Mさんのレビュー一覧

砂漠の王は龍を抱く 小説

愁堂れな  麻々原絵里依 

展開が早い??

 主人公は、金髪碧眼の美青年のユリウス。
 ユリウスは砂漠の国の王子であったが、理由があって自分の国には帰れない。その代わり、世界中を自由気ままに旅をする優雅な生活を送っていた。
 そんなユリウスが「花火を見たい」と立ち寄った東京で出会ったのは、銃で撃たれたヤクザ・氷室宏一。
 氷室の背中には、美しい龍の刺青があり、興味を惹かれたユリウスは、熱にうなされわけがわからなくなっている氷室と少々強…

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密約は淫らに甘く 小説

藤森ちひろ  佐々木久美子 

王道です。

 主人公は、経営が悪化し、買収の危機にある桐原物産の御曹司・桐原忍。
 忍は、元々別の会社に就職していたが、父が経営する会社の経営状態が悪化し、請われるようにして「改革担当」として父の会社の取締役になったのだ。
 しかしながら、徐々に改革は効果を表しつつあるものの微々たるもので、なかなか思ったような効果が上がらない。
 そんな時に、外資ファンドから投資の話を持ちかけられる。
 突然訪ねてき…

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3P -スリーパーソンズ- 小説

愁堂れな  大和名瀬 

受けのよさがわからない。

 電機メーカーに勤務する姫川は、大学の競争部仲間で現在は、検事の神部と総合商社に勤める佳樹の愛を一身に受ける日々を送っている。
 姫川は、大学時代、駅伝選手だったが、その時の無理がきっかけで膝を壊し、走ることを止めるのを余儀なくされた。 
 その時に、一緒に部を辞めたのが神部と佳樹の二人であった。
 姫川は二人の支えもあり、なんとか立ち直ることができたが、卒業前に行った旅行先で、二人に告白さ…

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背中合わせでキスを 小説

安曇ひかる  三池ろむこ 

後からじわじわ

 隣同士の家に三日違いで生まれた桜井郁弥と三神峯皓。
 幼い頃から何かにつけて張り合いながら大きくなった二人を周りは「いいコンビ」というが、本人達は「とんでもない!」と思っていた。
 ライバル意識を持つあまり素直になれない二人。
 中学三年の夏、郁弥は皓の様子に微妙な変化を感じていた。
 それは今まで同等だと思っていた二人の間に距離を置かれたようなそんな違和感だった。
 ある日、体育の授…

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貴方が咲かせた恋の薔薇 小説

榛名悠  みろくことこ 

ちょっと些細なところが。

 大学生の笠原真尋はバイトの帰りに酔っ払いに絡まれてしまう。
 大きな身体の酔っ払いに女と間違えられ声をかけられ、男だとわかっても襲われそうになったところを、正体不明の更に大男・芹沢に助けられた。
 ボサボサの神に無精ひげ――どう考えても全うではない格好の芹沢は「何か食べさせろ」と言い盛大なお腹の音を響かせてそのまま倒れ込んでしまう。
 その姿に同情を覚えた真尋は、彼を自分の部屋に連れて行き…

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蹂躙の褥 -買われた若旦那- 小説

藍生有  水樹氷 

BLでの王道パターンです。

 老舗料亭『いち屋』の跡取り息子である真純は、時代の流れには逆らえず、経営が厳しくなった料亭の再建計画への融資を頼むため、投資家に指定されたホテルへと向かっていた。
 本来であれば、社長を務める真純の父が行くはずだったが、脳出血を起こし倒れてしまったのだ。
 気弱な真純には気の重い仕事であったが、父がこういう状態では仕方がなく、また料亭の再建に目処をつけて父を安心させてあげたい思いから、何とし…

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S.S.SP 小説

結城一美  亜樹良のりかず 

おもしろく読めました!

 須賀隼鷹は元刑事。
 刑事時代は、持ち前の勘のよさで検挙率ナンバー1であったが、始末書の数もナンバー1。
 問題児扱いされてもおかしくないような状態ではあったけれども、性格のよさで課の先輩にも可愛がられていた。
 そんな須賀が、体力が有り余っているから、という理由で行かされたのは皆が嫌がる厳しいSPの研修。それを受けた中から素質有りと見なされた者だけがSPの第五係に配属されるという研修だっ…

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命いただきます! 小説

剛しいら  麻生海 

それぞれの過去。

 主人公は元フレンチのシェフ・巽。
 巽は、実家から逃げるように海外へ留学し、そこで学校には行かず、フレンチの修行を積み、日本に戻り、東京に店を開いたものの一年で潰してしまう。
 そこで僧侶である父の助言を受け、居酒屋の板前である坂東の元へ赴く。
 そうして坂東の元で働き始めた巽だったが、実は坂東は、元ヤクザの組頭で、服役した過去を持つ男であった。
 坂東の逞しい背中には艶やかな弁天の刺青…

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さらってよ 小説

渡海奈穂  麻々原絵里依 

年齢はかなり上ですが……

 初めて好きになた先輩・平尾を相手に都合のいい恋人を演じている三木。
 平尾は、三木と初めて関係を持った翌日に、他の女の子とキスをし、その時に強がってしまってからずっと、三木は「浮気しないでほしい」とは言えずに、物分りのいい恋人のフリをしていた。けれど、本当は三木はひっそりと傷付き続けていた。
 そんな三木の慰めになっているのが、仕事先で知り合った年上で穏やかな有元だ。
 三木よりも十八も上…

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官能小説家に服従中 小説

森本あき  かんべあきら 

途中で終わってます!

 若葉は、売れっ子の官能小説家である天堂近衛の担当編集者になって五年が経っていた。
 何でも確かめずには原稿を書けない近衛に言われるがまま、近衛にいいように扱われいた。
 今度、近衛が取り扱うテーマは肛虐小説と言われるジャンルの小説で、読んで字のごとく、女の人の肛門を責める小説である。
 今までそのジャンルの小説を書いたことのない近衛は、若葉の身体を使って「肛門で本当に感じることができるのか…

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