fiona0109さんのレビュー一覧

椿びより コミック

イシノアヤ 

可愛い!可愛い!

主な登場人物は3人。
社会人になってから全くの偶然で再会した中学の同級生同士の椿と平岩。そして平岩の幼い娘、史生ちゃん。
椿と平岩は家が割と近いようなのですが、本人たちが全く意識しないうちにこの3人のつながりが出来て、椿と平岩家との付き合いが始まります。
ほんとに短い一つ一つのお話が日常の何でもないような1コマを描いているのですが、椿や史生ちゃんの行動がなんとも愛おしいのですよ…。
椿は平…

2

華蜜の斎王 小説

谷崎泉  稲荷家房之介 

2人のお話をもっと読みたい

谷崎さんの作品を読んだのは初めてでした。
きっかけは挿絵を描かれている稲荷家さん。豪華で美麗な稲荷家さんの絵はこういうファンタジーや時代物にピッタリだと思います。

ファンタジーということで、独特の種族や特殊な能力を持った人達、聞き慣れない地名が登場します。
あ、メインキャラの2人の年齢を見て、「えっ?おじいちゃん?」と思われた方はそこで手に取るのを止めないでくださいね!
この世界の住人…

4

飛行少年ズ コミック

野火ノビタ 

テーマは永遠

『幽☆遊白書』の二次作品のようで、収録されている3作品は全て蔵馬×飛影のカップルのお話です。
あとがきによるとそのうちの2作品は以前に発行された同人誌からの再録という事です。
『幽☆遊白書』は読んだことはありませんでしたが、ストーリーを理解するには全く問題ありませんでした。
それぞれのお話は独立していて、ちょっとSFっぽい未来を舞台にアンドロイドが登場する『SM-28』、魔界で黒龍を倒したた…

2

虹色村のチロリ コミック

  ARUKU  

可愛いなぁ~

表紙はパステル調で一瞬ARUKUさんとは分からないくらいでしたが、中身の絵はやはりARUKUさんでした。
今回はSF要素のある、不思議な生物達が登場するお話です。
地球からこの惑星にやってきた人間たちは、この惑星に元から住んでいる生命たちと共存する形で生活しています。
そしてこの惑星で最も美しい場所と言われているのが、主人公チロルが住む虹色村。
マッシュルーム農家を一人で切り盛りするチロル…

4

黒猫亭雑記帳 コミック

ARUKU  

やっぱり好きだ…

久々にARUKUさんの作品を読みました。
改名されてからの作品を読むのはこの作品が初となりました。
独特の絵柄は以前から変わらず。この作家さんを初めて読んだ時にはこの絵柄が苦手だったのですが、今ではARUKUさんはこの絵柄でないとちょっと物足りない気さえします(笑)。

とても短い作品も収録されている本作ですが、ARUKUさんが描かれるちょっと不幸な境遇で控えめな受け様とか、目に見えてそう…

3

ハレムでひとり コミック

星野リリィ 

お伽噺が好きなのです

ラストに収録されている『満ちる肌』と『潤む肌』(この2つは同じカップルのお話)以外は全てファンタジーのお話です。
そのファンタジー系のお話は表題作含め全部で4つ収録されていますが、こういうお伽噺のお話は私は大好きです。
昔話を語る時の口調とか、夢の国のような絵柄とか、不思議な生き物たちとか、魔法とか。
宝石が一杯散りばめられているような短編集でした。
アンデルセンの世界とか昔話が好きな方に…

2

浪漫豪奢 コミック

北沢きょう 

作品の雰囲気が好き

北沢さんの初コミックスだそうです。
表題作シリーズは、大正初期を舞台にした少し切ないお話です。
時々見られる絵の拙さが初々しさを感じさせました。
病気の奥さんの存在や、主人にも結構はっきりと物言う鳴人や、主従関係が途中でうやむやになったように感じたことなど、色々気になる事はあるのですが、ジーンとくるシーンが散りばめられてますし、鳴人が世話焼き女房の様になってからは子供達とじゃれてるシーン等、…

3

月下双影 コミック

黒川あづさ 

しっとり大人も楽しいギャグも

初読み作家さんです。
表題作は主人公達の半生を描いたシリーズ物、同時収録作はギャグの短編と3話から成る超短編です。
表題作と同時収録作品で雰囲気が全く違います。
長年に渡るじんわりとくる、どちらかと言えば精神的な強いつながりを感じる大人の雰囲気の表題作と、コミカルでちょっとシニカルな同時収録作品。
私はどちらの作風も好きでした。今まで全く知らなかった作家さんなのですが、これから他の作品も読…

2

In Our Hands!! コミック

松本ケンタロウ 

余韻のある作品集

初読み作家さんです。
絵柄が全く好みでないので(はっきり言って、普段はこの手の絵柄の作品には手を出さないのですが)、後回しになっていた本でした。
全部で6つの短編と表題作の描き下ろし漫画が収録されています。
絵柄からは想像していなかった作風の作家さんだと思いました。
殴り描きのような作風で、何を描いているのか分かり辛い時もあるのですが、それが却って作品の雰囲気に合っているような気がします。…

3

幸運の理髪師 (2) コミック

長門サイチ 

益々男前です

1巻を読んでからこの巻を読むのにかなり間が空いてしまいました(汗)。
前巻で司のハリウッド映画出演が決まり、アメリカへ渡るところで終わっていましたが、今回は彼が帰国するところから始まっています。
司は前巻からカッコ良かったですが、更に磨きがかかっている気がします。
でもまだまだ世間に疎かったり、おぼこいのは変わってなくて可愛いです。
そこは年上で美人の那智さんと日々勉強していけばいいよ!(…

2
PAGE TOP