要するに好き！

キャラは悪くない

６組のカップルが登場する中５組までが眼鏡有。
言われてみなければわからないほど、眼鏡に気がつかなかった！
自分的に眼鏡萌えしたのは、ラストの登場人物ですね、ダサ眼鏡♪
作品の掲載年度などが載っていないので、あとがきで作者さんが大反省会（？）なるものを付けているが、わからなかったですよ。
作者が思っているほど（よほど絵がかわらないと）わからないし、気にしないんでは？

さて、肝心の作品なんですが、、、
キャラは悪くないんですよ♪
表題は、１５年ぶりに再会した年下の幼馴染が転勤先の上司で、それが滅茶苦茶性格悪くて、ツンデレ眼鏡。
まるで年上部下のほうが、年下のようだけど、エチにもつれ込むと何となく犬っぽくなって。。
キャラはしっかりしてるるんだけど、ストーリーとして見た時にあんまり良くない。
果たしてこのリーマン設定で生かすのにあまりに唐突すぎて、その１５年の壁と１５年前という部分の説得力がなくて残念なのです。
むしろ、番外的恋人になってからの、ツンデレ眼鏡の無器用な甲斐甲斐しさの何でもないワンシーンの抜き取りの方がキャラを生かし切り、なお且つギャップ萌えしました。

他にもモヤーっとしたラストの作品や、再び１０年後の再会なんていうのをテーマにしたお話もあったり、何か中途半端なんですよね。
すごく欲求不満に陥りそうな作りです。
そういう意味で、ラストの一番古い作品（作者が恥ずかしい！と言っている）『金曜日の常連さん』が一番わかりやすかったんですよ。
会社でうだつのあがらない３０越えのリーマンが毎週末ケーキを買って帰るのを楽しみにしていると、そこの店長もそのリーマンを来るのを楽しみにしていて、というお話。
若くして名声を上げる優秀なパティシエである彼と比較して自分を卑下して落ち込むリーマンがかわいいし、パティシエの一途さも気持ちがいいし。
こういう分かり易いもののほうがいいなーと思ったのです。

何か作者さん、欲張り過ぎてるような気がします。
過去を引きあいに出す話というのは、辞めた方がいいかも？とさえ思ってしまった。