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レディコミのエロさというのは男性向けとはまた違うタイプのねっとりしたものがあるのですが、そのトーンで書かれたBL・・・なんだけどもうデッドボール寸前。
結局は「孤城腐ちて」の(襲われ)攻めの池田の息子たちの話2本、
そして「孤城腐ちて」の(襲い)受け、圭の家に来る借金取りが絡む話、
さらに学生同士のものもありますが、どれもこれも恋だとか愛だとかではなく
むしろドロドロとした性欲+暴虐をぶつけたおす、甘さなんかこれっぽっちもないハードな話ばっかりです。
それなのに「これでよかったんじゃねーか?」と思わせてしまう強引さを感じます。
そう錯覚させてしまう要素は二つ。
一つはそうさせてしまう状況に否応なく追い込まれてしまう流れの巧みさ。どの話にしても例えば姉の婿に弟が強く惹かれているのを母親が察してハメたり、義理の母が強烈な同性愛の援護者だったり・・・と脇の人たちが生々しいのです。
もう一つ生々しいのは露骨な性行為描写。特に性器の描写がえらく緻密で修正の仕方が
「それのどこが修正だ」なやり方のため(亀頭を隠す気まるで無し)感じてしまっているのが凄く感覚として伝わってきてしまうんですよ。
だから絶対消えない借金のカタにされた白井(表紙で逃げようとしている方)がクソガキの縁もあって犯され続けていても白井が感じすぎてしまってるがゆえに「それでいっかぁ」と思っちゃう感覚麻痺。
そして最後の最後の描き下ろし。結局長男に海外逃亡され、次男は婿入り先で弟に取りつかれ、三男は彼に乱暴した同級生の父親に奪われ・・・とさんざんすぎる池田に対して、いい気味!と復讐を計ったはずの圭とあまりにもハイソなホテルで絡んでいるうちに段々と引っ付いていく・・・というちっとだけウォームな話でなんかジンと来てしまいました。
こればっかりは掛け値なしに「ええ話」に感じます。池田はやっと目いっぱいの愛情をぶつけていい相手にあって、圭は逆に目いっぱい甘えていい相手を見つけたわけで・・・。
でもまぁ、こんな本は今後出ないんじゃないでしょうかね・・・。
BL好き腐女子にはお勧めしても毛が濃い上にオヤジ多めで「うげっ!」な感じだし、
ガチホモが好きなのはもっと明るく体育会系、つーか雄!な感じだし。
とにかく「レディコミに出てくる悪役男」が多い本です。
そもそも、今の青少年なんとか条例に余裕で引っかかるR18、いやR22ぶり。
少なくとも「萌える」とかそういう尺度で測ってはいけない本。
そうなると「中立」か「神」の二択ですが・・・
個人的にはバイとして「男に欲情する」ほうの脳を強烈に刺激されたので、
「神」!を進呈いたしましょう。でも絶対にお勧めはしないですよ?
自分しかいなさそうなストライクゾーンにビーンボールを叩き込まれた感じです。
ご立派な息子さんをお持ちで、、、。
ちょっと前までは、こんなにくっきりガッツリでも大丈夫だったのね、
って言うレベルでは到底収まりきれない、
寧ろ、BLでは18禁同人誌でも有り得ないくらいの、このリアル(特に袋の方)
これって、初出が官能レディス誌だったからなの?
もう、初っ端から、今となっては超貴重なボカシも遠慮も一切なしのご開帳。
ストーリーのノリはエロ劇画、結構トンデモ展開ぽくても、緩急の付け方が絶好調なので、実に楽しかった。
後書きがまた、大人でかっこいい。
BL専業のお嬢様方にはちょっと太刀打ちできない貫禄が素敵。
最近。
葉月さん画を見掛ける度に「おっ!出ました葉月さん!」と野次を飛ばしたくなる衝動が起きます。何で?(笑)
表紙からしてものすごーく濃ゆーい感じ。
綺麗で可愛いとかそういうのは正直皆無なのに、一度好きになったらどんどんその魅力にハマッていく気がしてならない。そんな葉月さんのこちら。
まず何が面白いって、自称・ハンパに良識ある変質者(笑)葉月さんのあとがき。
あとがきから話すのもどうかと思うのですが、この『葉月節』が何とも説得力がありつつオフザケでいて、そしてフンフンと読み進めたくなる雰囲気。しかも縦書き。
そしてソコを読んで驚いたこと。それは。
この『腐ォロー』が、官能レディコミ誌(現在休刊)に掲載されていた、ということ!
