雀影さんのレビュー一覧

禁忌 小説

愁堂れな  佐々木久美子 

タイトルがすべてを物語っているので、、、

時代設定が大正
場所は、軽井沢の別荘
主人公は、かつて小説家を志して文豪・三ツ村の内弟子兼お稚児として十余年を過ごしてきた芳
三ツ村に盗作され、失意の日々を過ごしていた芳は、学生時代からの友人、華族の園池に誘われ、静養のため軽井沢の別荘に来たのだが

もう、設定だけで、お嘆美な、官能男色小説の匂いがぷんぷん。
もう、言葉遣いが、半端なくエロい
愁堂先生なのでそれなりにエロはたっぷりで…

2

上海金魚 小説

かわい有美子  花本安嗣 

大人の恋

「透過性恋愛装置」 とその番外編同人誌を読んで気になっていた「上海金魚」
今年重版で出たのを、たまたま店頭で見つけて購入。

ちゃんとした大人が、
ちゃんとした恋をして
ちゃんとした幸せな結末になる

滝乃も水端も、ちゃんとした大人なので、お話は、一見地味にも思えますが、この地味な真っ当さがとっても貴重で、読後感がよかったです。


お話の設定自体は、ちょっと考えると、かなり…

4

窓辺の君 コミック

雲田はるこ 

かわいいのに、いぢわる

Cab VOL.1 に載っていた作品が、かわいくて好みだったので買ってみた、バラに囲まれた表紙もかわいらしい、初コミックス

作者さんはドエス好きって後書きで言ってはるけど、みんな可愛らしいエスさんっぷりで
例えていえば、健ちゃんや岸尾くんや平りんがSな攻めやってる感じ

ラブはあるけど、受け攻めのボーダーは限りなく曖昧
モロなシーンもほとんどないから、実のところは
どっちなの?ど…

1

素晴らしい失恋 コミック

西田ヒガシ 

オヤジ、オッサン、おじ様、どう呼んでもボーイではないけれど

コレもBLって言っていいのかな?
ボーイズは欠片もいないし

BLって簡単に括るけど、「男」は、「男の子」ばかりじゃないわけで
萌えポイントも十人十色
書きたい物を書こうとしたら、必然的にこうなった

そう「西田東」ってだけでも明らかなように、
全編、コレ、みごとにオッサンしか出てこない。
「平均年齢」にしちゃったら40代?  みたいな

で、この、オッサンへのラブが切ない

3

理髪師の、些か変わったお気に入り 小説

榎田尤利  二宮悦巳 

不器用で、じれったいほど、BLは楽しい

藤井沢商店街シリーズ最終巻、
って、これ、シリーズ物だって気付いてなかった。

これを読む前に「歯科医の憂鬱」 読んでたけど、そっちの主人公が途中で登場するまで、関連作とは全く知らなかった。

普通、シリーズ物だと、同じ絵描きさんの挿絵だったりするけど、これは、舞台になる土地こそ一緒だけど、各巻で主人公は全く別って事で、絵描きさんも変わるので気付けなかった。
欲張りっていうか、贅沢なシ…

0

青春の病は コミック

西田ヒガシ 

これを読む前には「願い叶えたまえ」は必読

って言うか、「願い…」3巻を読み終えたら、この本もぜひ読んで欲しいです。

表題作の他に、「願い…」の工藤メインの後日談が入っています。
この短編が、「願い…」全巻を踏まえて読むと、工藤しか登場しないのに、「幸せに生きているであろう深見」が、より胸に迫ってきます。

もちろん、表題作と、書き下ろしの表題作とのリンク小話もいいです。

3

願い叶えたまえ(3) コミック

西田ヒガシ 

マンガの文法って言うか、技法の上達も大切。 

文法や技法は、絵の上手い下手とはまた別のこと

西田東作品、とくにこの「願い叶えたまえ」の1を初めて読んだ時、絶対話は面白そうなのに、何だか読み辛くて、読んでてストレスたまって、たまって
それから、しばらく、西田作品は敬遠していた。

それが、改めて西田作品を読んで、ストーリーの面白さに嵌ったというか、、

で、

なんで、西田作品を読めるようになったかというと、この 願い叶えた…

4

恋は遠い日の花火ではなく-総集編- 小説

かわい有美子 

「上海金魚』手に入れただけで、まだ未読です。

「透過性恋愛装置」の番外編が読めると買いました。
『恋は遠い日…』は『透過性…』を、牧田視点で語り直した物。
何だ、牧田さんだって、最初から北嶋に惹かれてたんじゃんってお話。

『恋する金魚』は、オールキャスト、3組が温泉旅館で揃ってしまって、って言うお話。

何にせよ、本気のオヤジのエロは凄いってことで

3

恋でなくても 小説

真崎ひかる  奈良千春 

そこまでお互い、意地はらなくっても

オレ様男に、つい、尽くしてしまう、有能なクール美人さん。
お互いに好き合っているのは見え見えなのに、意地を張り合って好きだと言えない。

えーと、、、
私、この手の、オレ様男が、ハッキリ言って大嫌いです。
尽くす方も、共依存みたいなもんで、ハッキリ言ってバカだと思います。
そんな地雷ネタの本ではありますが、この位なら、まあまあ、かわいげがあるので、サラッと読めました。


似たよ…

0

テレビくんの気持ち コミック

松本ミーコハウス 

うっかり かわいい

前作「恋のまんなか」が予想外に自分内ヒットしちゃったんで、これもある程度期待はしていたんですが
すっごーく可愛くって
予想を遙かに上回るヒットでした

確かに絵は、癖があるっていうか、失礼ながらそれほどお上手と思わないんですが、
リアルな上手下手と全然別次元のかわいさで、
なんか、こう、

ずきゅん♪

ってくる,
ムズムズするような、
読んでるこっちまで、一緒になって赤面…

2
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