雀影さんのレビュー一覧

さんにんぐらし コミック

平喜多ゆや 

ほっこり

表題作は、小学生の弟と、兄と、兄の連れてきた恋人が家族になって暮らす話。
兄たちは既に出来上がっているカップルとして登場し、主人公である小学生の幸司は、まだ恋愛のことはよく分かってなくて、でも、兄たちが幸せなら自分も幸せで、、
BL的には、子持ちやもめが男同士で恋仲になる話や、一族郎党次々みんなホモになるお話はよくあるけれど、こんな風に、愛があって一緒に暮らすならそれが幸せって、前向きで肯定的…

4

高嶋さん、チャック開いてますよ コミック

後藤ユキ 

地味な絵だけに

より一層、エロさ際だつというか、、、

表題作は、オカン攻めにズボラ受け。
次の作品は襲い受け。
次の作品は、かわいい系受け、と見せかけて実は超肉食攻め。
次の作品の受けは、感じ過ぎちゃうエロッ子受け。
最後がお道具大好き、変態優等生受け。

地味でかわいい系の絵なのに、登場キャラ達はみんな、どこかがちょっと変で、なんだか変態さん。
線が細くて少女マンガっぽい絵は、デッサンの緩さ…

1

可愛いあの子 コミック

さがのひを 

ダメな子ぼど、愛しい

作者さん3冊目のコミックスですが、内容は短編集ということもあり、前の2冊に比べると、格段に明るく、可愛く、読みやすくなった印象です。
カバーのカラーイラストもかわいいですね。
まあ、登場キャラが、どいつもこいつも、みんなどこかしらダメ人間なのは、きっとこういう芸風ってことで、、、
そんな登場キャラ達のダメっぷりを、一々あげつらう程重い感じじゃなしに、さらっと流させちゃうあたりが、いいところな…

0

散る散る、満ちる CD

ドラマCDだからこそ分かるもの

現実では、人って普通、そうそう見た目通りじゃない。
小説等のフィクションのおもしろさは、限られた世界の中で、登場キャラをどの位まで膨らます事が出来るかってあたりで、、、

この作品、登場キャラ達は、誰もが皆、それぞれお互いのイメージ通りではない物を内面に持っていて、そんな、自分の思い込みに振り回されて、しなくてもいい紆余曲折をしてしまう、実に、じれったいお話で、これ、小説だとじれったさが面倒…

8

ロマンスの箱庭 コミック

伊東七つ生 

これは懐かしい!

全編ファンタジーの短編集。
繊細な絵で紡がれる、現実からちょっとずれた不思議世界の、友情以上、恋愛未満。
その昔の、萩尾望都先生を彷彿とさせる、BLと言うよりは、BL風味のファンタジー作品。
BL的な意味では萌は薄口ですが、なんとも、これは懐かしく、
その昔、まだBLなんて言葉がない頃、こういう作品好きだったの思い出した。

中の作品の絵も、とっても繊細できれいですが、カバーデザインも…

2

猫でも愛して! コミック

東条さかな 

絵は可愛いの

このショタっぽくて可愛い萌絵で、エロエロ妄想が大展開。
確かにこれって、男性向けロリエロみたい。
多分、ここに出てくる子達が、本物の女の子や、ふたなりだったら、ちょっと平静な気持ちでは見ていられないくらい。
ところが、これが可愛い男の子だったりすると、結構平気で見ていられる。
っていうか、この、ちょっとヘタレな感じの黒髪の攻め!
こいつ等が、なんというか、
すっごい、タイプなの!
私…

1

存在理由 「小説Chara vol.26」付録ドラマCD ダブル・バインド 番外編 CD

このシリーズのファンならマスト!

全サ小冊子に掲載された、ダブル・バインド番外編「存在理由」のドラマCD。
ダブル・バインド本編では語られなかった、新藤と葉鳥の馴れ初めを描いているので、忍はまだ18歳。
忍は、冒頭シーンではクスリつけにされてぶっ飛んでいて、実際のしゃべり方はラリラリのヘラヘラなんだけど、モノローグは冷め切った淡々とした調子。
図らずも新藤に命を助けられて、何があっても、絶対に新藤についていくと決めてからの忍…

2

小説Chara vol.26 2012年 07月号(雑誌著者等複数) 小説

ダブル・バインド葉鳥編

この本を、今回買ったお目当ては、付録CD!!

「ダブル・バインド」番外編として全サ小冊子に掲載された、新藤と葉鳥の物語「存在理由」
これが付録に付いてくるわけで、
これは買わずにいらりょうか!!

更に本誌には、この「存在理由」を補完する、新藤と葉鳥と、加えて新藤の妻となる美津香とそのお付き八代の話が掲載。
「存在理由」では、さらっと流されてしまった、ようやく迎えた初夜までのお話が…

0
非BL作品

きのう何食べた? 6 コミック

よしながふみ 

老後を見すえて

初心者向け、献立レシピ本としての充実感は、ますます安定。
この本の料理レシピのいいところって、料理一品ずつのレシピ紹介ではなく、献立全体の手順が分かるようになっているところですね。

で、そんなお料理本としての実用性の他に、毎回ちゃんと二人のストーリーが進んでいるのに感心。
筧史朗47歳。
流石に、この歳になると、いろいろ思うところはあるようで、、、
若い頃は、それぞれ、それなりにいろ…

1

悪人を泣かせる方法 コミック

雨隠ギド 

CDの方が

好きかも。

CDの方が、キャラに一貫性があってわかりやすいって感じるの。
絵が、、、なんというか、不安定?

まず、カバーの表紙絵からして、表紙にこの鷹尾は、インパクトあり過ぎじゃないかと、、、
茅野も鷹尾も、本編内の方が格好いいし。

鷹尾の、一筋縄ではいかない、捕まえにくい性格と、それによってコロコロ変わる表情って言うキャラ設定そのものは面白くていいんだけど、絵になると表情の…

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