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高井戸あけみ
雀影
クールな眼鏡美人さんが、うっかり年下わんこに懐かれてしまうお話。 高井戸作品にはよく登場する眼鏡でクールなゲイ。 この作品では趣味と実益をかねて、高校の保健医として勤務中。 18歳以下のお子様はお断りだったはず。 ところがある日、生徒会長・上松に、男とキスしているところを見られてしまいます。 上松は男とキスする妃崎を見てドキドキ。 その原因を確かめたくて、翌日保健室に・・・ はぐ…
小川十子 小山田あみ
不良でも、それは「ヤンチャ」の範疇で、暴力はOKでもクスリはNG。 そんなBL商業作品のお約束が伏線としてしっかりいかされているお話。 小料理屋のカウンターを挟んだ、腕に刺青が覗く強面のバイト君・富田政文と、いつも地味スーツの優しげな眼鏡公務員・戸井田。 富田はカウンター越しに戸井田と交わす他愛ない一言二言の会話を楽しみにして、まあ、既にぞっこんな訳で。 対して戸井田はというと、、、 …
野本なぎな
今風の、繊細でほっそいきれいな兄ちゃんが、簡単にスイッチ入ってエロエロするお話。 そのエロスイッチは、どこにあんねん? 繊細で白っぽいきれいな絵です。 プロポーションに破綻もないし、デフォルメ絵に逃げたりもしないし、最近の作者さんはみんな絵がお上手。 お話もかわいくってキュンキュンです。 でも、あっさりした絵に見合うようにセックスの垣根もあっさり超えちゃうんだな。 まあ、あっさ…
三浦しをん 山田ユギ
やはり絵の力でしょうか、ユギさんのコミック版が一番色っぽい。 原作もコミックも完全に非BLではあるんですけど、多田のくたびれ加減や、行天の崩れた感じが、得も言われぬ、そこはかとない危ないエロスを醸し出していて絶妙です。 原作もおもしろかったけど、ユギさんの絵がより原作の魅力を増強した感じ。 それに引き替え映画版は、、、、。 配役がああなので、かなり期待して見に行ったのですが、BL的…
梶ヶ谷ミチル
高校生の初めてのお付き合いストーリー。 初々しくて、ちょっと臆病で、戸惑いながら少しずつ進んでいく少女マンガらしいストーリー。 少女マンガの伝統の基本に忠実とも言える展開。 絵柄は地味だけど、その分クセがなくて読みやすい。 こういうロマンティックでピュアなラブストーリーって、寧ろ男の子同士のBLだからこそ、現代物でも成立するんじゃないかと思う。 この水谷が女子高校生だったら、多分、あ…
上川きち
ネタバレ
表題作は、高校の同級生再会物。 地味で弱気な明里は高校卒業間際に、密かに思っていた同級生・八文字に「俺のことが好きなのか?」と言い当てられ、振られたと思いこんで逃げ出してしまいます。 その後9年経って、明里の前に同じ会社のエリート会社員としてあらわれた八文字に「今も男が好きか?」と無理矢理犯されて、、、。 これ、オチ言ってもいいですか? 普段あんまりネタバレしない主義なんですが、この、…
崎谷はるひ ねこ田米蔵
専門学校を舞台にした信号機シリーズ。 第1シーズンが「アオゾラ~」から始まる3カップルそれぞれの本3冊と、3組の後日談をまとめた1冊だとすると、間に番外カップルの独立した甘いお話「ミント~」を挟んで、実質この「リナリア~」がシリーズの続き。 第1シーズンに登場した子達はみんな専門学校を卒業して、次に入学してきた子のお話です。 「子」といっても、本作の主人公・佐光は美大受験に3回失敗して、とり…
オオヒラヨウ
表題作は、年相応のお子様な受けの子が、大人びた年下の子に押し流されるお話。 他の収録作も、年下攻めが多い。 作者さんはどうも、受けの方に困り顔させるのお好きなようですね。 そんな中で、私的には最後の同い年の子のお話「グリーン・デイズ」が気に入りました。 毎朝早起きして、弓道の練習を覗いていた名前も知らない他校の子と、友達に無理矢理連れて行かれた合コンで偶然出会い、なんとなくデートするこ…
SとMって言っても、むしろ主人公達のイニシャルで釣りぐらいの感じで。 それでも、全くの子供じゃないので、Sの須山は武藤のことを緩急つけて落とそうとしています。 対する武藤は「ニクヨク」に流されているつもりで、実は普通に須山と恋愛がしたい。 ドSな須山に普通の恋愛なんて甘い物を求める当たりが既にMだって気付いてません。 終始一貫して武藤を好きな須山に対し、覚悟の定まらない武藤は高校卒業を…
松木加斎
表題作は、甘切ない感じの高校生ラブ。 表紙や扉絵だけ見ると、ちょっと中村明日美子さんの同級生シリーズみたい。 と思いきや、 なに? このいろいろ予想外な篠田くん。 ふっきると意外とまっしぐらなしのぶくんは気にしてないみたいけど、しのぶとつきあい始める前の篠田についてまるっとスルーされているのが何だか引っ掛かる。 他の収録作も、なんとなく表面的には、ポップでかわいい絵でスルッと読んじゃう…