茶鬼さんのレビュー一覧

うたかたの愛は、海の彼方へ 小説

華藤えれな  高階佑 

歴史モノは難しいですね~

ルネッサンス期頃のベネチアを舞台にした下剋上的復讐モノな物語。
こういう時代背景的歴史ロマンて難しいと思いました。
いかにも物語物語して、ある程度の歴史があるわけなんで、そういった歴史を2人の愛が動かすというのは、どうも御伽話めいて見えてしまって(ファンタジーなんでいいのでしょうが)、妙にリアリストの部分が頭をもたげてウソ臭く見えてしまう。
国を動かすまでしないほうが、2人の関係に終始のめり…

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博士と犬のひみつBOOK 特典

無料なんでこんなもんでしょう

上下巻の帯の応募用紙を送るともれなくもらえたコピー本です。
内容的には、本のあとがきに入れてもいいでしょ?
みたいなものですが、出版社としては売れ行きや反応を見るのに必要なものでもあると思います。
DUO BRANDさんのファンとしては、応援したい意味もあり応募したのでありますが。

さて、内容としては描き下ろしのマンガで埋め尽くされて、、ではなく最終2Pにマンガが。
この二人はラブ甘…

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彩おとこアンソロジィ(合同誌) コミック

鳥人ヒロミ 

お口なおし的に最適なアンソロ

色々な作家さんが寄稿してできた一冊は、アンソロらしくその世界を広げるのにとても楽しい。
こぼれ話的なものから、ファン的目線の希望・妄想まで☆

山田ユギ氏が1Pイラスト、岩吾と五道の2ショットを載せているが、その端に「岩さんと少尉なら、岩さん襲い受けでw」とリクエストがある。
これはその後「パラレル彩おとこ」で実現しているので、見ものですw

杉本さんは「ワタシが気になった人!」で、自…

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彩おとこ(2) コミック

鳥人ヒロミ 

忘れたとは言わせねぇ!

店の資金繰りの為、そして兄・蘇芳から目をそらさせる為に岩吾に身体を与える丁子。
蘇芳を彼のパトロンから引き取り助け出した五道に、好きを告白する蘇芳だが、神の道を目指す男はその気持ちを当然受け入れてはくれない。
そこで母から語られる蘇芳の過去。
血筋とはいえ、かわいそうな業を背負って生きている蘇芳だった。
そんな彼にただでさえ、血がなせる淫乱という姿以上に禁忌を犯させない為に求めながらも絶と…

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彩おとこ(1) コミック

鳥人ヒロミ 

気になる、伊達でイナセな男達v

明治~大正頃のお話なので、着物姿の男達が満載w
作者さんが着物好きの為、その表現も粋で見せ方が上手い!

登場人物達も魅力的デス♪
浅草でデザイナーブランド的な着物ショップを経営する石川3兄弟(蘇芳=デザイナー・丁子=マネージャー・藍=旧制中学4年)
チンピラに絡まれた3兄弟の長兄・蘇芳を助けた、ロシアの血を引く赤鬼と呼ばれる軍人の五道少尉。
蘇芳が赤鬼に着せようとした着物を持って行っ…

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個人教授 CD

濃くて長いのにびっくり!

オフ会でいただいたCDです♪
原作未読で聴くのは初めてなんで、ストーリーも全く知らずに聴くのはドキドキしました。
今まで聴いた中で一番絡みが長く多い!!
えっ!?7回もあったのか!!でも、話の半分くらい絡みシーンだったかもしれないww

エロが先立つと内容が今一つ、なものが多いのかな?と思っておりましたが、話自体がトリッキーなものでしたので、最初の展開で何で?どうして強姦まがいの関係で、…

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極上のエゴイスト 小説

あすか  高座朗 

お前のペ○ス貸してくれないか!?

タチ×タチのガチンコもありながら、つっこまれたら以外に悪くない、でもいつかはお前の尻も貸せよww
この二人が絡んだら、ベッドがすぐ壊れそうだよな~と密かに思ったり。
そんな、エチ&エロもあるけれど色気は薄い男前同士のカプは意外にもツボですv
ヤクザの息子と、ロシアンマフィアの右腕という裏稼業同士なんで、結構血なまぐささも匂わせ、容赦ない姿も見せ、トラウマとか執着などもあるのに、主人公の性格が…

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裏切る唇 小説

火崎勇  角田緑 

ツンデレ天の邪鬼全開

初めて会って一目惚れして、それから交わることなくずっと片想いで見続けてきて、本当の気持ちが言えずに最後まで素直になれない憐れな主人公。
そんな天の邪鬼の主人公の心と態度の描写が見事な一冊でした。

物語は一貫して主人公・滝目線で綴られます。
彼の益岡に初めて会って見惚れて、それからずっと追い続け、就職先まで同じにしというある種のストーカーに近い執念の片想いが淡々と、切々と訴えかけてきます。…

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籠の鳥は夢をみない 小説

浅見茉莉  南田チュン 

イイ話です、ただイイ話。

ちょっとだけ時代物のイイ話。
だけど、そのイイ話になるまでにこれでもかー!な不幸があったりとかはなく、投げやりな態度や行き違いがあったり、何気にデジャブ感が漂うよくある話ではありました。
そこに新鮮味や面白みを見つけるのはちょっと自分には難しかった。
下剋上萌えという路線もあるが、今一つな感じも・・・
受けがバカとか、ものすごくひねくれていたりとか、性格にかなり難ありだったらよかったんだが…

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執務室は違法な香り 小説

篁釉以子  周防佑未 

S気分にさせられるイライラマックスを誘う黒ラブ受け

正義を振りかざす黒ラブロースクール生にイラとして犯っちゃって、のめりこんじゃう敏腕弁護士。
エロい、エロいですよー!
好きとかいうより、お互い体が優先しちゃって、弁護士のサドっ気も満載に、すごく楽しめた作品です。

小宮ルイはロースクールの学生、祖父の無実を勝ち取ってくれた憧れの弁護士ギルバートの元で夏のサマー・クラークのバイトを出来ることになり大喜び!
再会は最悪、しかも明らかに黒とい…

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