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表題作 イエスタデイをかぞえて

椿武彦 → 興津和幸

三島冬至 → 吉野裕行

その他キャラ
長谷川 裕[井上剛]/ 黒スーツの死神、マスター[飛田展男]/ 冬至の母[すずき紀子]/ 秋吉、冬至の父[石川賢利]

あらすじ

「三島冬至様、お迎えに上がりました」
突然目の前に現れた二人組の死神にそう告げられ、大学生の冬至は自分が死んだことを知る。
最後に一つだけ願いを叶えてくれるという死神の言葉に冬至が選んだのは、
死ぬまでの人生のやり直しだった。自分が居なくなった後の、恋人・椿武彦の苦しみを
想像すると辛い。恋人にならない様、出会った頃の記憶を頼りに
再び人生を送る冬至だったが、己の取る行動が尽く裏目に出てしまい――。

作品情報

作品名
イエスタデイをかぞえて
著者
綾ちはる 
イラスト
黒沢要 
媒体
CD
作品演出・監督
阿部信行
音楽
佐藤敦
脚本
与口奈津江
原画・イラスト
黒沢要
オリジナル媒体
小説
メーカー
Atis collection
収録時間
150 分
枚数
2 枚
ふろく
メーカー通販特典:キャストトークCD
発売日
JANコード
4560223561550
4.5

(46)

(38)

萌々

(3)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
8
得点
208
評価数
46
平均
4.5 / 5
神率
82.6%

レビュー投稿数8

興津さんの王子様ヴォイスに惚れる!!

最近ではあまり多くない小説原作のCD化!!
非常に丁寧に作られた良作で
原作好きとしては嬉しかったです♪

※あらすじなどは原作レビューを参照下さい。

◆三島冬至@吉野裕行さん(受け)
モノローグ担当のDISC1では、心を鬼にして椿(攻め)を突き放す切ない演技。
DISC2では、椿から見た魅力的な恋人を生き生きと演じていらっしゃいます。

ただ、叫びや喘ぎとなると
急に声が高く&しゃがれてしまい
ちょっと「ん??」って感じでした。
死神から自分を守ろうとする恋人を止める
シリアスなシーンなのに声がどことなく調子外れで
そこだけ我に返ってしまいました
(ファンの方にはすみません!!)。

でも普通に話しているシーンは非常に良かったです!
恋人の誕生日に、自分から誘って
初めて身体を重ねるシーンとか、朝の
「どした?怖い夢でも見たか?」
とか、意地悪な同級生から椿を庇っての
「お前死ぬほどウゼェよ」「失せろよクズ」
とか、気のいい兄ちゃん風な演技がすごくカッコよかったです。


◆椿 武彦@興津和幸さん(攻め)
なんて素敵な王子様ヴォイス!!!
繊細で優しげな喋りが「経済学部の王子様」そのものでした!

冬至にそっけなくされてもめげずに
「三島、好きだよ」と言い続ける一途さ。
心ない同級生の一言や、愛犬の死に心を痛める繊細さ(息遣いで気持ちが伝わってくるのがすごいです!)。

椿がモノローグ担当になるDISC2は、DISC1とシーンが被る面も多いですが、細やかな演技のおかげもあり、飽きずに聴くことができました。


◆その他キャスト
死神役の飛田さんは出番は少ないですが、飄々とした演技がさすがの存在感。
もう一人の死神役の戸部さんは、もっと低音のイメージでしたが、設定を考えるとこれで正解なのかも。
友人役の矢作さん、井上さんも、ほどよく力の抜けた演技が学生っぽくていい感じでした。


◆全体を通して
とにかく興津さんのお声が耳に心地よかったです!
でもCDとしてもかなり満足な作りでした。
原作同様、切ない前半を経ての後半、
恋人として時を重ねていく二人に感動し
ラストは大変満ち足りた気持ちに包まれました。

冬至が親より先に逝くことに心を痛めるシーンなど
ラブ以外のシーンは少しカットされていますが
概ね原作に忠実で上手くまとめられています。
静かでしっとり系の話がお好きな方にはお薦めです。


