子安武人さんのレビュー一覧

交渉人は疑わない 交渉人シリーズ(2) CD

バランスのいい会話劇

前作に続けて久々に聞き返した。
原作シリーズ通じてそうなのだが、物語の中で仕事(≒事件)と恋愛(…というより関係の変化)と過去話のバランスがよく、読んであるいは聞いて単純に楽しめる作品である。
また、ドラマCDでは会話劇中心の作品が特に好きなので、そうした点においても必然的に評価は高い。

前作に引き続き、近作でも芽吹は相変わらず踏んだり蹴ったりのひどい目に合っているのだが、自立した大人の…

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交渉人は黙らない CD

子安さんの「センパイ」の破壊力

交渉人シリーズ最新刊読了後、久々にCDを聞き返してみた。
この作品は恋愛一辺倒ではなく、主要人物の社会的立場や過去の状況がバランスよく描かれているが、ドラマCDではメインキャストもいちいち適役で非常に聞き心地がいい。

芽吹役の平川さんは、人の好さと芯の強さ、軽口なおやじノリの裏に仄見える不穏さが感じられる好演で、私の中では平川さんメインではベスト作品(シリーズ)と言ってもいい評価だ。
見…

6

恋しくて CD

古い

当たり前といえば当たり前なんですが、全体的に古くさかったです。古くてもその古さが新しくて好き、みたいな作品も中にはあるんですが、これはそうじゃなかったです。
森川さんが少年ぽい声で受けをやってることに軽く衝撃を受けましたw
濡れ場とかぎこちなかったなァ。最初の濡れ場を説明で済ませたのにちょっとびっくり。最近の声優さんてみんな呼吸を合わせるのが上手いので、別撮りしてるようにも思えてしまうことにかなり…

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ドロシーの指輪 CD

原作シリーズが読みたくなりました

原作シリーズが読みたくなりました。
ルノアールの絵を巡るミステリ仕立てのお話。シリアスさとコミカルさが同居したお話で、なかなかの良作でした。
この作品単体では、主役カップル二人の関係はあいまいなままです。
流れでエッチはするんですが、未知数。
今後が気になるし、過去も気になる。
でもなんかそれが良かったです。
萌えって完成形にだけあるんじゃないんだよなぁと、改めて当たり前のことを思いました。
ただ…

1

いとしのテディ・ボーイ(1) いとしのテディ・ボーイ CD

んー

ストーリーがひどかったです。
よくあるパターンのテンプレ学園ものですが、ここまでひどいのも珍しいんじゃないかな~…。
ひたすら愛情たっぷりで生徒会長で王子様な攻めに一目惚れされて、ツンケンする受け。
さらにこの受けは、ちょっとしたことで泣いたり怒ったりして相手を責める。それをヨシヨシとなだめる攻め。
完全に受けが女の子化してました。
愛情は与えられるばかりで、自分からは愛情を与えようとはしない。

0

純情 (1) 純情BOY禁猟区 CD

南原ワールドでした

南原ワールドでした。
良くも悪くもクオリティは一定の南原ワールドでした。ピンクのハート色のエロエロコメディ。
私はこのワールドの住人にはなれぬと分かってるんですが、ネタとして聴くぶんにはokかな~って感じです。

転勤してきた遊び人の先生攻め(井上さん)が、かわいい生徒(緑川さん)にアレコレとエッチなことをする。ストーリーはそれだけです。
しかし緑川さん、南原作品への出演率高すぎだよう。しかも南原…

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ワガママ王子にご用心! CD

ここまでくるとホラー

萌えと中立の中間ぐらいです。
声優さん(とくに受けの鈴木千尋さん)の頑張りだけでいうと神かも。
とにかく最初から最後までひたすらヤリっぱなし!
ここまでヤリ続けてるのも珍しい。
アラブものでエロコメディです。
前半は突き抜けたエロコメっぷりが面白くて笑ってたんだけど、途中からだんだん怖くなってきて、ホラーに感じてきちゃいました。鈴木さんが死んじゃうよ!もうやめてあげて~!みたいな。実際鈴木さん、酸…

2

ステディースタディ CD

可愛い二人

見た目がチャラチャラしてるのに頭のいい攻め(子安さん)と、見た目は真面目そうなのにアホな受け(内藤さん)の話。
楽しく聴いたんですが、大和名瀬さんが原作の作品比でいうと、そんなに好きな方ではなかったかな。
なんかこう、もう一歩コメディ路線に突っ走って欲しかった感じ。受けのお兄さんや攻めのお母さんのキャラが好きだったので、そことのドタバタがもっと聴きたかったな。
家族で「同じような性格」だというのを…

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お兄さんは生徒会長様 CD

趣味じゃないッス

勘違いがエスカレートしてく話です。ツッコミどころまんさいでコメディっぽい。
ただ私は冒頭からイラッとしてしまいました。
そこまで近眼ってありえないと思うし。
「目が悪いんです」って一言えば済む話なのに、なぜそのときに言わなかったのか意味がわからんです。
あそこまでバレたならイトコって言えばいいのに、なぜ言わないんだろう、とか。
すれ違うならすれ違う理由をちゃんと描いてほしいし、言わないなら言わない…

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ムーンリット・ハンティング(1) CD

ステキなファンタジーでした

ファンタジーが苦手な私ですが、さすが水壬楓子さんが原作の作品だけあって、非常に面白かったです。
ラブロマンスと起きる事件とがほどよく配合されてて、えっち以外にも萌える場面がちまちまあって。水壬さんは本当にセオリーを上手く使われる作家さんだなァと思いました。

攻め(子安さん)は半人半狼です。
受け(近藤さん)は人間。
二人は、昼間は人間と人間で会い、夜は狼と人間として会っている。
攻めはザ・俺様の…

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