Mさんのレビュー一覧

純情はぁと解放区―純情BOY禁猟区 (2) 小説

南原兼  桃季さえ 

意地っ張り同士な受けと攻め

 さて、シリーズ物の2巻です。

 えーっと、やっぱり、この作者さん、王道パターンです……って、言ってしまえば、全てが済んじゃう感じではありますが……。

 もうちょっとだけ、詳しく言わせてもらえば。
 素直じゃないけど、実は攻めにメロメロな受けと。
 変なところで真面目で融通の利かない攻めのお話で。

 だからこそ、ちょっと遠回りしてしまう……という話。

 その代わり、する…

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天使な奴ら 小説

成田空子  蓮川愛 

ありがちな話。

 まぁ、ありがち……かな?

 受けが自分の身体と引き替えに、攻めから見返りを貰って。
 そういう関係を続けているうちに、気持ちも傾いて……というような話。

 強いて言うなら、春臣の水曜の秘密に意外性があったことくらいだけど。

 でもなぁ……、それもそれでリアリティがない話の様な気もしてしまいますが(苦笑)
 悪くないけど、それほどよくもない……って感じかな。

 王道好き…

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甘く淫らな檻のなか 小説

柊平ハルモ  片岡ケイコ 

切ないすれ違い。

 これ、最初に読んだ時に。
 そう、これこれ! と、思ってちょっとテンション上がりました。
 個人的に、こういうテイストのBLが読みたかったの! と、思ったBLでした。

 気持ちはあるのに、すれ違って、回り道して……とういような恋愛! というようなBL。

 元々、夏音は、榊間に好意を持ってて。
 でも、愛人として引き取られるって聞いて、失望して。
 他にもいろいろあって、気持ち…

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おいしいハッピーエンドの作り方 ウソつき天使の恋愛過程 小説

せんとうしずく  桃季さえ 

いじっぱりな受け!

 個人的には、太壱の話よりも、こっちの方が好きだったような気がします。

 やっぱり、いじっぱりな受けの方が、個人的には、好きです。
 なんていうか、ぽえぽえした受けは、ちょっと現実感がなくなるから、あんまり好きじゃなかったりします。
 まぁ、でも、前作で、ひたすらぽえぽえだった太壱は、今作では、恋愛を知った分だけ、大人になって描かれてました。
 まさか、太壱が勇気に意見をする日が来ると…

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いま、王子様と密談中 小説

大槻はぢめ  起家一子 

あんまり……

 なんていうか……。
 一回目無理やりで、必死で逃げだして来たのにも関わらず。
 二回目に王子に会った時に、バラされたくなかったにしろ、あっさり許してしまった実に、正直、一気にテンションが下がりました。

 えぇ、まぁ、BLによくありがちなパターンですけど……。
 普通、無理矢理攫われて。
 無理矢理されたら、もうちょっといろいろと後引くものがあると思うんですが……。
 そういうのは…

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5時まで待てない!? 小説

猫島瞳子  甲田イリヤ 

やや期待はずれ。

 えーっと、あらすじ程、「加虐心」を発揮してないと思うんだが……。
 そういう意味では、すごーく、物足りないかもしれません。

 話の構成としては。
「今」の二人の話である表題作の「5時まで待てない!?」が、神崎視点で収録されていて。
 二人の過去の話が、次に入ってて、もう1つ別の話が入ってる……という感じ。

 個人的には……。
 表題作の話をもっと長く丁寧に書いても、面白かった…

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DIAMOND ROSE 3 恋人たちのバケーション 小説

日向唯稀  桃季さえ 

ひとまずここで終わり。

 一応、一件落着……なのかな?
 DIAMOND ROSE区切りの3冊目です。

 ここまでの2冊の流れから、隆生も随分と、素直になり。
 今までみたいに、一方的に、雅彦が尽くしてる流れではなくなりつつあり。
 ラブラブな感じになりつつあったんですが、どうやらこのままでは許してもらえないようで、今度は雅彦が取り上げられそうになったことで、隆生が焦る……という巻でした。

 なんていう…

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DIAMOND ROSE 2 小説

日向唯稀  桃季さえ 

隆生の本領発揮!

 さて、いよいよ、エキシビジョン本番でした。
 前巻から始まった、隆生&雅彦の話は、二人が新たな関係へと動きだす話……だったように思いました。
 それと同時に、エキシビジョンのクライマックス!

 このエキシビジョンが結局、どういうことになるのか、すっごくすっごく楽しみにしてたんですが……。
 舞台とは、関係ないところで、隆生の本領発揮した……というか、なんというか……。

 実は、…

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DIAMOND ROSE 小説

日向唯稀  桃季さえ 

少し大人な恋愛

 さて、玲司&郁実の話が一段落したので、ここからはいよいよ、雅彦&隆生(隆生&雅彦?)の話です。
 作者さんが後書きにこの2人の話が~って書いてあるのを読んでから、ずっと期待してたんですが……。

 個人的には割と好きな感じでした。
 玲司&郁実の話は、割と郁実が一方的に「玲司さん! 玲司さん!」ってまっしぐらな感じだったんですが。
 こちらは、ある程度年齢のいった男たちの話(笑)だった…

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おいしいハッピーエンドの作り方 小説

せんとうしずく  桃季さえ 

初々しい二人の話

 なんていうか……初々しい二人の話……だったんですが。
 天然って本当に強いよねー……と、つまらない愚痴を呟いてみたくなるような話でした。

「恋」がなんなのかも知らなかった太壱は、突然現れた市条くんに今までとは違う「好き」という感情を持ちはじめたのだけど、それが何なのかわからない。
 市条は市条で、ものすごく慎重派……といえば、聞こえはいいのだけれど、がたいに似合わず、ちょっとびびり。

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