茶鬼さんのレビュー一覧

狂ひもえせず コミック

まんだ林檎 

とってもマニアックですが、これが魅力なのです

作者の<まんだ林檎>さんて、お子さんのいらっしゃるお母さんなんですよね。
普通子供がいる方だと避けたい部分なんていうのはBLにはあると思うのですが、それすら萌えに昇華してグサリと突いてくる、ある意味狂気の世界は素晴らしいものがあります。

表題作は、亡くなった双子の妹を通してのその夫と義弟。
先日レビューした「微笑う人魚姫」にも似た世界でした。
双子の妹・昴をモデルにして描かれた絵を見て…

8

欲望の犬 小説

中原一也  奈良千春 

大型の黒いドーベルマン犬登場

おやじの中原さんの、20代の男たちのお話です。
主人公が検事という固い職業なんですが、割とポジティブなゲイが欲望に溺れて、、などというお話なのでガッツリエロです。
奈良絵と併せてとても楽しめました。

検事の水上は今まで年上の男性と、しかも渇望を満たすといっても、あくまでもお上品なSEXしかしてこなかった人です。
そんな彼が雨の日拾った男に、欲情している目に誘われたといって犯られちゃうの…

7

秘書の嗜み 小説

鳩村衣杏  奈良千春 

こんな秘書なら傅かれてみたい、ちょっとヘタレのクールビューティーです

秘書と聞いて、かつて自分も体験した仕事であるだけに、この主人公・誉の苦労が手に取るようにわかって、少しばかし同化してしまいました。
しかし、ここまでの徹底した完璧さはなかったのですが・・・(汗)
それにしても、この攻め様及川にホレちゃいそうですよ。

誉は先代秘書の教えを忠実に実行する敏腕秘書。
片や及川は、社長の甥であるとともにモテまくりの広報部で、ガチガチに固い誉が苦手。
しかし、…

2

微笑(わら)う人魚姫 小説

河上桜子  橋本正枝 

怖いもの見たさ、精神的イタイ好きの方には絶賛・超お勧めします。

KAREN文庫Mシリーズは結構ドロドロ系があって好みなのですが、これが一番キました!!
禁断の”死”というアイテムが3編も入ってしまって、しかも憎しみ、嫉妬、後悔、人間の怖い暗い部分も、子供の無知がゆえの残酷さも、そんな暗い面をも暴きだした、イタイ一冊です。

表題作、嫉妬が生んだ究極の略奪愛ですが、これを行う少年の恐ろしいまでの執着と執念に背筋がゾっとします。
しかし、ある意味相手の男性…

0

囚われた極東の華 小説

バーバラ片桐  朝南かつみ 

冷たい日本の刀が色香を纏う

アルルノベルスでのバーバラさん軍服モノ2冊目は、明治時代のまだ富国強兵まっただ中の日露戦争前のお話、イギリスの大貴族と、日本の近衛軍人のお話です。
今回も朝南かつみさんの色気絵のなんと悩ましいこと!

日英同盟の大使として密命を帯びている英国貴族のアーノルドを迎えに来ているのが日本の軍人尾高。
彼の刀のような冷たさに惹かれた(どうも日本好きらしい)アーノルドがそのカチカチ頭の尾高を翻弄しま…

2
非BL作品

青春♂ソバット(2) コミック

黒娜さかき 

ちょっぴり考え出したアホの有田です。

さて、いよいよ波乱の学園祭が始まります。
「男前コンテスト」ホストみたいな格好の有田は女子に「ドーテー臭い」とか言われて盛り下がり、白州が優勝。
憧れの朝倉先輩はミスコンで優勝で、一緒に踊れなくて残念がってるのを白州が踊ってやるという、情けないありさま。
しかし、この本の女子、本当にみんなイヤな性格してるよ。
先輩好きですっていう有田を何気にさそって、ゴム持ってないならちょっとだけね、とか…

1
非BL作品

青春♂ソバット(1) コミック

黒娜さかき 

童貞の有田くんの将来やいかに?

帯に「嬉し恥ずかし、恋せよ男子!ゲイ&ノンケのチン道中 青年誌流BL道、進撃開始」とありますが、その通りです。
ワケアリなゲイの白州くんと、ノンケであっかる~い有田くん、他数少ない男子共を含めて、学園ライフを覗いて楽しんじゃってください。というお話です。
一部、百合か?みたいな女子も登場して楽しめます。

女子の目の前でファーストキスを白州に奪われた有田。
彼があこがれているのはミスコン…

3

恋の口火 コミック

黒娜さかき 

人生の3点を抜き出して見たカップルの話が切ない。

個人的にプッシュしている黒娜さかきさん、の初コミックはこの本です。
イタリアでも発行されているらしいのですが、系統としてはOPERA掲載ですので、BASSOさんとかにも近いものがあり、OPERAらしい作風の短編集です。

「Suーsuki」「クリィムシチュー」「曲がり角を過ぎても」は同じ主人公達の過程を描いた、切ない話です。
女子に告白された健一。
彼には幼馴染で同級生の悟郎が気になる。…

5
非BL作品

胡桃の中Ⅱ コミック

川唯東子 

ノーパンに革パンツは無精者の証だった!?

今回もスカっとしたり、心温まったり、絵画を通して人間模様が交錯すると共に、主人公達のラブにも心温まります。

ある美術館員が持ち込んだ損傷の激しい絵と、偶然同時期に持ち込まれた絵は同じ絵だった。
盗んでまでも執着するコレクターか、ただその絵が好きで愛していた一般人か?矢崎は一体どのように対処するのか?
短編ながら、とても見ごたえのある話でした。
しかし、割と毎度オチがつくのが面白いです!…

1
非BL作品

胡桃の中(新装版) コミック

川唯東子 

絵画を通した一見謎解き風でいて、あたたかい心の交流の話です。

最初、読み始めて細野氏の「ギャラリーフェイク」の、も少しゆるいBL版な感じ?
という印象を抱いたのですが、似て非なる作品。
絵画・画廊を舞台にして、そこに絡む人の心の温かさが感じられて、とても後味のよい作品です。
最後まで飽きさせず、長く手元に置いておきたいなと思わせる優秀な作品だと思います。

主人公は画廊「胡桃の中」の二代目、本当はすごいハンサムなんだけどいつもモサくてだらしのない谷…

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