◆フリートーク(最終トラック)
興津さんと吉野さんで約1分。
1枚目と2枚目の収録、10日も間が空いていたんですね!
もっと詳しい話は特典トークCDで聞けるのかな?
(私はコミコミで買ったのでトークCDは未聴です;)
ちなみにコミコミ特典は、書き下ろしSSペーパーで、友人・由香子視点のお話でした。

11

Krovopizza

◆追記(1/30)
評価を一段階上げました。
レビューUP後何度もリピするうち「これは神だな」と思い直しまして;;
今更ですみません、以後気を付けます(^ー^;A

声優さんってすごい

こんなに泣いたCDは初めてでした。
2人の声で醸し出される雰囲気が絶妙で・・・原作は未読ですがほんとにただただ聞き入ってしまいました。
吉野さん目当てで買ったCDでしたが、興津さんの優しくて甘い声もすごく素敵で買ってよかったと心底思います。
椿くんの三島くんが大好きで大好きでたまらないっていう気持ちが話している声から伝わってきて聞いていて幸せな気持ちになるし、愛犬の死を思って泣いている声も綺麗でうっとりします。そしてそんな癒し系な彼が三島と一緒のときはちょっと嫉妬したり必死だったり・・・全編通してかわいかった・・・
吉野さん演じる三島くんはもう文句なしでしたね。こういう一本筋が通った男前ヤンキー(今回はヤンキー上がりでしたが)な役やらせたら右に出るものはいませんね、ほんとに安心して聞けました
1枚目のCDでは三島くんの独白と椿君を好きにならないようにならないように冷たい言葉をわざと吐こうとする演技での声の違いに脱帽したし、2枚目では打って変わって2人の甘々な恋人生活のときの三島くんの優しくて男前な声を見事に演じきっていて素敵でした・・
椿のいやな元同級生にむかって「お前、死ぬほどうぜえよ」って言ったときは最高にかっこよくてすきっとしましたね笑
そのあとの初えっちのときに「しよう」って言った三島くんが可愛すぎました・・・!よっちんのえっちのときの喘ぎ声がたまらなく好きです・・・(変態みたい)かすれた感じが妙にリアルで色っぽいし、ちょっとリードとろうとする感じもかわいくて2人の幸せそうな雰囲気にさらに泣きそうになりました。
1枚目の最後で2人が幸せになるってわかってるのに2枚目でもずっと泣きどおしで聞き終わるころには目が腫れました笑
それぐらい聞きごたえ抜群でよかった・・・!私は原作読みながらCD聞くのが大好きなので原作を買ってこようと思います。

10

声優の力量を見た!! 聴いて!!!

是非お勧めしたいから、もう思い切って初レビューです!

キャスティングが神です。そこに椿と三島が確かに息づいていました。
繊細なストーリーを、興津さん、吉野さんが本当に丁寧に演じてくれていました。
興津さんのおっとりとした優しい王子様な口調がイイんですよ。
濡れ場も攻めなのに喘ぎ多めで凄くセクシーで、「ああ、三島が大好きで仕方ないんだなあ」と思わせてくれるし、三島に「好きだよ」と告げるシーンは必聴ですよ!

一方、吉野さんはね、こういう包容力のあるやんちゃ男前は名人芸ですね!
やり直しの人生で、椿に嫌な態度をとらなければならない葛藤とか見事です。あと、椿の高校時代のゲスな同級生に「お前、死ぬほどウゼエよ」と。こんな台詞で自分を守ってもらえた椿は、もう惚れ直すどころの騒ぎではないはず!(私はこれにヤラレた...)

このCDを聴くと、人を愛するって素晴らしいなと感じさせてくれます。
切なく繊細で美しい世界観を見事に声優さんが作り上げています(モノローグ中心なので、お二方のファンは聴かないと損です)。

濡れ場も少ないし、原作も小説で結構地味目(すみません)ですが、こんな良作埋もれさすには勿体ないです!
私は原作既読ですが、超える位の出来だ(またまたすみません)と思っています。
ストーリーはアンチな意見もありますが、ハッピーエンド万歳です。はい。

