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九號
fiona0109
小十郎には戦の前に必ず見る夢がある。 赤い岸辺に立つ政宗を引き留めようとするのだが、叶わず、政宗は川面の下へと消えてしまう。 この度の戦の前にも同じ夢を見た小十郎。 不安や恐怖を抱えたまま、出立の日を迎える。 その日はまさに戦日和の晴天で、寝不足の小十郎を明るくからかう政宗。まるで小十郎の心配を取り除こうともしているような… 夢の場面と政宗が去っていく姿が重なり、政宗をつい引き留めてしま…
ネタバレ
今まで読んできた九號さんの鋼の錬金術師の同人誌はシリアス路線がほとんどで、この作品も路線はシリアスなんですが、ロイが今までで一番変態っぽかったです(笑)。 エドもロイに対するツンデレな態度は変わらずで、口では色々悪態をついていながらも、ロイに迫られれば本気では抵抗しないところが可愛い。^^ 今回はエドが夢を見て(Hな夢ではなく、過去の経験が元になってるシリアスな夢なんですが)、目覚めると夢精を…
特にどうってことはない日常の一コマが描かれているんですが、エドのギリギリ一杯のツンデレ加減が可愛かったです。 お話は、エドが図書室で何かの本を集中して読んでいて、ロイが何度も声をかけるんですが気づいてもらえません。 仕方なく、肩に手をかけて至近距離からエドに呼びかけるんですが、本気で驚くエドの慌てぶりと、ロイから昼ごはんに誘われたのに断るツンデレぶりが可愛かったです。 ロイはどうしてもエ…
物語はロイの回想シーンから始まります。 戦いのあと、焼け野原になった戦場を雨に打たれ一人佇むロイ。 「なぜ俺はここに立っているのだろう」とヒューズに問いかける。 「これがお前が選んだ道だろ。背負えよ。…けど お前一人でで背負うのに重いってのなら俺も一緒に背負ってやる」 プロローグはこんな感じで重めに始まるのですが、月日が経ってエドがロイの執務室で報告書を書いているシーンへ移ります。 …
アルから拾ってきた仔猫の世話を押し付けられたエド。 引き取り手を見つけられなければまた捨てなければいけないし、そうなれば酷いことをすることになるのになぜ拾って来たんだ?とアルを責めるエド。 出かけてしまったアルの代わりに仕方なく仔猫を連れて、エドはロイの仕事場を訪れます。 そこでロイに来る途中で猫を捨てることも出来たのにそれをしなかったことを指摘される。 なんだかエドが自分の姿を仔猫に重ね…
原作既読です。 メインの3人のキャラのイメージは原作と合っていたと思います。 森川さんと近藤さんは好きな声優さんなんですが、森川さんは低めの渋いお声で、近藤さんは受け様には優しくてカッコイイお声で演じられてました。 武内さんは健気で臆病な受け様を可愛く演じられてましたし、Hシーンではいやらしくなるのも可愛い感じで色っぽかったです。 ただ、原作漫画の方では萌x2評価を付けたんですが、こち…
奥田七緒
表題作の吸血鬼ものとそれにリンクするカプの合計2組のカップルのお話が収録されています。 どちらも雰囲気としてはほのぼの・せつない系に入るのではないかと思います。 全体的に印象強いシーンとか激情の描写がなかったので、記憶に強く残るタイプの作品ではないかとは思うのですが、吸血鬼ものとしてはちょっと天然というかマイペースな吸血鬼が主人公なので、そういう意味では珍しいかなと思います。 表題作にリ…
櫻井しゅしゅしゅ
櫻井さんなのでギャグを期待して読んだわけですが、ほんと表紙の美しさからは予想できないというか(笑)。 アラブもの、任侠もの、社会人同士もの、オヤジものとそれぞれ違うテイストで楽しませてくれました。 どのお話も甲乙つけがたい位でした。 好物のアラブものと任侠ものを櫻井さんの絵で見れたのも嬉しかったし、「魂を抱いてくれ」はちょっと切ないところもあってよかったです。 ちょっと変わってるなと思った…
麻生海
表題作シリーズと高校生の幼馴染モノの短編が収録されています。 表題作は部屋をシェアするようになった人たちのお話。 ただ、部屋をシェアするようになった経緯がこれまで読んだことがないようなパターンでした(なかなか奇抜な展開です)。 ほとんど全く面識のない人達が同じ部屋に住むようになるんですが、元々この部屋に住んでいた葉山が恋に関してはすごく臆病で、それがこれまでにしてきた恋愛経験に基づいているん…
円陣闇丸
絵はとってもカッコよくて色気があって大好きな漫画家/絵師さんのお一人です。 思えば、今まで読んだ円陣さんのオリジナル漫画は全部ファンタジー要素が入ってます。 小説でも見ているせいか、もっと普通の?(ファンタジー要素なしの)お話も描かれている印象を持ってました。^^; 今作は時間軸が前後することがあるので、ちょっとややこしい構成にはなってますが、タイムスリップ系のお話が好きなら、それほど込み入…