雀影さんのレビュー一覧

富士見二丁目交響楽団シリーズ第7部 訣別 小説

秋月こお  後藤星 

加速する物語

富士見もいよいよ大詰めが近づいてきた感じ
悠季のロン・ティボー挑戦の結果がでたあたりで、この長い物語は締めくくるのかな。

悠季と圭、二人の『恋愛』の物語は、二人がもう既に安定した夫婦になってしまっているので、それほど弄りようがない。
今の物語の中心は、二人の音楽的成長っていうか、人間としての成長に移っている。
その分、色っぽいシーンはぐっと減っている。
今更エロシーンとか、そんなこと…

2

恋と罪悪 コミック

たうみまゆ 

不覚にも見落として

東京漫画社さんだからっていう理由だけで、何の気なしに買ってきた未知の作家さん。
表紙も地味なら、お名前からじゃ、何か作品を読んだことがあったかどうか記憶がない。
っていうか、この名前、見たことはあるけど、読めない(どこで区切るのか、区切らないのか)
たぶん『cab』とかで読んでいると「他の作品と切れ目わかんない」っていいつつ、読み流しちゃってたのかもしれない

ところが、こうやってコミッ…

0

ポチとタマ 小説

玉木ゆら  舟斎文子 

ほのぼの、かわいかった

でも、やっぱり、ケータイ小説だからかな
小説として紙の本で読むのには、ちょっと物足りなかった。

それなりの紆余曲折はあったんだろうけど、今は同棲して、ラブイチャも少し落ち着いてきたような、もう、出来上がっちゃっているカップルの話なので、ほのぼの、まったりしちゃってて、あまり劇的な展開はない。
だからかな
「本編はどこ!?」って、つい思っちゃう。

サイトとか、同人誌で読むなら、まっ…

1

純真にもほどがある! CD

ヘタレてくれて、ありがとう

これの原作読んだ時、コミカルなお話ではあるけれど、茅野がなんだかバカすぎて、
CD化するのに、ちょっとでも茅野にオレ様感がでちゃったら、地雷かも、、って、実は心配してたけど。
でも、鳥さんなら、鳥さんと近藤さんなら、大丈夫かなあって、、、

で、

鳥さんが、見事にヘタレ!

よっしゃ~~!

特に前半の1枚目は、茅野視点で、パニクってうろうろ叫んでいる場面が大半で、
それが…

1

バチ☆バチ コミック

鬼嶋兵伍 

ガチムチマッチョ、実は繊細で美しい絵

鬼嶋さんの絵って、ガチムチマッチョがズズーン!
かと思いきや、実はとっても繊細で美しいタッチの絵
この絶妙なバランスが、何とも言えず好きです。

この本も、その絶妙なバランスが充分生かされています。
表題作のあ~らびっくり体育会系3Pあり、(チータ最高!)
ガテン系オヤジと美容師青年の普通BLあり、(普通にオヤジ攻め)
格闘系ショタ風味あり、(切れ長の目が色っぽい)
ケモ耳あり(し…

2

花扇 -座布団(2) 初助編- CD

銀さんは、黒田さん以外考えられないよね

「座布団」の続編、初助師匠の過去話。
原作本「花扇」には、もう1作品「子別れ」という、要と寒也の話が入っているのですが、CDはそちらの話はすっぱり飛ばして、初助師匠の過去を描いた「花扇」だけを収録。

大正解でした。

色っぽい初助師匠が満開です。
お相手を務める銀さんの黒田さんも、ヤクザっていうより「任侠」って感じで、惚れ惚れする。

粋で、色っぽくて『泣ける』CDです。

3

SIMPLEX CD

ヨシュア 大収穫

待ちに待った感のSIMPLEXのCD化
ヨシュアの遠近さんって、どんな感じでくるのかと思ったら、
結構予想を外された感じで(ゆうきゃんと同意見で)
でも、それが、すごく、大収穫!!
抑えた、硬いしゃべりが、ヨシュアの若さや、生真面目さを醸していて、
遊佐さんのエロおやじっぷりと好対照でよかった。

ほとんどエロなしで、数少ないエチシーンでも、ヨシュアはあんまりお声を聞かせてくれないけ…

2

AMETORA-雨寅- コミック

依田沙江美 

理系オタクは、簡単に騙せる

人よりちょっと気にしいで、面倒見がよくてやさしい。
そう思ってたかわいい後輩は、実は結構女王様で……!?
先輩×後輩、ゼミ生同士の、トラブル・トラベル・ラブ!!
<帯より>
   
二人での旅行を楽しみにしていた雨音、
そんなこととは全く気付かない奥手のオタク寅は、ついその旅行に他のゼミ生も誘ってしまい、雨音を怒らせてしまう。
そして別々に出かけた旅行先のダムで、偶然行き会わせた二人…

2

妄想エレキテル CD

安元さんの!!

安元さんの、破壊力抜群な本作品。
楽しかったです。

今年大ブレイクの前野さん。
この作品でも
「前野くんが頑張っていた」
この、テンション高い、おバカな妄想高校生を、元気いっぱいに
縦横無尽、獅子奮迅でした。

でも、安元さんの
「にゃあ」
の破壊力は、、、、

安元さん、高校生役なので、いつもの「腰にくるいい声」よりは少し若い目。
こんな、低音エロ声のむっつり高校生…

3

いとし、いとしという心(2) 小説

かわい有美子  南田チュン 

殿方の京都弁、腹黒そうで好き

「腹黒陰険ヤンデレさん」と「清純天然毒婦さん」の、しっとりはんなりしたお話。
二人の高校生編と、前作に続くお話の2話構成。
「ユキウサギ」
高校生といえば、まだまだ子供、
千秋もユキも、お互いに肉欲に負けてしまいます。
といっても、キスやさわりっこ、素股止まりの関係ですが、お子様な接触の分、禁忌感が高くてよけいに隠微。
最後に千秋は、東京へ逃げ出すことでユキを解放するのですが、、、

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