしようと思っていたら、帰りが遅いのが秋彦にばれて、あらぬ疑いをかけられて、もめてしまって、という話。
 素直に誕生日を祝おうとしている美咲が、けなげなんだけど、らしくなさすぎてつらい……。

 二つ目は、今度はクリスマスイヴを二人で祝おうとしていたら、秋彦さんに仕事が入って、美咲が引こうとするけど、実はその仕事相手が秋彦さん狙いだということがわかってもやもやする話。

 まぁ、簡単に言ってしまえば、ラヴラヴ痴話げんか。
 これだけで、単品だったら十分に楽しめると思いますが、前後の美咲とのギャップでなかなか違和感を覚えるので、なかなかすっとはいかないですが、そういうものだと思って、ノレれば楽しいと思います!

0

えっ…18年前の作品なの?

小説家:藤堂秋彦×高校生:鈴木美咲です。
「純情ロマンチカ」に登場する、宇佐美秋彦が趣味と実益を兼ねて執筆した、小説の第ニ弾です。

「純情ロマンチカ」は既読でレビュー済です。本編を読まないと、あとがき漫画がわからないと思うので読んだ方がいいと思います。

最新刊まで読んでいますが、20巻あたりで完全に情で読んでいるので、レビューをしていないのもあり、原点回帰として読みました。

1巻目は面白かったのですが、2巻目にして急激につまらなくなりました。(すみません)

秋彦の誕生日にサプライズでプレゼントを渡すために内緒でバイトして、秋彦に何をしているかを聞かれてちょっと揉めるし、正直くだらねーと思っちゃいました。
いや、ケンカするくらいならサプライズなんてどうでも良いし、諦めて言えばいいのにってなりましたね。

誕生日の件があったのに今度はクリスマスでサプライズで、しかもテーマパークって…。学習しないなと。というか、貸切の観覧車で手だけとはいえ動いてるんだからやめとけよと思いましたね。

そして刈谷という男が出てきますが、典型的な当て馬で…。多分3巻目にも当て馬で出てきそうですね。

ウサギさんの妄想の結晶だと思えば面白いですが、純粋にBL小説としては、あまり萌えなかったです。ごめんなさい。

0

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