キタハラリイ先生インタビュー

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キタハラリイ先生インタビュー 2人だけの秘密♥ 魔女家系泣き虫×世話焼き幼馴染の高校生ラブ!! コミックス『花咲みの魔女に告ぐ』

2019/02/13 18:22

花、記憶、海… 日常に溶け込む“魔女”をテーマにした3部作!

 


BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第1898回
キタハラリイ/竹書房/バンブーコミックス Qpaコレクション
コミックス『花咲みの魔女に告ぐ』2月16日発売
サイン本プレゼントあり! 詳しくはインタビュー後に!

 

STORY
物心つく前からの幼馴染である結と綾。高校生になっても側にいることが日常なふたりだったが、結の祖母が亡くなった日を境に世界が一変。結の髪色が変化し、感情を高ぶらせる度に不思議な現象が起こり、人には持ちえない能力も開花し始め、結が“普通”ではなくなってしまい――。【花】【記憶】【海】の魔女がテーマのミステリアスな3部作。

 

――作品紹介をお願いします
“魔女”をテーマにした3部作構成の単行本です。 最初のキャラ案を遡って探してみたら、作品の構想自体は3年ほど前から考えていたようで…ようやく形になりました。

本を読んでいる時に「“魔女”という言葉は男性にも適用されることがある」というのを知り、それが私の性癖にヒットというか…切っ掛けはそんな些細なことだったと思いますが、今まで描いてきた作品がどれも“もしかしたらその辺にいるかも”という身近な人たちのお話だったので、ここでファンタジーに振ったお話を描いてみるのも面白いかなと思いネタを作り始めました。

その時に思いついたのが“花の魔女”(表題作)、“記憶の魔女”、“海の魔女”の3種類の魔女たちで、当初からそこだけはブレずに描いてこれたのは良かったなと思います。

“花の魔女”は幼馴染高校生たちのキラキラで切ない恋愛を、“記憶の魔女”は少し危険な一夜の出来事を、“海の魔女”はすれ違い兄弟の再会と秘密を描きました。どれか1つでも気に入って頂けたら嬉しいです。




――主人公たちはどんな攻×受ですか?
(1)表題作『花咲みの魔女に告ぐ』
魔女の血を受け継いだ泣き虫高校生×おかん気質な世話焼き幼馴染

(2)『ワンダースラムホール』
逃亡中のギャングの下っ端×不思議な力を持つ裏路地の男娼

(3)『エアリーブルーに睡れ』
異国でダイバーをしている弟×疎遠な弟を訪ねてきたエリート美形の兄




――今作のこだわりはどのあたりでしょう?
“魔女”というテーマとは別に、3編各々にどこかしら外国の雰囲気を入れていこうと決めていました。

読んでいる間の少しだけでも、旅行に行ったような気持ちになって頂けたらいいなと… 背景や小物は実際に私自身が旅行中に撮った写真を参考にして描いたものも多いです。

――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
描き慣れない題材に加えて3編とも1話あたりの枚数が多く、背景の作画カロリーも高かったので、途中で(これは永遠に終わらないのでは…)と途方に暮れたことが何度かありました(笑)
ただ全て描き終えてみて、自分にとって特別な作品になったなとしみじみ思います。



――今作にまつわる裏話はありますか?
『エアリーブルーに睡れ』に出てくる兄弟たちのお母さんの名前でしょうか。
設定上だけで本編中に名前は出てこないのですが、兄が“ナギサ”、弟が“アオイ”、そしてお母さんは“ミチル”…と一家揃って海に纏わる名前にしていました。

――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
去年の春先に引越しをしたのですが、ちょうど仕事部屋の窓から見える塀の上が近所の猫さんたちの集会所らしく毎朝めちゃくちゃ癒されます。
 
――今、何かハマっていることは?
今年少し長めの旅行を計画中で、暇さえあれば旅先のことを調べています。

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
単行本の発売前はいつも緊張しますが、今回はとりあえず少しでも楽しんで頂けたらいいなという気持ちです。

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
時間をかけて大事に描いてきた魔女3部作が一冊にまとまりました、これが5冊目の単行本です。 直球でBL! という感じではないのですが、たまにはこんな変わり種もアリかなと思って頂けたら嬉しいです。 ここまで読んで下さってありがとうございました。


担当編集より
ジェラテリアスーパーノヴァ』シリーズ、『はきだめと鶴』など、繊細で切ないストーリーの中にもほっこりとした幸せを描いてくださるキタハラリイ先生待望の最新作は、魔女をテーマに描かれた3部作です。

『咲みの魔女に告ぐ』は表題作で、【花】の魔女のお話。不思議な力を引き継いだ青年と世話焼きな幼馴染君との無垢でまっすぐな恋。

『ワンダースラムホール』はエキゾチックな世界での【記憶】の魔女のお話。裏社会の青年が、追っ手を逃れて迷い込んだ不思議な街で出会った男娼とのひと時。

『エアリーブルーに睡れ』はハワイが舞台の【海】の魔女のお話。疎遠になっていた兄弟が異国の地で再会、海の中で知る秘密とほどける想い。

3つのストーリー全てがボリューム満載のページ数が収録され、読み応えも抜群です! どのお話も小物から空気感、細部まで世界観が描き込まれていて、各テーマに沿った見応えのある描写の数々に、一冊を通して映画を見ているような、世界を旅してきたような、そんな気持ちになる素敵な作品集です。

Qpano』掲載時より、読者さまの反響が大きく、続きがきになる、コミックス化希望のお声が沢山でした。今回、その後の様子が伺えるお話を描き下ろしで描いてくださっていますので、雑誌で読んでくださっていたみなさまも読んでいただけると嬉しいです。キタハラ先生が描く、儚さと美しさそして優しさが丁寧に紡がれるお話たちの世界観、是非ご堪能いただきたいです!

 

コミックス『花咲みの魔女に告ぐ

 

 

特典情報

 

アニメイト限定:描き下ろし4Pリーフレット
とらのあな限定:描き下ろし4Pリーフレット
中央書店コミコミスタジオ限定:A6クリアファイルファイル+ペーパー
ホーリンラブブックス限定:ブロマイド
全国特約書店共通:描き下ろしペーパー
電子版:描き下ろし4Pマンガ
特典一覧は竹書房サイトの特設ページをご参照ください!
その他、Qpaの情報はお知らせページTwitterで随時お知らせしております。

 

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(C)キタハラリイ/竹書房

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