chikakumaco
酔った勢いで、というありがちなシチュエーション。好きな彼には、どうやら彼女がいるらしい、という誤解。どこかで読んだような、セオリーを可愛らしくふわふわと、ちゃんと解決してくれる。不安なんて、きちんと取り除いてくれる、バーテンダーの黒木はそんな大人の男性で。神代は酔うとふにゃふにゃと可愛くなってしまうけど、普段はきちんとした大学生なので。「どんどん黒木さんに溺れてく…ー。」と思いつつも、自重しなくち…
表紙のアンニュイさどおりのビターな恋の物語。春田先生は「ようこそ!BL研究クラブへ」や「俺のパンツが人質にとられています」を見る限り、ハイテンション・ラブの人かと思うのですが、こちらはグッと趣きの異なるちょっとだけオトナのストーリー。
表題作が一番切ないかな。表紙の彼が大学生の裕人。掲示板で知り合った大人とセフレの関係になる。この「彼がかわいいと言ったから」裕人は童顔をからかわれるのが嫌で伸ばし…
最近、新装版が出たんですね!鮮烈な赤い表紙に赤パンツ!新装版の表紙の方がエロくて素敵です。春田先生の作品では『ようこそ!BL研究クラブへ』を読んでから、こちらを手に取りました。比べると、丸っと表題作の割には内容的にはショートストーリーな趣きです。1話、2話、と続く代わりにパンツ1枚目、2枚目、とコンテンツには書かれていますが、あらすじにもあるように、亮先輩はノーパンを強いられているので、ノーパンツ…
でりこ先生だから、大いにエロを期待しちゃったんですが、そういうのでは無くて。大いに笑える方でした。笑えるんだけど、もの哀しいっていうのかしら。哀愁漂うおじさまたちをどうぞ笑い飛ばしてやって下さい、といった感じです。「正直さは時に猛毒だと知りたまえ。」とか。日常会話でおよそ使わないであろうかという言い回しや、もって回った遠回りな言い方で、いじいじとくだくだしく、時にはヒステリックに語るおじさまたち。…
まさかの当て馬が年上女性とはね。仕事でも付き合ったことのある女優とのスキャンダルを写真週刊誌に撮られることで、傷付くハジメが一番気にしたのは…。
何事にも感情を露わにする事の無かったハジメが初めて抱く感情。友達として付き合うと心に決めた達緒の隠しきれない恋情。
達緒とは友達でいいと思っていたハジメが初めて自分の気持ちに気づく。この気持ちは「友達だけじゃいやだ…っ!」「さよなら、愛しのマイフレン…
とっても短いお話しなので、1巻2巻と分けずに纏められた筈…だと思います。
タレ目で半目。だけどイケメン。エンゾウ先生の描くこういうタイプは色気がありますよね、いつも。感情の薄いハジメは自分を取り巻く全てが面倒くさい、と思っていて。そんなハジメを構いたくて、友達宣言をして、構って構って構いまくるうちに達緒はそれを恋だと自覚してしまう。最初は自分にだけ懐くハジメが可愛いと思っていただけなのに…。けど…
やっぱり必死過ぎる、「俺は頼り方がわかりません」を読んでいて。思うところがあって、再読してみました。こちらも同様に必死で、必死過ぎて。笹原弟は高校生で、オタクでコミュ障だったりするので、その必死さは社会人の「俺は頼り方がわかりません」の数倍は空回っているだろう、と容易に想像がつく。新庄くんに時々「もっとゆっくり話して。」「何言ってるかわからないよ?」と言われている様に、オタク特有の早口なんだろうと…
クーデレ VS ツンデレ。で、ひたすらモダついていて、これは友達(当て馬にならず、ただいい友達)が居なけりゃ一生そのままだったかと思われる、そのくらい淡い恋心。情けないほど、進展しないのだ。どんなけヘタレなんだよ。でも、可愛いから許す。坂崎春先生のキャラは髪色で区別するしか無いくらい、描き分けも何も無いが、可愛いから許す。カフェバー店員のギャルソン姿の壮真の赤面が可愛いから許す。エチシーンも薄め。…
最初、綺麗なんだけど、受けの男の子の唇がぷっくりツヤツヤし過ぎてるのとか。その媚びた目つきに慣れなくて。けど、慣れてしまえばなんて事はない、その耽美と言ってもいい、美少年の世界に浸れます。儚げに楚々としながらもド淫乱な美少年たち。そのいやらしく見上げる媚び媚びな目線の先には華やかな男前たち。そしてまぁ、エッロエロです。
半分が人外ものファンタジーというのも、この絵と世界観にピッタリ。シチュエーシ…
表紙の二人がもぅカッコ良すぎる‼︎ 頭小っちゃくて、スレンダーで脚の長い、ダークカラーの細身のスーツの似合うスタイル。きっちりレザーのグローブしてるとこ見るに、かなりの洒落者と知る。
…ところが、かたや男性用可愛い(きわどい)ランジェリーのコレクター。かたや好きな子いじめたい、小学生レベルの恋愛スキルの上司。こんなにカッコいいのに残念さばかりが際立つ、ドタバタコメディ。やってることは変態極まりな…