雀影さんのレビュー一覧

言葉ノ魔術 コミック

門地かおり 

元ネタ知りません

出自は二次同人誌の再録集だそうですが、、、

元ネタ知ってたら、それはそれで、もっとおもしろいのかもしれないけど、
知らないなら知らないなりに、それでもおもしろいって思えた。

ただし、お話の時間軸と、作者さんの絵柄の変遷とが食い違うところがあって、その辺はやっぱり、読んでてちょっとつらかった。
多分編集者さん的には、元の同人誌に書かれた、二人の気持ちの流れとかがとても良くて、それをち…

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青い薔薇の男 小説

剛しいら 

懐かしの「耽美」

「描くのは愛」の関連作、でも本編未読の状態で読んでみました。
多分、本編とは全く独立しているようなので、これだけ読んでも問題なさそう。

BLっていうより、耽美小説でした。

舞台設定といい、ストーリー展開といい、ね
惜しむらくは、せっかくのネタ、こんな薄い同人誌に押し込まないで、ハードカバー、は無理だとしても、せめてノベルスサイズ、5倍の分量で、ガッツリ読みたかったなぁ。
作者さん…

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愛で痴れる夜の純情・前夜 2010小説花丸冬の号 ふろくCD CD

ぱんつ、ぱんつ、毛糸のパンツ

このお話、前に読んだことがあるんですけど、何で読んだんだっけ?
特典小冊子か何かかな?
気になる~~

綺蝶と蜻蛉、綺蝶は色子になってまもなく、蜻蛉は来年水揚げっていう頃のお話。
蜻蛉はまだお子様気分が抜けず、
綺蝶は、まだ蜻蛉に対する欲望を我慢できると思っていた頃のお話です。
という訳なので、蜻蛉が喘いでいない!
緑川さん、大変サービス精神の旺盛な方なので、本編で喘がなかったので…

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小さな鍵 コミック

依田沙江美 

エッセイマンガがメインですが

日常生活のちょっとしたエッセイマンガの他に、作品を作るにあたっての、製作方法や製作裏話も。
製作方法のモデルや、サンプルのような形で、「チョコレートキス」のキャラや、『ブリリアント~』の二人が登場。

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雨の上へ コミック

依田沙江美 

ミミはサイズを合わせましょう

本編終了後の、二人のバカップル生活を描いた、甘甘短編。
堅物そうに見せて、実は可愛いものや動物に目がない、章造。
可愛い七海に、可愛いネコ耳、この二つが合体したら、どんなに可愛いだろうって目論んで、、、
上手いこと七海を言いくるめて、ネコ耳付き七海と初詣に行くのですが、、、

相変わらず、七海は天然で可愛い。
でも、章造が、可愛い七海見たさに、アレコレ策略を巡らし、逆に墓穴を掘っている…

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恋ひめやも 小説

英田サキ  小山田あみ 

英田さん史上、断トツに

地味なっていうか、普通の設定の話。

7年ぶりのクラス会であった元担任。
話してみるとなんだか落ち着く、それにちょっと可愛く見えたりして,どきっ?
自分には、結婚を考えている可愛い恋人がいて、
自分も先生も男で、
それなのに恋は!

小説家、究極の命題、
「恋に落ちたら」

そんな命題に、ヤクザだの麻薬だのって言う、派手な舞台なしで、
普通のサラリーマンと、さえなかった元担…

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今宵、天使と杯を 小説

英田サキ  ヤマダサクラコ 

もっとこんな作品が読みたい

目覚めたら、自分は裸、
隣にいたのは裸の男で、そしてその背中には、見事な彫り物がありました。

と、ドタバタ始まるストーリー。
ダメだめ男・柚木に、ヤクザ・四方は、2週間だけ恋人になる約束だと、迫るのだが、酔っていた柚木にはなんの記憶もない。
そしてなぜ2週間で、なぜ柚木なのかを、読者は柚木と一緒にやきもきするのだが、、、

ヤクザ物でも、「エス」とか「夜は~」と違った、ライトな路線…

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恋のまがりかど コミック

黒山メッキ 

いろんな萌の詰め合わせ

どのお話も基本的にポジティブで、恋するパワーに溢れている。
絵もお上手。
「様々な萌をカバー」というだけあって、バラエティに富んだ登場キャラをそつなく存分に動かしていて、初コミックスとは思えないくらいそつがない
収録作品は、どれもかわいくて楽しいけど、特に気に入ったのは「キャットコール」かな
「たろ」最強にして最凶
美ネコだけど、かわいげがないところが何とも言えない。

それにしても…

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メロメロのしくみ コミック

門地かおり 

かわいいけど、新装版はきっと無理

表題作は、小学生同士のはじめてH 
ちっちゃなおしりがかわいいし、エロいし
でも、ただエロいだけじゃない
何も知らなかった子どもが、セックスの快感と一緒に、恋のドキドキや、嫉妬も覚えていく
そんな様子が丁寧に描かれていて、なかなかの佳作。
何も知らないお子様だからこその、台詞だの、ちょっとしたしぐさがかわいくってしょうがない。
でも、小学生同士っていうのは、、、
いくら合意で両思いと…

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ハイファイライフ コミック

三池ろむこ 

健全さが魅力

三池さんの魅力は、この健全さなのだなぁ、と、改めて感心する1冊。

この本では、それなりにエロっぽいことも多少ある。
でも、読後の第一印象は、やっぱり、爽やかで、あまずっぱい。

ここまで健全な印象の、甘酸っぱい系のお話が成立するのって
三池さんの、さっぱりときれいな絵柄のコミックだからこそ。

こんな風に、甘くてかわいい短編を、文章で書くとしたら、相当難しそうだ。

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