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梶ヶ谷ミチル
茶鬼
作者さん初のボーイズラブ作品にして初単行本だそうです。 だからなのか、なるほどーと。 冒頭の二人の始まり、唐突感があり、どうしてキスをされただけで水谷は沢木を気になって好きになってしまうのかな? そんな水谷の部分が、よく見えなくて、でもこれが女子だったらきっと有なんだろうと思うと、別に男だろうが女だろうがそこは関係ないのか。 と、思ったりもしながらも何故か少しひっかかりが・・・ しか…
ネタバレ
SHYノベルズ椎崎夕の2冊連続刊行記念小冊子は、大震災の影響で発送が少し遅れましたが無事届きましたv 本編の2冊は、どれもタイプの違うお話で両方とも自分には大好き。 特に『ひとでなし』は人でなしだらけの登場人物に、攻めの里見の傲慢オレ様ぶりが”最高最悪”で大大大スキだっただけに、期待が大きかったです。 『ホワイトデーの逆襲』はその「ひとでなし」の番外編 気に入ったからと無理矢理引きぬい…
ふゆの仁子 海老原由里
03年の作品にドラマCDブックレットに掲載したショートと、書き下ろしを加えた新装版です。 この題名『世界のすべてが敵だとしても』ああー、何かどっかで聞いたフレーズだな~、何かの小説でも誰かが言っていたな~、と思いつつもダイレクトに題名に据えるところが何か潔い! しかも、それは主人公達の立場そのものでしたので、やっぱりこれ以外にないか。。って感じ。 この続編が出るそうですが、次回作は『世界はふ…
天点
作者さんの商業初作品? ショタっ子風味満載だけど高校生。 男の子なんだけど、女の子っぽくて、別にBLでなくてもいいんじゃない?みたいな作品ではあるんだけど、 絵も見やすくて、複雑さも一切なくて非常によみやすいです。 表題は小中高とずっと一緒の琥珀と小太郎。 虐められて泣くその顔がかわいいから、オレがずっと守ってやるよ。 だからお前はオレの下僕な。 なんてはじまった長年の王子と下僕…
中村明日美子さんが3月に楽園で復帰、そして太田出版の「ぽこぽこ」での執筆、いよいよOPERAにも帰ってまいりました! 久々の『空と原』連載再開は何と38Pもあってまた、次からが楽しみv 能天気で明るい空にも実は辛い失恋があったという、ちょっとセンチメンタルな一面を見せました。 何かありそうでいつもの調子でない空に何もできないハラセンが翻弄されている姿。 そして、泣く空の頭をぐしゃってするそ…
本編後、秋ヶ瀬の別荘で暮らし始めた二人の姿。 高校時代に二人で描きあった互いの絵をペアにして寝室に飾り、やっと想いがかなったと、かなり濃厚な日々を暮らしているらしいw 心から互いを求め、かなり激しい夜を過ごしているようだ←ゴチソウサマ! 本編が苦しみを描いたものだっただけに、かなり甘いのだろう。 しかも、前にもまして秋ヶ瀬の立花への執着と愛情の度合いはより深くなっているようで。 秋ヶ瀬と…
夏乃穂足 三枝シマ
この作家さん2冊目でしょうか?初めて読んだのですが、もう冒頭から延々と続く同じ語尾の使い方。 シリアスを演出するためでしょうか、客観的な淡々とした主人公の気持ちを綴るためにこの「た」を多用した語尾を使われているのかもしれないが、一行が短い為に「~した」「~だった」がしつこく、ぶつ切りの印象と稚拙な文章を思わせて、大変に不快な文体でした。 自分がここまで思うのは大変に珍しいことなので、ここへ書い…
鳥人ヒロミ
年下ワンコ攻めとツンデレ美人受けの部活を通した高校生モノは、旧版で2冊だったのものを1冊にまとめてくれているのでとても満足度が高いです。 よくある学園モノの甘っちょろいラブラブものじゃない。 それぞれに主人公達が抱えたものがあって、それを上手くまだ表現したり理解したりすることができない、青年期ならではの彼等の姿は、とても等身大だなと思うのです。 1年生の安孫子はバスの中で前に座る高校生の…
多分に『バスタオル』だけであったらこの作品はとても軽くて、鳥人作品が好きな自分にもちょっとイマ一つなものなんですが、それに事故で声帯を失った青年が登場する『なんか言えよ』がコンビで組み合わさっていること、そしてそして何より、あの『彩おとこ』のラスト・・・岩吾の着物をカヨさんが見て感激するシーンとリンクされた後日談が入っているのが一番自分に嬉しかったです。 他に、『バス停留所』と『バスタオル』の登…
国枝彩香
今回の単行本は、ブラック国枝の側面が前面に出た本。 でも構成は掲載順でほぼ”ブラック→→→ホワイト”へと移行していきます。 ちょっとホラータッチのものが多いので、きっとラストの『みみたぶの理由』の番外編を読むとすご~くほっとさせられるかもww 多分救われなくてとっても怖いのが表題と『十三夜幻灯』だと思いますが、それでもとっても印象深いお話、ラストを除いた全編をBL版「世にも奇妙な物語」と思え…