茶鬼さんのレビュー一覧

空の蒼 小説

野原滋  雨森ジジ 

もっと早くに読めばよかった!

先月出ていた新人さんの本なのですが、最初に読む時、冒頭に登場するどうにも攻めとなる男子の何か病気なんだろうか?と思うほどの、悪意はないんだけどずけずけと人の心を踏み躙る、まるで子供の様な24歳の描写が不愉快に思い、そして雨森ジジさんの幼いイラストに違和感を感じて、読む順番を後回しにしておりました。
やっと、腰を落ち着けて受け入れる体制ができてもう一度開いた時、このお話に釘付けになり、最初不愉快に…

7

ワンダーラスト コミック

柳沢ゆきお 

青春と言う名の病

ガツン!とヤラレマシタ。
衝撃です!!読みかえせば読みかえすほど、彼等の存在が頭の中に入ってきて、更に、そのまた更に、物語を心の中・頭の中で感じる事ができます。
久々に読み応えのある、考えて感じるマンガに出会いました。

まだ子供をひきずったまま、大人にもなりきれない、思春期まっさ中のもがいてもがいて抗えない自分をもてあます年齢の頃。
それぞれの登場人物のキャラクターがそれぞれ抱えるもの…

12

高嶋さん、チャック開いてますよ コミック

後藤ユキ 

誰かがどこかできっと天然?

最初に書いちゃいます。
面白かったー!!コメディ展開なんですが、どれも見事にツボをついて笑った笑った♪
どの作品も、どちらかがどこかボケててそれが微妙な勘違いとすれ違いを生んで、そして丸く収まる。
それが実に愉快で声出して笑っちゃいましたv
そして表紙・・・気が付きませんか?帯まできちんと表現してありましたwww

表題は、同期のリーマンもの。
ずっと女性が切れたことのないモテメン高…

3

調教遊戯 緋襦袢は極道に散らされる 小説

真宮藍璃  葛西リカコ 

一棒一穴主義だそうですw

緋襦袢、調教、遊郭、帯には「いますぐここで咥え込みなさい」特濃Hレベル3
エロエロだろうな~という推測はできるのですが、凌辱強姦・輪姦なしに(お道具で犯されちゃうはあるが)最後結ばれる相手とだけの、作者さん曰くの”一棒一穴主義”が貫き通された本作品は、実はとってもとっても甘い作品でした。

双龍会大槻組の組長の妾腹として生まれた智哉は、その出自を噂する世間から引きこもりがちになって母親と一緒…

5

ホストの不埒なラブゲーム コミック

コザキヨネ 

キャラクターを魅せる展開が上手い?

ツンデレさん、健気くん、腹黒さん、眼鏡くん、ヘタレくん、などなど色々なキャラが色々な組み合わせで登場して飽きさせない短編集。
短編で短いけど、それなりにまとまっていて平坦でなくどれも愉快だし、ある一定の水準以上は満たしていると(自分基準)思われます。
短編だけにストーリーというよりは、ある場面設定とそれに対するキャラ設定により、キャラクターを見せるという展開がいいのではないなか?って感じがする…

2
非BL作品

石田とあさくら(1) コミック

マサオ 

いや、ちょっと違うでしょw

確かに自分はギャグ、お笑いが大好きだ!少年漫画のお下劣なお笑いはとっても好きだ!
それがBL風味だったら言うことない。
しかし、この本の帯・・・全年齢対象BLって?
BLを期待した腐女子の皆さんは多分がっかりしてしまうかもしれない、かもしれない(?)

おっぱいを愛してやまないあさくらは、おっぱい女子に囲まれたいがために教師になりたい、ただのおっぱい好きの高校生。
しかし、点数はいつも…

3

COMIC Be vol.3(雑誌著者等複数) コミック

掲載作品が全部好き!という珍しい本です

今回の表紙は本仁戻さんのエンエン主人公達の天使と悪魔♪
そして巻頭からーインタビューは2月に「ヤンキー君と王子様」を出した真名子さん。
このインタビューを読んで、この単行本の表題のできた経緯を知ることができますし、この作家さんちょっとホラー系の少し痛い感じの作品がとても魅力的なのですが、ご本人もやはりそれ系が好きだということ。
このふゅーじょんさんでは、割と好きにかかれているようなのですが、…

1

壊さずにはいられない~Sの恋人~ 小説

春原いずみ  神葉理世 

まともといわれる人は一体いずこ?

よく、病院の医者にはどっか歪んでるとか、どっか変な人が多い。
なんて話を聞くのですが、このお話に出てくるお医者様は、といいますか、ひょっとしてお医者様全て?いや、登場人物すべて?
何かどっかおかしい!?
いや、別に患者に対しては技術的にも優秀なお医者様・医療関係者達なんでしょうが、性格という部分でしょうか。
とても個性が強い人々が登場するので、そしてとんでもないこれこそドS!!と叫びたくな…

4

石黒和臣氏の説く、正しい『日本犬』のあり方 小説

吉田珠姫  のやま雪 

愛犬自慢なの

石黒和臣氏シリーズも9冊目。
ジョベールの当主になり、日本犬のブランド確立をするあたりから、元からのウンチクはもちろん、いかに千聖が素晴らしい犬であるかの、犬自慢話しになっているような気がしないでもないのですが・・・(笑)
今回も、題名の通りに、犬の見極め方もとい千聖くんの賛歌になっておりました(ゴチソウサマw)
ここまでくると、ほんとうにすがすがしくて、実に愉快であります♪
萌えとかそん…

6

春のダリア文庫フェア2012 攻本 特典

とりあえず、攻めv

フェアでもらったんですが、既読の作品が春原いずみさんしかないという。。
しかしフェア小冊子だけに、それだけでも何気に本編の経緯がなんとなくわかるという。
そんな感じがいたしました。

神香いずみさんのは「鬼畜攻め」
鬼畜という言葉があっているかどうかはわからないのですが、冒頭からエロエロ展開でございました。
伯爵が最愛にして最後の妻となった(?)受けちゃんをエロ攻めしているのでございま…

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