興津さん、またこんな攻めやってくれないかなあ。
吉野さん、早めにメインでBLCDでてくれないかなあ。

以上です、聴いて下さい。

9

キャスティングに感謝

原作既読。最後の方のストーリー展開は、音で聴いてもやはり「??」という感じは否めませんでした。

しかし!!なにはともあれ、メインの興津さんと吉野さんが、とても椿と三島でした。(←語彙力)キャストが発表されてから、「間違いない!」と期待して発売を待っていましたが、フリートークでお二人が「気を遣った」と仰られていた通り、それが伝わる期待以上の作品でした。

やり直しの世界で、椿への想いに雁字搦めになりながら、もがく三島。
思い出の中の、素直じゃないけど真っ直ぐでカッコイイ三島。
三島に冷たい態度をとられても、ひたむきに三島を想い続ける椿。
恋人に惜しみなく愛情を伝える、誠実で優しい椿。
マリアや三島の死後の、痛々しい椿。

上げたらキリがない・・・というか、全編通して聴きどころだと思います。お二人の演技や椿と三島の空気感は、前半は苦しくて切ないけれど、甘やかで温かくて、ほっこりします。長谷川や由香子、それから最重要キャラの死神など、脇のキャストももちろん素晴らしいです。何気に豪華ですし。飛田さんのちょっと怪しい感じがすごくハマってます。椿のお母さんと三島のお母さんは、「あぁ、二人のお母さんだな」と好感を持ちました。



以下、個人的に色々な意味で印象に残ったシーン。

椿の誕生日に三島が椿に「しよう」と言って誘う所なのですが、その時の三島の声が想像してなかった程のあまりの可愛いさで、思わず一時停止しました。
場の雰囲気で自然に出ちゃった声なのか、椿フィルターを通して見た三島だからなのかは分かりませんが、吉野さんのその一言に悶絶しました。

そして初めて結ばれた後、ベッドの上で死神の話をして、二人の約束を交わすシーン。ちょっと切ない感じも漂うんですが、音声で聞くともう甘くて甘くて、乱暴な言い方・・・というか変な例え方になりますが、盗聴器で盗み聞きしてるような気分になりました。
大事なシーンなのでカットされてないのは当たり前ですが、なんだか、二人の会話を聞いてしまうのが憚られるというか、そこは本当の意味で二人きりの世界にしてあげてほしいかも・・・という、妙な感覚です。
(ここを共感してくれる人は果たしているのだろうか・・・)



CDとしては全体的に綺麗にまとまってると思いますし、興津さんと吉野さんのファンは聴いて損なしだと思います。

8

今年イチでは?!(気が早い)

今年イチでは?!(気が早い)

ふんわり死神ファンタジー☆なはずもなく、痛切。
原作のほうが悲痛。

CDは興津さんの声がやわらかく上品なので、
あたたかいシーンや甘いシーンはパワーアップしている。
よかった…。
原作より哀切極まったら、もう萌えとかじゃなくなる。

キャストのイメージはぴったり。

興津さんはやさしくて真っ直ぐで、圧倒的王子様。
そんな興津さんが泣くんですよね…。
なんてきれいに泣くの…。

吉野さんは大学生らしい快活さで、
あの明るくて少しヤンキーぽい三島に椿は救われていたと思う。

ずっとつらいんだけど、「きれいだね、三島」で涙腺崩壊。
彼がずっと見てきた故郷の景色を、彼の葬儀の後で一人で見に行く。
本当は一緒に見たかったよね。
約束もしていたのにね。

椿は「涙は出なかった」と言うけど、私は顔を覆って泣きましたよ…。
ここから先は何を聴いても、
あたたかいシーンも、微笑ましいシーンも、つらかったですね…。

ここまでも相当つらいんですけどね…。

脚本の取捨選択も良かった。
繊細な仕上がりに原作ファンもキャストファンも満足だと思う。

死神やラストがご都合主義だと言う人もいるが、
そうでもなければ悲しすぎるよ??

ストーリーや演技に感動したい人におすすめ。

ほぼ満点だけど、苦言を呈するなら1ヶ所だけ、
最後のシーンで、椿が三島の部屋へ行き、ドアを開けようとするけど当然開かない、
そしてドアの前で泣き崩れるシーンが、
三島の部屋に行ったと原作未読ではわからない。
何故モノローグで一言「三島の部屋へ向かった」と入れなかったのかだけ悔やまれる。

6

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