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神奈木智 日高ショーコ
M
ネタバレ
出張ホストを天職と自負するトヲルの今日の客に会うために、出向いたホテルにいたのは、何と男だった。 「男とは寝ない」と自負するトヲルは、すぐに社長に電話をしてありったけの文句を口にするが、その客が自分に支払うという200万という大金に目がくらみ、結局はOKしてしまう。 引き返した先にいたのは、神原と名乗る美形の客。 別に「寝なくて構わない」と言われたのにも関わらず、自分でも意外なほど簡単…
きたざわ尋子 陸裕千景子
やり手弁理士の皓介が、父の恩人である阪崎から託されたのは、美貌の少年・景であった。 当初、皓介は景が阪崎の愛人であったのではないか、と考えていたのだが、その誤解も解け、今は二人は恋人同士として生活をしていた。 ただ、景には極端なまでに人目を気にしなくてはならない事情があった。 それは、複雑な家庭事情の持ち主で、景の義理の弟・貴史の景に対する異常な執着から、家出してきたことに関係があっ…
緋夏れんか 高座朗
真崎中也は、幼い頃に両親を亡くし、兄と二人きりで生活をしていた。 ところが、その兄が突然、書置きを一つだけ残して、行方不明になってしまった。 実は、中也の一族は、吸血鬼ハンターをしており、兄はその潜入捜査のために家を空けたようだった。 けれど、今まで大切にされていたのに、突然兄から突き放されたように感じた中也は、途方にくれていた。 そんなある日、怪我をした中也が病院を訪れると、類…
高岡ミズミ 高階佑
新人刑事の真壁は、幼い頃に誘拐された過去を持つ。 その際、出口のない暗闇に、丸二日間監禁されていたため、暗闇は今も苦手であった。 そんな真壁は、暴力団対策の四課に配属されていた。 そしてそこで傷害事件が起こる。 襲われたのは、ヤクザの顧問会計士を務める男で、真壁はその捜査のために、新興ヤクザ・新堂組に赴く。 そこで現れたのが、若頭補佐で若くして組に君臨する北島だった。 先…
森本あき 小椋ムク
雑誌でチラッと写っていただけの景色を見に来た月朝。 そこは、、北欧の小さな島で、親友の風雅を誘って卒業旅行にやってきたのだ。 風雅は、性善説を信じているような素直でまっすぐな青年で、何でも疑ってかかる月朝とは正反対。誰の言われたことでも素直に信じ込んでしまう。ところが、それでいて自分を決して曲げることがないから、口の悪い月朝でも遠慮なく何でも口にすることができた。 けれど、島に着いて…
藤崎都 陸裕千景子
絵本作家の高坂遥人の甥っ子は巷で話題の人気俳優・高坂奏汰。 奏汰は、遥人が描いた絵本が映画化された際に、主役をやったことで子役とデビューし、そのまま人気俳優へとなってしまったのだった。 そんな奏汰は幼い頃「遥人と結婚する」とぐずって聞かなかったことがあった。そんな時、しかたなく遥人は「二十歳になったら」と約束してしまったのだった。 すると、奏汰の二十歳の誕生日当日、ロケを無理やり抜け…
榊花月 小路龍流
国束は、人の運命のカタチがなんとなく見える力を持っていた。 そして、その能力が原因で、アイドルのこれからを見るために、テレビ局へと呼び出される。 そこで知り合ったのは、イケメン敏腕プロデューサー・永嶺と、傲岸不遜で他人を寄せ付けない雰囲気を持つ大手芸能プロダクション社長・津嘉山。 実は国束は、自分が恋する相手と巡り会うと世界が青く染まって見えるのだった。 永嶺と初めて対面した際に…
高遠琉加 金ひかる
真面目な数学教師・鮎川の親友は、官能小説家の不破。 鮎川は、酔って階段から落ちそうになったところを、不破に助けられ、その不破が利き腕を骨折したことから、不破の仕事を手伝うことになる。 それは、不破の小説――もちろん、官能小説の後述筆記であった。 やってみるまではなんともないと思っていた鮎川だったが、実際にやってみると、不破の唇が快楽の世界をつむぐたびに、不破を意識してしまい、叫びたく…
矢城米花 伊東七つ生
広大な領土を誇り、権力を恣にした翰帝国。 佳宵は、その帝国の皇子だったけれど、十三歳の時に、異形の姿となってからというもの、貴人の館で、賓客に供されるようになってしまう。 佳宵は、銀髪に特殊な眼光をしていて、背に羽が生えてしまっていたのだ。それは、佳宵の母親が、鳥と不義をなした証でもあった。 それ以来、性奴として扱われる佳宵であったが、国の危機により、北方の異民族・匡祖氏へ下賜される…
桂生青依 タカツキノボル
華やかな笑顔と人当たりの良さで「王子」というあだ名を付けられている羽住。 それなりに人付き合いをし、それなりに仕事も頑張って、それでも十分成果が上がっている羽住は、そういう生き方をヨシとしてきた。 ところが、そんな羽住にも苦手な人物がいた。 それは、職場の後輩でもある奈津川。 彼は、かつて羽住が職場の研修で北海道に滞在していた時に、ほんの一年弱家庭教師をしていた間柄だったのだが、…