雀影さんのレビュー一覧

蛇淫の血 CD

ある意味珍しい

原作未読です。
お話的にはけっこう駆け足で、エロエロなシーンを優先して残して、後は最低限展開を説明しただけっぽい、そんな感じがするCDでしたが、、

珍しいポイント1:主人公じゃない声優さんが、全く独立したナレーションを入れている。
主人公が、セリフも、モノローグも、ナレーションもって、一人で全編喋りっぱなし、みたいなCDは結構あるけど、こんな風に、まじめな感じでおじさん声のナレーションが…

2

後にも先にも 小説

中原一也  梨とりこ 

魔性のおっさんに、激萌

ただ書留を配達に来た郵便配達人ですらケダモノにさせてしまう、37才バツイチ子供ありの魔性のおっさん、川崎。
探偵業をしている川崎は、ある夜事務所ビルの下で拾った酔っぱらいを、ついうっかりつまみ食いしてしまう。
この男、セックスの相性は抜群だったが、単なる行きずりと思っていたら、再度現れ、「惚れた」とつきまとい始めて…。

川崎、
実にいいです。
四十路近いのに、だらしなく寝癖のついた髪…

2

理想のひと コミック

山田コウタ 

絵はお上手

顔の表情とか、人物のプロポーションとか、とってもバランスが取れていて、絵はお上手。
ストーリーの展開も破綻がなくてそつなく纏まっているし、キャラクターの感情の動きも、わかりやすいし、かわいい。
コミックとしてなら、誉めるところしかないです。
これでコミックス1冊目の新人さんだとしたらテクニック的には申し分ないです。

でも、萌えない。

このキャラクターをBLとして萌えるのは、私的に…

0

茨木さんと京橋君(1) CD

かわいかったです

だれがって、モリモリ帝王が。

と、サブキャラの話は後にして、

京橋先生の前野さんも、かわいかったです。
若くて、まっすぐで、ちょっとそそっかしい。
「チロ」って呼んで構い倒したくなる。
そんな雰囲気バッチリでした。
茨木さんの杉田さんは、終始落ち着いた敬語で、京橋に対しては、あくまでも甘く優しい。
この作品では、二人は出会って、お互いに愛し合っているのを認めて恋人になる所でお…

1

不安な男 コミック

依田沙江美 

わかぺー

依田先生、よろめき番長のわかぺーがとっても気に入られたのか、この冬コミではかなり久しぶりに、同人誌の新刊を出して下さいました!!

一応、メインは「よろめき番長」のカップルの番外編です。
でも、この二人のその後エピソードだけでなく、いろいろな作品のキャラとクロスしてみたり、同じシチュエーションを他の作品のカップルで見せたりと、いろいろなサービスがあるのが依田さんの同人誌。

もう、長年連…

4

佳人は愛で綻びる 小説

和泉桂  蓮川愛 

びっしり

2段組の超ボリューム。
これぞ和泉桂!と言った面目躍如なこの本。
中身の方も、これぞ、和泉桂!でした。

一応、時代設定は現代のはずですが、舞台となるのは、21世紀とは思えない、時代錯誤的な雰囲気をたたえた高級会員制クラブ『嘯風館』。
傾きかけた父の会社のため、ある男の愛人になることを決意する主人公。
恋愛経験のない主人公が、愛人として男を満足させる術を学ぶために『嘯風館』の会員で、以…

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揺れる吐息に誘われて 小説

和泉桂  緒田涼歌 

「孔雀攻」ですって

フェロモン系の華麗な年下の攻め様が、フェロモン全開で敬語責め。

でも、しょせん年下なので、つい暴走したりして…

この本、和泉さんでリンクスにしては珍しく1段組。
時代設定も現代で、登場するのはコンサルタントとバーテンダー、主な舞台は飲食店。
どのシリーズにも属さない独立した話で、けっこうサックリ纏まっていて、普通に読みやすかった。
登場キャラ達はみんな、人間なら誰しも持つような、…

0

犬と小説家と妄想癖 小説

高遠琉加  金ひかる 

奥手すぎ、ヘタレすぎ

そんな二人の、超絶じれったいラブ。

なかなか笑えて、楽しかった。

不破がどれだけ我慢強くて、どれ程鮎川を愛しているのか!!

鮎川も、紆余曲折、大混乱で迷走しながらも、不破との関係を真剣に考えて、少しずつ、一ずづつ、受け入れていく。
ちゃんと愛がある、前向きなじれったさは、読んでいても楽しい。

二人の関係を引っかき回し、後押しする、脇役の沖屋のキャラの喰えなさも絶妙です。

1

少年椿 コミック

紺色ルナ 

昭和33年は…

いくら何でも、あんまりじゃないかと…

作者さんのお生まれが何年かは存じ上げませんが、察するに登場キャラ達が、ご自分のおじいさまの世代だったらこんなんありかもー的なノリで設定されたのかなあ…

慰み者にするためだけに拾われてきて家の中だけに囲われている少年「椿」と、隣家の兄弟。
椿は兄の梓に淡い思いを抱きつつ、直接肉欲を向けてくる、梓の弟・速斗の欲を受け入れている。
梓に縁談が持ち上が…

2

フィルム・ノワールの恋に似て 小説

華藤えれな  小椋ムク 

今度はマカオ

なんだかとっても映画的な作品。

って言うか、題材が映画なんだから!

華藤さんの作品って元々、「これでもかっ!」的な、綺羅綺羅しい過剰さが魅力で、言葉遣いがちょっと古風なところとか、そんなところが好きで、かなり長いこと追っかけてきたけど、、、

この作品は、なんだか、映画的は映画的でも、盛りだくさんすぎて迷走しちゃったタイアップ付きの大作映画みたいだった。
映像的には派手で、外連味…

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