Sakura0904さんのレビュー一覧

6と7 コミック

凡乃ヌイス 

愛は不完全

 表紙からダークな雰囲気なんだろうなぁと想像していましたが、想像とは別方向にシリアスな物語でした。日常のやりとりが本当にありふれたカップルのものなので、余計に歪さが際立ちますね。真に歪なのは禄斗なのか、七海なのか……。狂っている、と一言で済ませるにはあまりにもお互いの相手への感情が強すぎる。禄斗の成り立ちを考えると、切なくていじらしくて。そんな彼のすべてを受け入れる覚悟の七海の愛は罪深くて切実で。…

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小波くんが一番嫌いな男 コミック

小木 

序盤から相性の良さは漂っていた

 最初はラフなタッチで高校生同士、軽快なやりとりで始まったのでラブコメだろうと思ったのですが、上坊寺の家庭が思ったより深刻な問題を抱えていて、家に帰りたがらない彼を本当に可哀想に思いました。この年齢では簡単に自活もできない。なのに唯一安心できる居場所であるべきはずの自分の家が居心地が悪いと、精神的にかなりしんどいはず。現代にはこういう子、たくさんいるんでしょうけれど。小波はそういう話を聞いてもあく…

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吸血鬼と愉快な仲間たち 8 コミック

羅川真里茂  木原音瀬 

未来のことなんて誰にも分からないから今を大切にしてほしい

 リチャードから暁の母親であるリリーとの過去が明かされ、アルと同様に感傷的な気分になってしまいました。暁からしたら顔もよく知らない母親が亡くなったって悲しむ方が難しいでしょうけれど、だからといって2人を引き合わせることを妨げていい理由にはならない。リチャードが今暁をこれだけ大切にしている理由がよく分かりました。一方、日本への帰国を巡って暁とアルは大喧嘩になります。暁の言い分は理解できるけれど、それ…

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吸血鬼と愉快な仲間たち 7 コミック

羅川真里茂  木原音瀬 

お互い落ち着いて対処できていてすごい

 飛行機のハイジャックの一夜に終始していた7巻でした。アルばかりこんな不憫な目に遭って可哀想ですが、それに居合わせたり、傷付いたアルを介抱したりする羽目になる暁も散々ですね。でも、今回は暁がアルを守ろうとするところだけでなく、アルが体を張って暁を守ろうとするところも見れたので、シリアスなシーンを追ってきた甲斐がありました。記憶操作の能力も役立ちましたね。不死身であること以外に吸血鬼である利点が今ま…

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吸血鬼と愉快な仲間たち 6 コミック

羅川真里茂  木原音瀬 

一歩間違ったら……という展開続き

 アメリカへ来ても波乱続きで、アルと暁が2人でゆっくり過ごせる時間は訪れないのかなぁと少しやきもきしました。確かにアメリカの方が治安が悪いし、銃社会でもありますから、日本にいた時より物騒な展開になるのは確率的には自然かもしれませんが。でも、不死身とはいえアルが危ない目に遭ってばかりでさすがに可哀想になってきました。彼自身も死なないからいくら傷つけられても気にしない、というスタンスではありませんし。…

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吸血鬼と愉快な仲間たち 5 コミック

羅川真里茂  木原音瀬 

最後の小説にもほっこり

 アルの故郷であるアメリカに渡航することになる5巻。一瞬暁は反対するんじゃないかと思いましたが、よくよく考えたらむしろこれを機にアルの手を離すという方が彼らしいですね。もちろんアルはアメリカには帰りたくても暁と離れたいわけじゃないし、人間と同じように簡単に渡れるわけでもないから、暁も一緒についていくことになりますが。ここまで面倒な手回しをすることも厭わないんですから、暁は相当アルのことを大事にして…

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吸血鬼と愉快な仲間たち 4 コミック

羅川真里茂  木原音瀬 

今アルがいなくなったら暁はきっとすごく落ち込むよね

 アルの撮影現場では結構な波乱が起きて、若干ミステリー要素も感じられます。ただでさえ演技初心者で顔が割れないように気を付けなければならない立場で大変でしょうに、こんなことまで起きてしまってアルの精神は大丈夫なんだろうかと思いましたが、想像以上にタフで、自分よりも他人の方が心配なようですね。いくら不死身といっても痛みは感じるし、心は傷付きますが、そういうところは暁がいてくれればカバーできるのかな。相…

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吸血鬼と愉快な仲間たち 3 コミック

羅川真里茂  木原音瀬 

いい妥協点が見つかるといいな

 まだまだアルはお子様な感じが否めないですね。モデルの仕事は顔が知れ渡ってしまうリスクが大きいのでやめた方がいいという晪の意見はもっともだと思うのだけど、アルの中身が少年だということを考えると、その頃って確かに大人の意見は何でも頭ごなしに否定しているように感じられてもっと挑戦させてほしいと思うことが多かったので、2人のすれ違いも妥当なのかなと思います。でも、ちゃんと根底にある優しさや心配も理解して…

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つかの間の恋人 ~旋律の乱れたカノン~ コミック

りんこ+三原しらゆき 

お兄ちゃんよく頑張ったね

 萌2に近い萌評価です。『つかの間の恋人』に登場した奏音は完全な当て馬役で、彼の背景を想像させるような描き方ではなかったので、彼のスピンオフで出ていることに驚きました。こんなに哀しい過去がありながら働いていたんですね。店長で彼の義兄である拓真も、当時23歳で方々に頭を下げ、風俗店経営の道に進む決断をするのって相当辛かっただろうと思います。兄として奏音に負担がかからないよう最短の道を選んだのだなぁと…

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つかの間の恋人 コミック

りんこ+三原しらゆき 

お店でこんな出会いがあったら……夢があるよね

 デリヘルから始まる物語ですが、とってもピュアで可愛い作品でした。ボーイの圭が、全然経験のない良平に性的なことをどんどん教えていくのかと思いきや、ちゃんと相手の純真さや真面目さ、誠意に配慮して、上からものを言ったりしないところが擦れていなくて素敵だなと。男同士なら途中で劣情が暴走するくらいがリアルなんだろうけれど、やっぱりこういう純愛も時々読みたくなります。良平のおぼこさは私の受けの好みからは少し…

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