雀影さんのレビュー一覧

アパルトマン 小説

華藤えれな 

最強なのは早瀬だと思う

スレイヴァーズ・シリーズのサイドストーリー集
本編完結後の、過去補完ストーリー

「くちびるの虜」スレイヴァーズ
本編完結後、
冴木と柊一の二人が、アルルで冬のバカンスをすごそうと、パリのリヨン駅から南フランスの列車に乗ると、偶然そこに乗り合わせたのは、柊一が2年前に見合いした、航空会社会長令嬢の岩橋で…
で始まる、2年前の見合い当時を回想する柊一のお話。
結局最後はべた甘、どうぞお…

1

COMPLETE C 小説

木原音瀬 

COLD…はめでたく

絶版ノベルスの番外編ばかりの同人誌。
分量的には3編で普通の文庫本1冊分ぐらいと読みでがある。

この中の「COLD…」はめでたく新装版「COLD」シリーズが出たときに同時収録されていた、写真家・谷口が高久に初めて会った時の話。
この話は他の番外編と合わせて最後にちゃんと結末がついた。

他に収録されているのは、「プレイス」と「B・L・T」の番外編。
と言っても、私は本編は読んだこと…

4

冷血2(合同誌) 小説

和泉桂  木原音瀬 

愛はない!!犬と爬虫類はある!

巻頭で、まず宣言している通りの
「鬼畜」をテーマにした、ダークでラブレスな本

「残灯一蓋野蛾飛」鬼泉桂(和泉桂)
舞台は昔の中国(宋時代位?特定はされていない)
飢餓のため、自分を犬として売った景雪と主家の3兄弟の話。
キーワードは「犬」

「熱砂と月のマジュヌーン 2」酷原音瀬(木原音瀬)
後編部分。
前回の粗筋は
『アラブの小国、トメニスタンの石油会社社長イワフの息子で…

2
二次創作

オーロラ・レッド 小説

鬼塚ツヤコ 

グラハムは、とうとうロックオンを手に入れた

アザディスタンで対戦した、ユニオンのフラッグに興味を持ったロックオンは、一人でグラハムを探ろうと、基地の町でグラハムを尾行する。
所がグラハム達は尾行に気付いていて、、

もし、グラハムとロックオンが出会って恋に堕ちてしまったら、、、

この本では、グラハムは、ロックオンの素性を知らないまま、ロックオンに恋いこがれ、追いかけて、追いかけて思いを遂げます。
途中でグラハムもロックオンがガ…

1

恋の片道切符 コミック

高井戸あけみ 

リンクしているようで、していないようで

ご近所や、職場での出会いを集めた短編集。
自覚的なゲイ(攻め)に、己の性を自覚させられちゃう「受け」くんたちのお話。

「Micky House」「からすとうさぎちゃん」「ピュア」は、黒髪のスタントマン「カラス」こと章が登場、場所も相手もそれぞれ違うが、章は年下のいたいけな子供に、いけないことを教えるのが好き。

「ヴィーナス」
怪我をした先輩に、急遽頼まれた先輩の店は、男の子のデリバ…

3

蜂蜜の味 コミック

児島かつら 

普通に生きて、恋愛して

紺野けい子さんとか木下けい子さん系統の、厚めの唇が何ともセクシーな絵柄。
ごつ目の手指とか、骨格のしっかりした腕とか、肩とか、あと顎がしっかりしているからかな、柔らかな絵なのに、とっても男男したちょっと、珍しい魅力の絵。

お話も、高校生とか、大学生とか、サラリーマンとか、普通の日常の中の恋愛話で、激しい出来事とかはないけど、登場人物達が作品の中で、しっかり生きている感じが好ましい。

1

ポラリスベル コミック

テラシマ 

東京漫画社さんらしい

BLと思って、意気込んで読むと、ちょっと肩すかしな感もなきにしもあらずな…
元カノが恋愛関係にがっつり絡む上に、H方面の描写はほとんど出てこない、
はたしてコレがBLかって言われると、BOYがオッサンにLOVEするんだから、少女マンガじゃないのは確かだわねってかんじで。
でも、雰囲気的には、ララあたりにあっても違和感なさそうな、切なほのぼの系?

星と絡めたストーリーや、キャラの表情とか…

2

ヒショケン! コミック

角田緑 

男である意味

秘書なのか、恋人なのか、秘書兼恋人なのか
仕事と私情の間で悩むのは、男だからこそ?

会社勤めの経験がない鍋島は、秘書の使い方がわからない。
秘書の仕事に、人一倍誇りを持っている斉藤は、自分を使ってくれない鍋島に不満を募らせている。
でも、不満や不安は、仕事の所為だけ?

斉藤は生真面目で、仕事と私情は分けてしか考えられない。
自分の秘書の仕事にプライドがあるだけに、例え鍋島を好き…

2

交渉人は振り返る 小説

榎田尤利  奈良千春 

痛い

今のマスコミとか、風潮とか、いろいろ考えさせられちゃう今作。

さゆりさんの振り込め詐欺をきっかけに、芽吹が弁護士時代に担当した事件や、芽吹の過去もいろいろ出てきて、いかにもシリーズ物らしい展開。

「信じる」をキーワードに、今回はかなりつらい展開で、バッドトリップ中の芽吹が痛々しい。
それでも「信じたい」とがんばる芽吹
結末はかなりつらいけど、どこかに必ず救いはあるのね。

今作…

2

罪の褥も濡れる夜 小説

和泉桂  円陣闇丸 

パパの秘密

この本、実はいつもの癖で、電車の中で読み始めちゃいまして、

のっけからスゲェ
電車の中で読めるレベルじゃねぇ
あまりの濃さに思わず本閉じちゃったし
ある程度は予想してたけど、、けど、、けど、、、

でした。
でも、また本を開いて、電車の中で続きを読み耽ったのはいうまでもない。
読み始めたら、止まらないおもしろさだった。


お話の主人公は妖精パパだから、濃厚そうなのはわか…

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