そう、BL雑誌での読み切り連載だった訳じゃないんです。
それなのに、コカンのアラワこの上なし!
R18雑誌なんて正直メじゃない程のアラワよう!大丈夫なんですか!
いやもう…スバラシスギル。
ストーリーはと言えば、さすがのつや子さん。有り得ない系やぶっ飛んでる系が殆どであり、更には登場人物のモノローグも可笑しかったり、良識ある人物であればモノローグで突っ込んで居たりと、つや子ワールドを胸焼けするほど堪能出来ます〃
そして、つや子さんと言えば……
様々な竿&タップタプでバインバインな玉!!!コレだけは外せない!!(笑)
これはもう、つや子さんならでは、ですよね。寧ろ私、コレを楽しみにページを開いてましたもん。
作中で出て来るシーンも去る事ながら、間にあるドエライ股間・ポーズ・体位のカットがまた何とも「うわぁぁぁ…!!」なのです。
だだだ大丈夫なのですか…
私的にはあのバックからのぶら下がり図にクギヅケ…一度たたいてみたい…(コラ)
いやー、コレは本当に買って良かった!
もう萌とかそういうのじゃないんです。好き。ただその一点。
先日発売された新刊では、修正の仕方があまりにえげつなかったのでショックを隠し切れませんでしたが、この『腐ォロー』は全然違います!
葉月さん画が大丈夫な方に是非読んで頂きたい。
本気のアレ、堪能できますよ。
いやーびっくりしました!
カラーページめくって目次にいきなり下半身完勃ち露出した男性絵がついていて、それでもって劇画風の絵で、や、これ、BLじゃなくてホモエロ劇画?
と思ったら、あとがきで判明しました。
この作家さん官能レディコミと青年劇画を描かれていた方なんですね。
で、その官能レディコミでホモのマンガを描いていて、それが廃刊になったのでアクアで単行本出版になったそうです。
作風が違うのも納得でしたが、視点が目新しくてとても面白かったですよ!
表題含む2作は女性が登場するんが、表題はレディコミって感じですね。
娘に婿を取ったのもつかの間、その娘が事故で亡くなってしまって、スライド式にホモの息子の嫁(?)にしてしまう、したたかなお母さんの話。
『斜上から~』は、どうしようもない不良息子が同級生の優等生を犯してしまったのが見つかって、詰問される場に義理の母親がやってきて見事なフォローをして、マイノリティをサポートする市民団体活動にのめり込むっていう路線を入れながら、この不良息子と優等生は男夫婦になってしまうっていう、ラブなお話でもあるんですが・・・
他は、借金取り立てに来て見初めた美系だけど頭が残念な白井君を、借金返済と称して恋人にしてしまう街金の三木さんの話。
久々に実家に帰ったら、父親が中学の時の同級生の栄くんとヤってる場面に遭遇してしまい、栄君は息子の義理のお母さんになりますっていう話。
最後の「孤城腐ちて」は描き下ろしなんですが、これが栄君のお父さん池田さんと栄君の同級生圭のお話です。
オールスター登場な感じで、実は池田さんの次男が表題のトシキ。
三男が栄君。圭のお母さんが借金を申し込むのが三木さんところの社員になった白井君。
いや~池田の男家族は皆ホモになってしまったですね、、、(汗、、)
でも、池田のお父さんにはまっていく圭がちょっとかわいかったし、池田のお父さんは柔らかくなったですよ。
着眼点は、そのモノの(特に亀頭部)表現のリアルさも大きさにこだわる部分から、何より袋ですよ!!
ちゃんと勃ってる時と、そうでない時の袋の様子がリ・ア・ル!?動物っぽくて生々しい、免疫のないお嬢様にはキツイかも?
あと、受けちゃんは多分バイバンが基本かな?
二本目の優等生君の白ブリーフが新鮮だったりもします。
アクアでも描くようになるとどういう風に変わっていくのでしょうか?ちょっと注目してみたいと思います。