桐嶋リッカ先生インタビュー

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桐嶋リッカ先生インタビュー 人気“人外”ファンタジー完結!! ドS優等生×強気劣等感持ち、その果ては… 小説『愛と欲望のロマネスク』

2019/01/29 17:00

舞台は魔族が集う学園! 夏休み明け、妊娠疑惑に動揺が隠せず!?

 


BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第1883回
桐嶋リッカ/カズアキ/幻冬舎コミックス/リンクスロマンス
小説『愛と欲望のロマネスク』1月31日発売
サイン本プレゼントあり! 詳しくはインタビュー後に!

 

STORY
吸血鬼や狼男などの種族が集う、聖グロリア学院。魔女と人間の血を引く日夏は、一族の掟により狼男と魔女のハーフであるエリートの吉嶺一尉と婚約した。一尉との仲が深まるにつれ、日夏は心身ともに安定した生活を送っていた。一尉と未来を歩むことになんの不安も不満もないと思っていた日夏だが、夏休み明けの9月に入り体調が安定しない日が続くように。もしかしたら妊娠したのかもしれない…。一尉のことは好きだが、いざ妊娠となると日夏は動揺を隠せずに…?

 

――作品紹介をお願いします
「狼男」「吸血鬼」「魔女」の血をそれぞれに引く「魔族」が通う学校の話になります。中でも「半陰陽」は同性同士でも子供を作ることが可能で、今回はその「妊娠」にまつわるエピソードです。
前3作を経て無事に婚約した日夏と一尉ですが、予定外の妊娠疑惑に動揺することになり……。そんなさなか、これまで沈黙していた一尉の母方の血筋「吉嶺」に不穏な動きがあり、二人まで巻き込まれることに。学院を舞台にした陰謀に立ち向かいつつ、二人が選ぶ「未来」を見守っていただければと思います。
スピンオフも含めてシリーズ8作目、1作目から続く日夏と一尉の話としては4部作の最後の一編となる話です。シリーズとしても完結編となる1冊になりますので、シリーズをご存知の方にはぜひとも、そうでない方にもこの機会にぜひお手に取っていただければと思います。

記念すべき第1作目『恋と服従のエトセトラ』(2007年4月刊)カバーイラストより


――主人公たちはどんな攻×受ですか?
受は「魔女」と「人間」のハーフで、負けず嫌いで向こう見ずな、強気受タイプ。「半陰陽」という体質にずっとコンプレックスを抱きつつも、攻と出会ったことでそんな自分を肯定できた経緯があります。初めての発情期以来、攻にいろんなプレイを仕込まれてますがいまだに染まりきらず、夜の営みではいつも羞恥に喘いでます。
攻は「狼男」と「魔女」のハーフで、魔族としての能力も高く、鉄壁のエリートコースを歩んできた優等生。理知的で聡明、日ごろは冷静沈着ですが、受に出会い初めての恋を知ってからは骨抜きで、しばしば嫉妬や独占欲で暴走しがち。夜の場面では言葉責めや、自身の能力を駆使して快楽責めを強いるなど、キチク攻な一面も。

左:一尉 右:日夏(『恋と服従のエトセトラ』より)


――当て馬や重要な脇役は?
重要な役どころとしては、一尉と同い年の従兄弟・千柄でしょうか。同様に、一尉の母親である粧子の言動にも注目していただければと思います。「吉嶺」の血筋の曲者っぷりをご堪能ください(笑)。

『愛と欲望のロマネスク』より


――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
苦労した点は、話が込み入ってきたあたりで少々混乱したところでしょうか。楽しかった点は、久しぶりにこの二人がメインになった話を思いきり書けたところです。

――今作にまつわる裏話はありますか?
千柄の性格が書いているうちにだいぶ変わっていったといいますか、穏健な優等生のはずが、途中から本性が出てきたような感じがありまして……あんなに食えないキャラだとは私も思ってませんでした(笑)。

――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
舞台が東横線沿線なので、執筆中に久しぶりにあの界隈に足を運びました。カバー裏にもコメントさせていただいたのですが、代官山駅で下車した際に「あの二人はどの辺に住んでるのかな」とか「このカフェでお茶してるの似合いそうだな」なんて思いながら散策してたら、通り雨に降られまして……。カバー裏の写真は、雨が降るほんの数十分前のものです。

――今、何かハマっていることは?
昨年の下半期に、カステラの美味しさに目覚めまして。今年は、高価なお取り寄せのカステラを試してみたいと思ってます。またコーヒーも自分の中で新たにブームなので、こちらもいろいろ試してみたいです。

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
1作目の時点ではこんなに長く続くことになるとは想像もしてませんでしたし、ブランクもありましたので、完結編のここまでこれるとは……感無量の一語に尽きます。これもひとえにシリーズを応援し、支え続けてくださった皆様のおかげです。本当にありがとうございます!

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
長きにわたって続いた「グロリア学院」シリーズですが、今作にてひと区切りとあいなります。……と言っても、ご存じじゃない方の方が多いかなと思うのですが、表題作の二人以外にも、スピンオフではケモ耳や獣化、蛇プレイ、魔性の半陰陽など、魔族ならではの話をたくさん書かせていただきました。このシリーズにおいては、特殊な媚薬や能力を使った各種プレイを書けるのも醍醐味に感じていたのですが、魔族の掟や柵に囚われて、ときに圧し潰されそうになりながらもそれぞれに足掻いて前に進もうとする彼らの生き様を描くのが何より楽しかったです。
あらすじなどで、もし少しでもご興味が湧きましたらお手に取っていただけますと幸いです。グロリア学院の、ちょっと変わった「日常」をぜひ覗いてやってください!(ちなみに本編では描けなかった子供が産まれた後の話なども同人誌で書いてたりしますので、よければそちらもぜひに)


担当編集より
2007年『恋と服従のエトセトラ』で幕を開けたグロリア学院シリーズ。一尉×日夏の物語は『嘘と沈黙のリボルバー』『月と誓約のサイレント』と続き、本作にてついに完結を迎えます!
シリーズ完結を記念して2019年2月9日(土)発売の『リンクス3月号』で番外編を掲載予定! 大人になった一尉と日夏のその後が読めちゃいます♥
ぜひこの機会に「グロリア学院シリーズ」を制覇してください♪

グロリア学院シリーズ
Novel
一尉×日夏
恋と服従のエトセトラ
嘘と沈黙のリボルバー
月と誓約のサイレント
愛と欲望のロマネスク

スピンオフ
蜜と禁断のエピローグ
罪と束縛のエゴイスト
夜と誘惑のセレナーデ
花と情熱のエトランゼ

COMIC
恋と服従のエトセトラ 上』(作画/宝井さき 原作/桐嶋リッカ)
リンクスコレクションから好評発売中です!

 

小説『愛と欲望のロマネスク

 

特典情報

 

コミコミスタジオ限定:書き下ろし小冊子
電子限定:書き下ろしSS
詳しくは幻冬舎コミックスホームページ

 

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