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剛しいら 緒田涼歌
茶鬼
ネタバレ
男性機能を失った男が、自分の代わりを相手にあてがう。 あれ?谷崎潤一郎(?)小説にもそんな話があったよな・・・と、シチュは似ております。 主人公は若者・美乃理なのでしょうが、彼を手のひらで転がす叔父の葛城が影の主役です。 5年前恋人との修羅場で男性機能を失った大学教授の葛城は、一人優雅に自分の生活を満喫している。 そこへ再婚した妹の連れ相の連れ子(ややこしい!)の美乃理が、いきなり家を…
内田カヲル
30歳はおやじなのか?微妙に手前の気もするが。 思い込んだら一途のバカワンコアイドルと、寡黙なだけに違った表情をする時が妙にかわいいスタントマンの組み合わせは波乱を呼びます。 最初の印象が良くなかった同士のアイドル小町と、そのスタントマン半沢。 でも、ハンパにアクションをしていない姿勢を見た半沢が失礼をしたと素直に謝る姿に小町はびっくりし、またその笑顔に惚れたようです。 そこからが小町…
須坂蒼 祭河ななを
メガネといえば鬼畜を連想しそうですが、これは甘甘のほんわかストーリーでした。 攻め様はあくまでも紳士で(書き下ろしでは変身してますが)、受け様はひたすら純真・健気で、時々キュンキュンしながらサラサラっと読めます。 北海道のすずき眼鏡店の店主は23歳のひなた。 おじいちゃんから継いだ技術と、眼鏡に対する情熱で、お得意様から信頼を得て、お店の切り盛りをしている、まだ恋をしたことのない男子です…
吉原理恵子 小島文美
ハンカチを用意してください、できればタオル地がいいです。 自分は電車で読んでしまって危うい目に会いました(汗、、) 最初から最後まで胸を締め付けれる苦しさに、どこまで耐えられるのか、心を試されているような愛の姿がここにありました。 17歳にして王になったルシアンに「誕生日の贈り物として操をもらう」として強引に奪われたものの恋人となったキラ。 しかし、乳兄弟として育った王の妹イリスをかば…
花村イチカ
少女マンガのような可憐な登場人物達が、甘酸っぱいレモネードのような恋を繰り広げるお話たちです。 胸がキュンキュンってトキメキます。 大好きな片瀬に片思いしている小鶸。 鼻血を出した小鶸にいきなりキスするのがなぜかエロさを醸し出します。 その後、気持ちが通じ合い、そして体を求めるのに戸惑って、結ばれて、恋人になったのにヤキモチを焼いて不安になったりと、青春期の恋のグルグルがエロさを伴って…
吉原理恵子 円陣闇丸
一見幸せそうに見えた家族に、父親の不倫と家出によって起こる崩壊。 それは、家族個人それぞれまで壊すことになってしまった。 シリアスでドロドロした愛憎が吉原さんの心情をつづるモノローグ多めの文章が抜きんでて際立たせる衝撃の秀作だと思います。 極度のブラコンで長兄の雅紀が大好きな長女の紗也加 父親が大好きで親戚にも可愛がられる末っ子の祐太 真ん中の男の子として、中立的立場にある二男の尚人…
内田かおる
やっぱりおやじはかわいい、例えどんなにガチムチだろうと。 そのむさいおやじが頬を赤らめたり、泣いたり、恥じらったりがおやじだけに似合わないからかわいく見えるという、矛盾の道理の原理? 表題作は、学校の先生がその性癖で悩んでいるのを見てしまった生徒とできちゃう話なんですが、これ、超ヤバイっすよ! あの伝説のホモマンガ●●に何気にシチュエーションが似てるような・・・救われるのはあの先生みたい…
崎谷はるひ おおや和美
ブルーサウンドシリーズの短編集。 水青さんも書かれていますが、初めてこの登場人物達と出会った自分も、「ただ青く光る音」でキャラとカプの特徴があらかた解る仕組みになっていましたので、こちらはスムーズに読むことができましたので、読む順番としてはこちらを後で読むのをお勧めします。 「インヴォルティーニ」ケネス×朝倉 日本語だと王子様なケネスが実はちゃんと粗野な部分を持っていて、そういう部分も見…
ブルーサウンドシリーズの登場人物達のその後の、熱い熱い短編集です。 自分はこの本編シリーズは未読ですが、知らなくても十分楽しめました。 崎谷さんのエロあふれる表現が堪能できます。 「夏恋KISS」嘉悦×藤木 "目を閉じればいつかの海”のカプ。 「夏恋KISS」大智×瀬里 "手を伸ばせばはるかな海”のカプ 「無条件幸福」山下×一葡 "振…
今回の表紙はルネッサンス吉田さんの淫靡な絵でございます。 今号から「茜新地花屋散華」の新シリーズが連載でしたので、ファンの自分としては必見でございます。 「淋座敷空慰」 茜新地で姿を消した十三は新しい街で戸籍を買い全くの別人として生活している。 その仕事はまっとうなものではない。 そこで拾った男・・・何もかもがあの深町を思わせる二三という男。 ああ~この先が気になります。全く持って…