Mさんのレビュー一覧

シンデレラゲート―奇跡のしるし 小説

氏之原鯖彦  麻々原絵里依 

シンデレラストーリー!

 事故で両親を失ってから、春日は生きていくために日銭を稼ぐ生活を送っていた。
 分厚い眼鏡に伸ばしっぱなしの黒い髪、そして痩せすぎの身体……身なりにお金をかけることもできず、また、若くして働く春日には、本当の自分を隠す方が都合のいいこともあった。
 そして、働いていたお店が潰れ、春日は職までも失ってしまう。
 そんな生活の中で、何一ついいことなんてないと春日は思っていたけれど、幼馴染みと向か…

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インターバル コミック

樹要 

失恋した歩の次の恋は……?

 陸上部所属の柏木歩は、同級生の篠原貴人に密かに想いを寄せていた。
 けれど、貴人はどうやら写真部顧問の泉のことが気になっているようで、友達の座も失いたくない歩は、貴人を諦めようとしても諦められず、切ない想いを独りで押し込めていた。
 そんなある日、陸上部の先輩でもあり、同じ走り高跳びをやっている沢渡に、貴人に対する歩の想いを見破られてしまう。
 沢渡に押し倒され、イカされてしまったのに、「…

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恋愛小説家になれない 小説

水無月さらら  史堂櫂 

恋愛至上主義な選択。

 住宅展示場の営業マンを務める、高見。彼はもともとは住宅の設計志望だったのが、不本意な移動で、住宅展示場の営業マンになって早4年。
 おまけに、なりたかったわけではないのに営業成績では常にトップ10の常連、という皮肉な状況に陥っていた。自分のおかれた状況に納得がいかない高見は、人付き合いもあまりせずにたまの休日は、平日の図書館に入り浸る、という生活を行っていた。
 そんな高見の目に留まったのが…

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非BL作品

龍は戯れる 四龍島シリーズ 小説

真堂樹  浅見侑 

歪んだ愛情の行方は?

 勝手に飛をおいて、敵の総本山である青龍屋敷に行ってしまったマクシミリアンを追って、飛もまた青龍屋敷までやってくる。
 しかし、客人として呼ばれた訳でもない飛が中に入るのは容易ではない。
 中に入る方法をいろいろ考えた飛だったが、そこにちょうど現れたのが、酔って男たちにいためつけられる酔熊。飛は、酔熊を助けると、青龍屋敷への道案内を頼む。
 どうやら、酔熊は青龍の色街の男につてがあったようで…

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非BL作品

龍は酔い痴れる 四龍島シリーズ 小説

真堂樹  浅見侑 

目には目を。置いてきぼりには置いてきぼりを!

 梅雪楼主人が注文し、青龍にある酒房街から送られてきた、花路の祝宴に使われるはずだった酒甕の中に、しびれ薬が混入されていた。
 たまたまそれを飲んだ梅雪楼主人が被害に遭う。
 同じ物がマクシミリアンの元にも送られており、花路全体を狙った物なのか、それとも、白龍か、花路を狙った物なのか? 飛は相手の狙いを探るために、孫を青龍へと向かわせることにする。
 そんな時、敵であるはずの祥船屋敷から出て…

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非BL作品

龍は縛める 四龍島シリーズ 小説

真堂樹  浅見侑 

運命の再会!?

 前作で、樹林房へ直談判をしようと飛が向かった先は、女性領主を戴き、女性が商いを取り仕切る“女の街”である朱龍市。そこの材木商の樹林房を訪ねていった。
 途中、足止めを食らった飛は一計を案じ、市街までの道案内をたまたま声をかけてきた男に頼むことにした。ところが、その男、悪質な木材商である材財房に雇われた男だった。
 美貌を買われた飛は、いきなり屋敷の中へと閉じ込められる。
 そこには、同じく…

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非BL作品

龍は炎帝を追う 四龍島シリーズ 小説

真堂樹  浅見侑 

ついに逃げ出した龍玉

 白龍市を内側から食いつぶそうとする祥船に対抗するために、飛は樹林房との取引を復活させたいと思っていた。
 そう考えていたのは、花路だけでなく西海風も同じだった。
 ちょうどその頃、西海風の李の弟分である燕が本土から戻ってきて、いきなり、祥船にいさかいを起こす。そして、そのことから燕自身が狙われることになる。
 そんなこともあって、ますます、白龍に朱龍行きを迫るもののちっともマクシミリアンは…

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非BL作品

龍は雲にひそむ 四龍島シリーズ 小説

真堂樹  浅見侑 

白龍市を襲う幽鬼騒ぎ

『大龍』の死後、法外な値段で、木材の取引を独占している祥船。この状況をこのままにしておくわけにはいかず、夏の祭礼にかこつけて、朱龍市の材木商・樹林房をマクシミリアンは訪ねることになる。
 しかし、ちょうどその頃、白龍市内で幽鬼騒動が持ち上がる。
 どうやらそれは、龍の座を狙ってた亡くなったマクシミリアンの叔父貴の幽霊だというのである。
 またも背後に『青龍』が絡んでいると見た飛たちは、騒動の…

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非BL作品

龍は誘う 四龍島シリーズ 小説

真堂樹  浅見侑 

皮肉の応酬に込められたもの……

 ある日、マクシミリアンは雨に降られ、たまたま雨宿りをした軒先が、青龍に与しマクシミリアンに敵対する勢力である大船主・祥船だったことから、その家の中にわざわざ入り込んだ。
 そこで、マクシミリアンは祥船の頭領・高浪とその跡継ぎ・千雲に会うが、そこでもう一人、青龍の懐刀である楽海の姿を見る。
 そしてそこで、先代の龍である大龍に隠し子がいると聞いたマクシミリアンは危険を承知で西湖に出向いて行く。…

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非BL作品

今日もなお執事 コミック

真田和史 

執事さんは苦労性?

 超ド級のお金持ちである岬は、男も混在する大量の愛人を抱え、ライオンを調教すると言い出したり、ライオン牧場を作ると言い出したり、とにかくむちゃくちゃ。
 そんな傍若無人でオレ様なご主人様に仕える専属執事は、普通すぎる感覚の持ち主・七尾。
 基本的にめちゃくちゃすぎる岬の願いを全力で阻止し、時に全力で願いを叶える、毎日ツッコミを入れる……
 時にはネコミミをつけられちゃったりもするけれど、やっ…

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