マキヲさんのレビュー一覧

こねこねこね 小説

早瀬亮  陵クミコ 

亜希子姉ちゃん!

「ザクザクザク」から半年――恋人として過ごす滝本と成見のお話です。前作は成見視点でしたが、今作は滝本視点で物語が進みます。

ちょっと辛口ですが、続編としては蛇足な気がするので評価は「中立」です。この作品だけで読めばまた違うのかなー。

今作では、成見のハンクラ仲間に嫉妬してしまう滝本と、とある事情から滝本を強く独占できずに身を引こうとする成見が、またも誤解から擦れ違ってしまう展開になって…

1

眠れる森の罪びと 小説

川琴ゆい華  みずかねりょう 

プロローグだけ面白かった…

川琴ゆい華さんの作品はいくつか読んで、今のところすべて「萌」と「中立」の当落線上にあります。で、この作品は「中立」側でした。

魅力的なタイトルとあらすじにもっとドラマティックな内容を期待してしまったせいか、プロローグで感じたドキドキ感はどこへやら、本編はびっくりするほど間延びした印象の作品でした。中だるみがずっと続いている感じと言いますか。

そもそも、目覚めた希生がとても「精神は14歳…

6

初恋の、それから 小説

渡海奈穂  小椋ムク 

三角関係未満

三人の少年達の物語です。三角関係未満、恋愛未満ぐらいの瑞々しい雰囲気は伝わってきたのですが、思春期特有の心の揺れ動きにリアリティーを持たせようと丁寧に描写しすぎて逆にキャラクターに掴みどころがなくなってしまったなぁと思います。

渡海奈穂さんの作品はいくつか読みましたがいつも同じような印象を受けるので、単に相性の問題ですかね…。なんというか、もっとシンプルにできる展開を捏ねくり回しているうちに…

1

棘の檻 小説

本庄咲貴  小山田あみ 

兄のキャラクターが強烈

傲慢で誰のことも信じられず人格が歪んでいるイケメンで絶倫な俺様攻が、翻弄されて追い込まれる受に対してさんざっぱら鬼畜の所業(もちろんセクハラ)を繰り返した挙句「お前が好きだ。こんな気持ちになったのはお前が初めてだ」と言えばすべてが許される――という展開に「またこれか…」と思わずにはいられませんでした。

気を取り直して…。この作品の面白かったところは、何と言っても主人公・白斗の兄・利一の異常な…

2

恋人はバカ~理系彼氏のしつけ方~ 小説

楠田雅紀  陵クミコ 

元々ゲイなのでは…?

ノンケ同士が恋をするつもりじゃなかった相手と恋に落ち、両想いが発覚した途端あっさりセックスに至るという展開は、まあBL作品ではたまに遭遇しますが、この作品はあまりにもお手軽すぎてポカーンとしてしまいました。

あれだけの交流で同性に恋するなんてありえない。私は異性愛者ですが、自分と可愛い(あるいはカッコ良い)女の子に置き換えたって絶対無理です。それくらい二人が恋する理由付けが浅く、実は元々ゲイ…

1

恋の誘惑、愛の蜜 小説

いとう由貴  緒田涼歌 

どっちもどっち…

親友として十年間過ごしてきた友也と貴之。友也の秘めた片想いだった貴之との関係が、とある切欠で変わってしまいます。貴之の過去の奔放な恋愛を知る友也は、彼に飽きられないように貴之に対して敢えてそっけない態度を貫きますが、一方の貴之は友也への執着を募らせてゆき――というお話。

続編(スピンオフ)に当たる「恋の報い、愛の渇き」を先に読んでしまったのですが、そちらに出てくる友也と貴之はもっとこう…無邪…

1

彼とごはんと小さな恋敵 小説

小宮山ゆき  のあ子 

ほのぼのは控え目

子育てBL好きとしては、ちょっと消化不良気味な作品でした。このお話に登場する伊織(受の甥っ子)は子供というより攻のライバル、あるいは物語における台風の目のようなポジションで(タイトルのとおりですが)、総括的には「子はかすがい」になっているものの、あまり…甘めでほのぼのした雰囲気のない一冊でした。

別に、毎度毎度、子供が天使のように可愛い物語を求めているわけじゃないつもりなのですが。我ながら読…

1

うちの息子がお世話になります 小説

石原ひな子  みずかねりょう 

二人の間に何が…?

「うちの息子」こと、攻の朔の息子・未来(みく)がタイムワープするお話です。タイムワープものですが、当事者がメインの二人ではないせいかあまり緊迫感のない展開の作品でした。

それにしても何で息子の名前を未来にしたんだろう。可読性という点において、未来から来た少年の名前にするには適していませんよ、どう考えても。誰か止めてあげてほしかった。

未来がタイムワープする切欠になった「6年後の、1~2…

1

何も言えない僕と懐中時計と恋の魔法 小説

成瀬かの  小椋ムク 

結局、何の話だったんだろう…

成瀬かのさんの作品を読んだのは3作目です。自覚はないけどちょっと変わった人…が主人公になっているイメージがあり、そのズレている感じが物語とカチッとハマると面白い作家さんだと思うのですが、残念ながら本作はキャラクターと物語が最後まで噛み合わず「…結局、何の話だったんだろう…」と思ってしまいました。

攻のソールが魔法と縁のある不思議な一族の人間であること、受の千晴が大叔父に請われてSMの女王様を…

2

双子の供物 小説

水戸泉  yoshi 

伏字が…

帯に「ヤンデレエロスの鬼才・水戸泉が描く、濃厚双子攻ダークピュアラブ!」という紹介文があり、そうだっけ…あまり水戸泉さんにそういうイメージ無いけどなぁ…と思いながらページを捲りました。

表紙イラストと帯の紹介文でバレバレですが、双子攻×翻弄される淫乱受の3P展開なお話です。一人の人間として生きる双子という設定は面白いと思ったのですが、そんな衝撃的な秘密を抱える二人に傾倒していく和貴の人となり…

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