Mさんのレビュー一覧

愛をもらって 小説

ふゆの仁子  水木かおる 

シリーズ番外編

 目線を変えて、番外編です。
 物語の主人公は、冴木に憧れていたけれど、とんでもないことをしでかして、冴木に背を向けられてしまったホストの加賀。
 尊敬して、信頼していた冴木に見捨てられて、ホストとしてのやる気も失って、ただだらだらと日々を過ごしていた加賀は、行きつけのバーのオーナー羽村に「ホスト」という仕事を馬鹿にされる。

 プライドの高い加賀は、売り言葉に買い言葉で、プロのホストとし…

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愛をあげるよ 小説

ふゆの仁子  水木かおる 

2作とも読んでほしい!

 前作は割と、出会いの綺麗なお話だったように思うんですが、今作は、くっついた後の「不安」だとか「嫉妬」だとかの要素が多く含まれたちょっと人間味が出てきたお話、のように個人的には思いました。

 前作は、前作でとっても綺麗で嫌いじゃなかったんですが、現実はそんな綺麗なことだけでは済まないので、この話があってよかったなー、と思います。
 正直、前作のラストで二人で仕事を辞めて一戸建ての家に住んで…

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愛人警護 小説

日向唯稀  水名瀬雅良 

終わりがもったいない話でした。

 個人的にはちょっと物足りなさを感じた作品でした。
 まず、一生義兄さんが、あっさり引き過ぎな感じがしたのと。

 なんだか、評判の割に絶対に抜けてるような気がします。
 未来が獅子王に見惚れてただけで、自分だったら絶対に、その二人を近づけるようなまねはしないよなー……と。

 だって、ちょっとでも好意を持った人(見た目であれ、何であれ)が傍にいたら、仲良くなりたい、と思うのが自然な流…

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愛をください 小説

ふゆの仁子  水木かおる 

ほっとする物語。

 画材店に勤める店員さんとホストの恋。

 きらびやかな世界にいるはずなのに、どこかさびしげなすがるような視線で見つめられて、水島は彼を邪険にできなくて……という話。

 この話の一番のよかったところは、二人の心の交流でしょうか?
 まったく別の世界に生きているのに、お互いがお互いの仕事のことをきちんと尊重しつつ、その上で、二人の距離をちょっとずつ近づけてる感じが、すっごこく好感度が高か…

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愛人修行はじめます! 小説

水島忍  ヒマワリソウヤ(日輪早夜) 

ぼんやりとした二人。

 父親の経営する会社が倒産しかけであることを聞いて、落ち込む和也の元に謎の青年実業家・高嶋が現れる。
 父親を助けるために愛人になれと、真面目な顔で迫る高嶋に和也は悩んだ揚げ句に、立派な愛人になることを決意する。
 いきなり豪華なマンションを買い与えられ、戸惑う和也だったが、そこで愛人修業を始めることにした。

 というような話でした。
 なんというか……
 BLって割と受けがぼけぼけ…

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紳士は愛に溺れる 小説

真船るのあ  藤崎寛之丞 

身分違いの恋

 ひょんなことから繋がりを持った名門華族の青年と孤児の身分違いの恋のお話。

 操は雑踏でスリなどの盗みをして暮らす少年で、自分よりも年少の同じ孤児の仲間たちの面倒も見る自分なりの正義感のある子。
 一方の周防は、名門華族と外国人女性の間に生まれたあまり愛に恵まれない幼少時代を送っていた。それゆえ、自分は一生、誰も愛すまいと頑なに誓っていた。

 そんな二人が、周防の弟が家出をしてしまい…

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あいつの腕まで徒歩1分 小説

桜木ライカ  山田ユギ 

気になるのは恋の始まり??

 最初は腹が立ったから、挨拶させようと思っただけだったのに……というような話。

 朋彦は自分の両親が管理人を務めるマンションに住む、エリート風サラリーマンの月村が気になってしょうがなかった。
 朝も挨拶もなく無愛想な月村に対して、月村を社会人として挨拶を躾けようとする。
 そんな最中、風邪で倒れてる月村を見つけて、寝かせようとすると、なぜか、ベッドに引きずり込まれて……
 そこから、何…

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特務部の最強ロマンス ~美貌の警視とケダモノな部下~ 小説

みさき志織  樹要 

ギャップ萌え。

 こちらもツンデレというやつですが、こっちは意地を張っている……というよりも、ちょっと天然……というか、抜けているようなイメージがあります。

 美人なのに、格闘技はめちゃくちゃ強くて、好戦的! というかなりギャップ萌えの塊みたいな人で、しかも、よくあるエリート的なメガネをかけて「ツン」みたいな人ではなく、割と表情豊かで面白い。
 仕事に関わることには完璧なくらいしっかりしているのに、そうで…

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恋と服従のシナリオ 小説

あすま理彩  樹要 

意地っ張りでプライドの高い受け。

 いわゆる下剋上です。
 下僕のように大学時代から、和紀に従っていた元部下の岩瀬が自分の上司になって、和紀のプライドを粉々にして、激しく蹂躙した、という話。

 いやまぁ、あれですよね。
 話の内容はさておき。
 和紀のツンデレっぷりが素晴らしい話だったように思います。
 ハタから見れば、とんでもない扱いしかしてなかったし、されてる側自身も、そうだとはわからなかったんですが。
 酷く…

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けなげなメイドのしつけ方 小説

森本あき  樹要 

切なさにキュンキュン。

 大好きなお兄ちゃんとの仲の良かった時間を取り戻すために、頑張る弟君のお話。

 この作者さんの書く話は、何作か読ませてもらっているんですが。
 これが一番好きかも知れません。

 シチュエーションがよかったのはさておき。
 南の性格が、とんでもなくかわいい。
 なんていうか、言葉とかぶっきらぼうはぶっきらぼうなんですが……。
 よくあるちょっと天然が入ってる受けがするような、やけ…

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