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表題作罪と束縛のエゴイスト

椎名皇一・ウィッチの名家の後継にしてキング
神前遥・ライカンの名家の次男坊にしてナイト

その他の収録作品

  • 闇と背徳のカンタレラ

あらすじ

立入禁止の実験室に忍び込み、誤って秘薬を摂取してしまった遙は、その秘薬を作った皇一にしか欲情できない身体になってしまい…。
出版社より

作品情報

作品名
罪と束縛のエゴイスト
著者
桐嶋リッカ 
イラスト
カズアキ 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
シリーズ
恋と服従のエトセトラ
発売日
ISBN
9784344816565
3.7

(14)

(5)

萌々

(2)

(5)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
50
評価数
14
平均
3.7 / 5
神率
35.7%

レビュー投稿数4

仕掛けられた誘惑の罠

今回は孤高の天才ウィッチと好奇心旺盛なライカンのお話です。

禁制媚薬「束縛」に絡んだ出会いから恋人になるまでと
受様の変化を促す実験薬に絡んだ闇オークション騒ぎを収録。

舞台は魔族が通う聖グロリア学院。
ヴァンバイア、ウィッチ、ライカンの種族は
その能力により階級評価が与えられています。

受様は狼男の素質を継ぐライカンの名家の次男坊ですが、
彼の特質は珍しくない「跳躍」のみなため、
グレードは初等科からずっと下から二位の「ナイト」。

それに対して攻様は魔女の資質を継ぐウィッチ。
最大派閥を誇る家の一人息子であり、
その家始まって以来の才能とも評される天才で
専科棟の実習室の一角を占有できる程の最上位「キング」。

好奇心が誰より旺盛で
ダメというフレーズにメチャクチャ弱い受様。

ある日、
「立入禁止」の張紙に覗いた専科棟の準備室で
以前試した媚薬っぽい甘い匂いと
ハタハタと揺れる「触れるな!厳禁」のメモに好奇心がうずうず。

しかし受様の指先が触れた途端、
目の前で青い光が弾けて薬が消滅?!

逃げようとした矢先に生成者である攻様に捕まり、
その薬が禁制秘薬「束縛」である事を知らされます。

束縛の効能は3つ。
・服用した者は生成時に混入された体液の持ち主の
 体液なくして生きて生けない身体になる事。
・体液が得られないと強制発情に襲われ、
 与えられない限り禁断症状から抜けられない事。
・服用者は効能期間中は体液の持ち主以外に
 欲情を抱けない事。

自業自得とは言え定期的に訪れる禁断症状のため、
効果が切れる二週間と少しの間、
受様は一人暮らしの攻様のマンションに転がり込みます。

二人で過す内に
氷の貴公子と呼ばれる人間不信な攻様に
気に入られているらしい事がひどく心地よくなる受様。

しかし攻様には好きな相手がいるらしく、
しかも誤解から禁断症状抑止の為と半強制的に抱かれてしまい?!

攻様の真意は何処に?!

グロリア学院シリーズの第五弾ですが、
前作同様、脇キャラ編の番外編になります。

しかし私がこのシリーズを読んだのは
雑誌掲載された本作が最初で、
本編カップルよりこちらのカップルの方がお気入り♪
とっても面白かったです。

受様のお耳がお気に入りの攻様ですが、
番外編ではついに尻尾まで発現させる執着振りは見事!!
本編カップルに絡んででも続きが読みたいですね!

今回はケモ耳つながりで、
椹野道流さんの『夜の乱入者』をお薦めします。

3

獣耳スキーなら是非!

とっても大好きなシリーズです。
好奇心旺盛な受け。そのせいで攻めの体液無しでいられない身体になってしまうと。
興奮すると耳が出ちゃうって設定にたまらない萌えを感じます。
「闇と背徳のカンタレラ」では攻めの作った薬のせいで尻尾も出ちゃったり。

ただ、全体的にあっさりしていた印象です。
もっとエロが入ってても良い様なお話の書き方です。
こんなことされました~って流されちゃってるので、そこを是非とも書いてくれ!と。笑
本編カップルと共にすごく続編が読みたいです!

3

シリーズ五作目。

魔女の素質を継ぐ「ウィッチ」、狼男の素質を継ぐ「ライカン」、吸血鬼の素質を継ぐ「ヴァンパイア」と主に三つの種族が通う学園、聖グロリア学院。

今回のカプはウィッチの皇一×ライカンの遥カプです。
毎作毎作、読むには力のいる作品ばかり。
今回もやはり力尽きました。
_| ̄|○

攻めの研究していた秘薬によって強制的に発情を誘発し、攻め以外には欲情せず、それを抑えるには攻めの体液が必要になってしまった受け。
興奮すると耳と尻尾まで出ちゃいます。
これは可愛かったですね。
(*´▽`*)
ただ、学習能力のない受けにイラッとしましたけど…。

0

設定は萌える!

魔族がかよう学校で、毎回アウトサイダー的な主人公達がたちまわる話は楽しみ。
今回は、狼男であるライカンの受少年が主人公。
女にだらしなくて、好奇心旺盛な受は、立入禁止だの触るな危険だのの張り紙がされた実験室の装置にさわってしまうところから話がはじまる。
エロの相手は巨乳の女イガイ有り得ないとはばからないほどの女好きの受が、装置にさわったせいで、精製中のクスリを吸いこんで、攻なしではいられないカラダに変わるのだ。
その攻は、アヤシイ薬も簡単に精製できる魔女の系統、ウィッチに属していて、今回受がまちがって吸いこんだクスリも、攻の体液を使用してつくった媚薬。
強制的に発情させてしまうその薬の効能をやわらげるためには、攻の体液をとりこむこと。キスを通してもらう攻の体液亡くしては生きられないカラダになってしまう、なんて設定はヨカッタ!
しかも攻イガイに発情しないカラダでもあるため、巨乳の女の子を前にその気にならないことを真剣になやむなんてシーンは本当に楽しかった。
攻の体液の効能が切れて、発情して受がミモダエテいるところに攻があらわれてキスシーンなんて場面は転げるほど萌え(笑)
話は、攻のお家騒動などでバタバタするが、さいしょは軽く見えた受がだんだんかわいくなっていくからフシギ。
しかも、攻の「じつは…」という展開もさいごにはあって楽しい(笑)
しかし、薬を扱うのが神業的なウィッチという、どちらかというと活躍的に地味な設定の攻だから、受の友人だったり攻の妹だったりが出てくるシーンの方が印象的なのは個人的に残念。
しかも、攻は性格もどちらかというと地味(笑) 
個人的には好きな性格だったが(笑)
話は、雑誌掲載分とかきおろしの2つ。
かきおろしは攻がウィッチお得意の秘薬を作り出しての騒動。
ただ、それぞれ話がコンパクトにまとまりすぎて、もっと長い話として読みたいと想った。
もっと残念だったのは、大事なところが数行で簡単にまとめられたりしていたところが目立ったところ。
仲直りのエロがこんなことがありました的なあらすじで終わっていて、読めないのはあまりにもつらい(笑)
そこが読みたかったと叫びたい(笑)




2

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