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九號
茶鬼
ネタバレ
表題を含め収録されている3本はどれも少年期の、きっと誰しもが感じて思ったあの一瞬の時を切り抜いて表現しているんではないだろうか? とさえ思うほどに、「少年期」というこの時期を的確に表していた。 表題は12年の春配信で後編が描き下ろしというのだから、この前編だけ読んでいた読者はきっと胸をかきむしられる想いをしたに違いない(笑) 苛められているところを助けられたのが印象に残っていて、同じクラ…
藤村綾生
東京漫画社作品だと、そうそうはずれがない!とおもっていたのですが、こちらのレーベルは制作は違うんですね?携帯?WEBコミックのようです。 絵はとてもきれいです。 少し前の高久尚子さんを思い越させるような感じで。 作者さん初のリーマンものということだそうですが、大変に残念なことに主人公たち、どうみても高校生にしか見えません(涙) しかも、28歳で会社社長と、語学ペラペラのやんちゃだけど有能(…
秀香穂里 三池ろむこ
イイ話だったのですよ。 みんな自分に悩み、迷い、それは大人も生徒も同じなんだと、 ちょっと傲慢で上から目線で、愛していた男に振られたことがとてもショックだった国語の教師が、年下の体育教師とのふれあいで、受け持ちの生徒とのふれあいで、そんなことにきがついていく話。 思わず「贈る言葉」が流れてきそうな??? あまりにフィニッシュがきれいにきまりすぎて、思わずうろたえる読者。 よかったのに、萌…
田倉トヲル
行きすぎた兄弟愛の最終形…ガチ兄弟 と呼ぶにはあまりにキレイでキラキラして。田倉ワールドの雰囲気にどっぷりと浸かることができました。 まだ携帯やメールが普及する前の時代。 文通というやり取り、兄弟でというのが心の通いあいを見せる。 ソウメンやリンゴ飴、様々なエピソードにキュン萌えを感じずにはいられない。 兄弟、といっても生々しくなく、ブラコンの延長線上、突き詰めればこんな愛も待ってい…
三池ろむこ
評価は萌えなのですが、それはこれがまだ一巻で謎がいっぱい(予想はいろいろできるのですが)これからがどうなるのか?という部分が大きいから。 今回のこのお話は自分の好きなろむこさんの切なっぽい展開なので、とても期待してしまいます。 というのも、キャラクターに謎があり魅力的に映ったからです。 どうやらゆっくりの進展らしいのでじれったさを感じるかもしれないのですが、きっといろいろなモノがわかったとき…
コウキ。
この作家さんの初コミック?あれ、と思ったら先日出た一穂さんの小説の挿絵の方! ちょっと苦手な絵だったのですよね。 鼻の位置が安定しないという特徴があるのではないかと思うのです。 この単行本は11年から今年初めまでの作品を収録。 確かに11年の作品と思うとふつう進化すると思われるのにどうしてこんなに不安定に? あと、頬の赤くなる描写の斜線もスリ傷のようでちょっと気になる。 パッと見た目の…
ヤスエイ
作者さんの商業初単行本? 何気に嶋二さん風な絵柄かと思えば草間さかえの線を細くした風な味もあり、また木下けい子風のラフな味わいもあり、と絵柄としてはどこかで見かけたような雰囲気を醸しておりますが、そのストーリーはとてもわかりやすくまっすぐな表現をされているような感じがします。 作者さんのトラットリアでの体験を元に描かれただけあって、なんとなくこんなトラットリアあるよね、と親近感を抱きます。 …
葉芝真己
幼いころ両親の離婚で分かれた双子の弟の忘れ形見である息子・亮太を引き取った売れっ子作家の燈利。 自分の元カノが原因で怪我をさせてしまったことから、亮太にもなつかれていることもあり半同居生活をするようになった金髪の保育士・なっちー。 子育ての苦労をメインに親として、また子供も成長していく姿を描いたこの『キッズログ』 全然色っぽい展開が訪れなくて、じれったくてじれったくて。 いったいどうなのよ…
清白ミユキ 北沢きょう
時代設定は明治初期。 物の怪が跋扈して、人々は夜の外出を控え警察組織にモノノ怪対策の「特殊課」というのがあり、与力の家柄からその課の補佐をしている圭一郎が主人公。 彼の元へ「祓い屋派遣協会」から陰陽師の朱利がやってきたのが始まり。 この話のみせどころは、顔を合わせるとは言い合いばかりになったり殴りあったりするケンカップル仕様なところ。 そして攻め攻め攻防戦。 日頃退治する小物でない「鬼」…
千地イチ 國沢智
既出作2作が、なんとなく青春群像作品という雰囲気を感じていたのですが 今回も若者の気持ちやあり方、それを表す主人公の描写がとてもリアルに身近に感じて どっぷりと共感してしまい、逐一主人公達の気持ちにうんうん、わかるわかる!とうなずいておりました。 ふたを開けると今回もワンコ!? しかし中々に受け攻め逆転な匂いもあり、リバの可能性もとても大なカプ。 とってもいい感じのお話に、読み終えたあと…