茶鬼さんのレビュー一覧

蜜室の恋 コミック

羽柴紀子 

ドSスイッチが入る時

この作家さんは受けちゃんが皆女の子っぽいけれど、それが苦にならなければ楽しめるエッチな作品w
今回目に付いたのは、主人公の気持ちモノローグで進んでいくところでしょうか?
だから解説風になっていてわかりやすい・・カナ?

表題は、誰も入ってこない用具室を居心地がいい場所として使っていた保坂が、偶然同級生の秋本と一緒になり、二人で過ごすうちに人間自身も居心地のよい相手となり~な作品。
保坂が…

2

ディフェンスライン ターニングポイント コミック

青海信濃 

まだ続いていたの!

施設警備会社のボディガードのお話続編。
新装版が出ていてそれから随分経つと思うのですが、思わずの最新刊にまだ続くのか?と驚きもあったり。
しかし、雑誌掲載を見ると04、08、09年だから、ネタがあったのね、、ということですね。

今回も吾妻は平気で暴漢の前に身をさらし、怪我してます。
恋人の三条もヒヤヒヤもんですよ。
この~無自覚フェロモン垂れ流し男めっ!!
そんな自分の身をいとわな…

1

そして僕に再び愛を コミック

新也美樹 

オバカが楽しい☆

色んな面白さがつまっていて、何も考えずただ楽しめる!
そこが新也さん作品のいいところなんだろうな~な、そんな短編集。

リーマンの恋人に優しくされているのに胡坐をかいているいい加減ヤロー野大学生・英海。
浮気はダメよ、と念を押されていたのにやってしまい、「君の事はすっぱりと忘れるから!」と本当に忘れられちゃう!?
このリーマン・玲司の、嫌なことは忘れる潔さが、あまりに清々しい♪
そして…

0
非BL作品

BL社長 コミック

天城れの 

ヒロシ社長にあてはめてみましたww

あと2年で定年のBLとは全く縁のない、おじさん部長が急にBL出版社の社長に抜擢!!
とまどいながらも、活躍する(?)姿のドキュメントマンガです(?)
天城れのさん、リブレの回し者か!?

初めての世界に真面目に取り組む姿が健気で、ヤリ手の編集部の女性達にタジタジになりながら総ウケ&ヘタレ状態がおいしい。
初出社の日、何時間も人のいない編集部でまちぼうけし、不審者扱いされてしまうかわいそう…

1

組長といっしょ コミック

宇田マキ 

巨根は大根~♪

宇田マキさんの初コミック、ビックリでした!
オヤジ率が高いのでオヤジスキー要チェック♪
作品は表題はじめ3本は描き下ろしで、「アイノチカラ」とその番外は同人作品。
シリアスなのかな?と思うと思いっきりコメディだし、コメディだと思うと何気にシリアスや真剣さも含んでいたり、絵がしっかりした大人な絵なので薄っぺらい軽い感じはせず、読み応えはあります。
今後を気にしたい作家さんですね(今年はアクア…

3

極・嫁 小説

日向唯稀  藤井咲耶 

極妻は鬼嫁

日向さんらしい一冊。
過去の事件の真相を知る為に検事事務官になった男。
その男から躰をエサにもらい、情報を提供するイヌのヤクザ。
政治家やらヤクザの組織やらが絡んで、ハードに進んでいるのかと思いきや!?
実はコメディ?
そんな、アホなー!!な作りが大変に面白い一作。

人間関係が、ごく当然のようにいきなり出てきて展開するので、思わず何かのスピンオフなのかと思ったらそうでもない。
そ…

3

アイがラブしてユーなのさ コミック

蛇龍どくろ 

待ってたよー!!

やっと蛇龍さんの単行本が見られました!!
衝撃的だった「エンドレスワールド」のイメージを持っているとビックリするかもしれないが、デビュー単行本の「シュガーミルク」な感じの甘い作風。
それにしても、随分シンプルになりましたね。

優等生っぽい風紀委員の大野君と、ヤンキーのタケちゃんの組み合わせは、思いがけない大野君のヘタレとタケちゃんへの恋心と、
タケちゃんの、男気あふれる(?)純粋で潔く…

0

同棲愛 (7)(新装版) コミック

水城せとな 

それぞれが、一歩前へ踏み出し始める

前巻では、幸太郎が自立し始めた千里にイライラしマホリンとよりを戻す、薫は椿と向きあることに決めた、といったラストで終わりましたが、今回はいきなり皆がそれぞれの扉を開いて一歩踏み出そうかという展開になりました。
S発動して、彼等の態度と気持ちの余りのワガママ加減に自分もイライラが募っていた時だけに、この展開はビックリです!

前半では自分がイイ人を演じることに自己満足を覚えるマホリンが光太郎と…

1

疵 スキャンダル 2 小説

かわい有美子  杜山まこ 

出世欲は男に唯一残されたプライド

まだこれでもかと、桐原のバカさ加減に代わりに叫んでやりたい気分にさせられる第二巻です!

己の出世の為、身分違いの結婚をし、子種がないと分かった時に妻の妊娠が発覚、義父に有力政治家に手駒として男娼のような形で差し出され、それでもまだ出世をあきらめない桐原。
妻に裏切られながらも離婚できない桐原にとって、出世だけが彼に唯一残されたプライド・・・
それって余りに悲しすぎます。
すっかり不能に…

2

恋愛革命 小説

海賀卓子  葛西リカコ 

うわー!ある種独特の痛さです

初読みの作家さんでしたが、息をもつかせない”これでもか!”なすれ違いな成り行きに一気読みです。
読後は、イタイ!!イタイ!!
木原作品とはまた違った、容赦ない人物達の痛さ。
何となく文章が荒削りで思いつくままに重ねていったっていう、少し素人くささも感じるものの、でも文章を飾っていなくて綺麗にまとめようという無理が見えないので、とにかく目を離せない展開に、痛さがダイレクトに伝わってくるんです。…

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