雀影さんのレビュー一覧

理不尽な熱情 小説

  小山田あみ 

文句なくカッコイイ

瞳の中に炎を宿した、海賊のような男・朝倉。
もう、これだけでもカッコイイ。

お話は、そんな朝倉に取材のため近づいたルポライター矢上は、実は自分の両親の死の真相が知りたくて、、、
という物。
事件物なので、ネタバレしたら面白くないけど、
矢上の両親と、朝倉の父の死の裏には、実は隠された真実があったのだ。

この本、サスペンスとラブとエロがバランスよくこってり盛られて、実にBLらしく…

0

簡単で散漫なキス 小説

久我有加  高久尚子 

関西弁がいいの

エロ増量の苦肉の策、セフレ設定。
最初から、結構な濃厚さの濡れ場で始まります。

お互いに、別に好きな人はいて、身代わりセックスと割り切った、セフレのはずだった周平と穂積。
エロい身体を後ろから穿つと、関西弁でなく声が、かの人の声に似てるから、
自分を満たすその形が、あの人に似てるから、
そんな理由でセフレ逢瀬をしていたはずの二人だったが、
ある日、周平は、友人に無理矢理連れて行かれ…

1

毎日晴天!(2) コミック

菅野彰  二宮悦巳 

振り返ってい見れば、

大河×秀カプでBL的な絡みがあるのって、この辺が最高レベルだったのでは…

大家族に嫁いできてしまったので、なかなかそんな雰囲気になれないし、
秀の性的欲求レベル自体が低いしで、
ようやく押し倒されてチュウ。
そこで拒否るって、、、
この先、この二人の話は置いておいて、連れ子×末っ子の話がメインになっていくのですが、まだ、それはもう少し先の話。

コミカライズは「花屋の2階で」で終…

0

月よ笑ってくれ 月も星もない2 小説

久我有加  金ひかる 

漫才ブームの栄枯盛衰

「月も星もない」の続編です。
パイロットランプは、全漫優勝後売れっ子になり、深夜TVでやっていたネタ番組もゴールデンに移動となり、張り切ってネタ作り、収録をしている最中に…

芸人の浮き沈み、それをも凌駕する、漫才ブームそのものの終焉、と
先行きに対するお互いの意見の食い違いから、すれ違いはじめる二人。
互いに別の人間に癒しを求めて、恋人としての別れを決心するのですが、

前作という…

2

KISS ME テニスボーイ コミック

京山あつき 

変態スポ根コメディ

「見えない星」からのシリーズが、リリカルでシリアスだったのに対し、
この作品は、コミカルでシュール?

試合に勝てたらキスしてもいい。
試合に勝ったら、今度は乳首を舐めたい
寺門要17歳、彼には彼なりの、矜持や信念があるようですが、
自分だけの行動原理で動いているので、ダニエルは翻弄されっぱなしです。
試合に勝つまでは、絶対に、キスと、乳首を舐めるところまで、
こんな関係が続いてい…

1

千の花 コミック

依田沙江美 

大人の選択

昇は大人なので、寝技も使えば、セクハラもかわす。
狡いところも、臆病なところも。
勇気も、そんな昇を、閉じこめておきたいと思い、
重くなりすぎてもと遠慮したりも。

この本、何度読んでも、好きすぎて、泣いてしまって、
なかなか感想がまとめられない。

昇にザクロの実を食べさせたいと思っている勇気。

70になったら、籍でもいれよっか

そっちも雨、降ってる?

いっしょ…

3

月も星もない 小説

久我有加  金ひかる 

漫才師シリーズです

お笑い界を舞台にした作品です。
「なんでやねん!」の「バンデージ」の二人は34歳、売れっ子漫才師の地位を確立しています。
この作品の主人公・城坂は、そんなバンデージに憧れている24歳。
高校時代からの相方・棚瀬にいきなりコンビ解消、というか、漫才をやめると一方的に告げられて…というところから、物語は始まります。
表題作は、コンビ解消を告げられ傷心の城坂と、同じように相方と別れたばかりの秀永…

1

何でやねん!(2) 小説

久我有加  山田ユギ 

大人編

1で漫才を職業としてずっと続けていく決意をした二人。
この2巻は、そんな二人のその後編。
高校卒業して、鳴かず飛ばずの3年を経て、TVドラマをきっかけに全国区へと徐々にステップを登りかけている9年目。
ようやくゴールデンに冠番組を持つチャンスが巡ってきたのだが、、、
ここでまた、相川のトラウマが、、、

相方と恋人
相川は土屋にとって良い相方であろうとするあまり、自分を見失っていきま…

1

真夜中を駆けぬける コミック

依田沙江美 

大人の恋

依田さんというと、絵柄のかわいさもあって、小動物系のかわいい受けとか、学生物の作品が多い印象ですが、これは比較的珍しい、大人同士の物語。
10代の頃の初恋の相手と再会し、再燃してしまった恋の物語。
同じ相手との二度目の恋は、根が深くて、
着いてしまった火は簡単には消えないし、
着けた火が消えないように、同じ轍を踏まないように考えるし。

この本、再会してからの二人の話がメインなので、表…

0

何でやねん!(1) 小説

久我有加  山田ユギ 

大阪弁だからこそ

幼稚園の頃から、将来の夢はただ一つ
「夫婦漫才!」
の土屋と、
そんな土屋に、なぜか一目惚れされてしまった、笑い嫌い相川。
お話は、この二人が、それぞれ過去のトラウマを乗り越えて、
漫才の相方として、
恋愛の対象として、
結びつく。
そんな直球青春ストーリー。

この第1巻に書かれているは、高校入学して二人が出会い、漫才の相方となり、そして、進路として、はっきり漫才を職業に思い…

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