【光】 ″海の使者″--海斗の家系は古くからそう呼ばれ人間の姿にも魚の姿にもなれる。
しかし、海斗は過去のトラウマから一度も人の姿になれたことがない。ある日波を見誤って砂浜に取り残されてしまった!
突然身体が宙に浮き聞こえてきたのは「今日の晩飯落ちてたわラッキー!」という絶望の知らせ。キラキラした笑顔で僕を見てる彼の名は新。毎日ここで釣りをしているから海の中では有名人だ。
これから一体どうしたら……。
出会いはまさかの食物連鎖!?
海が好きな野生児大学生×孤独な″海の使者″
不思議な巡り合わせに心が揺れる。
【光】 「嫌だ、誰か助けてくれーー!」
分かってる。社会人にもなって注射が嫌いなんて格好悪いし、恥ずかしい。ただ、今年は冬に大事な商談が控えているため予防接種が必須なのだ。「嵐田 浩さーん、3番のお部屋にお入りくださーい」無情にもその時はやってきた。診察室に入ると机の上に注射器が並んでいるのが見え、震えが止まらない。名前を呼ばれて顔を上げると見たこともないほど美しい男がいた。"美園"と書かれた名札をつけた真っ白い白衣を着て、その手には注射器。
注射が大嫌いなリーマン×美人医師の織りなす克服BLが今始まる!
【光】 ″海の使者″--海斗の家系は古くからそう呼ばれ人間の姿にも魚の姿にもなれる。
しかし、海斗は過去のトラウマから一度も人の姿になれたことがない。ある日波を見誤って砂浜に取り残されてしまった!
突然身体が宙に浮き聞こえてきたのは「今日の晩飯落ちてたわラッキー!」という絶望の知らせ。キラキラした笑顔で僕を見てる彼の名は新。毎日ここで釣りをしているから海の中では有名人だ。
これから一体どうしたら……。
出会いはまさかの食物連鎖!?
海が好きな野生児大学生×孤独な″海の使者″
不思議な巡り合わせにあなたの心が揺れる。
【闇】 「マシロ…私のものだ。」
かつて助けた狼は、閉ざされた部屋で夜毎抱き続ける…。
教会で生まれ育ったマシロは、15歳でヒーラーとして旅に出た。怪我をした狼を助け酷い傷を治したという話が広まり、冒険者パーティに仲間入りを懇願されたからだ。2年後、大怪我を負い、気を失ったマシロが次に目覚めたとき、見知らぬ男と見知らぬ部屋にいた。男は、かつて助けた狼の獣人で魔王の側近であるという。パーティの元に戻ろうとするマシロを男は部屋に閉じ込め、絶対に逃がさないと、感度を上げる魔法をかけて気を失うまで抱き続け…
【闇】 酪農を営んでいた父親が殺されたという報を受けた祐平は10年ぶりに故郷の地を踏む。戸惑う彼を出迎えたのは、サナンと名のるタイ人の青年だった。酪農家になるべく、祐平の父親の指導を受けていたという。振り切ったはずの、田舎の煩わしい人間関係に再びからめとられていく祐平に、サナンはささやく。「お父さんの死の真相、知りたくないですか? いっしょにカタキウチしましょう」やがて明らかになる、かつて隠蔽された忌まわしき事件。その慟哭の真相が明らかになったとき、ふたりが選んだ未来、そして牧場の行く末は―――。
【闇】 「愛してる」
この言葉は呪いだ。あの人が俺を縛り付ける呪い。
それでも俺はこの人から逃れられない。
彼が与えてくれるものは、間違いなく愛で、それを受け取る俺も愛を欲していた。
だけど、突然ーーー
「嫌いだよ、君のことなんて」
俺はどこで間違えた?どこでその愛を踏み躙った?何を返せばいい?何をすればもう一度愛してくれる?
「お願い、愛してください」
その一言が、俺の全てを縛りつけた。
【光】 「あ、ごめん。見えなかった。」高校生活初の購買戦争に負けた挙句、身長190cmの井出 和真からうっかり零れた一言に怒りMAXの近江 二斗(にと)。「今は155cmしかねーけど、卒業までにぜってーお前を超えてみせる!」こうして和真を研究する日々が始まった。ーーー「俺が取るから二斗は待ってて」しかし、一緒にいればいるほど和真の優しさに触れ、次第に惹かれていく。和真もまた、二斗の一生懸命さが可愛く思えてきて...。第一印象最悪な身長差35cmコンビのドタバタでこぼこラブストーリーが今、幕を開ける!
【闇】 「俺にはお前だけだ」
高校時代、家庭環境が複雑だったことから意気投合し仲良くなった僕と彼。彼は僕にああ言ったけど僕の方が本当はそう思ってる。彼はなんでもできるから今では友達がたくさん。僕はもうその友達の中の1人。何故か裏切られた気分…。
そんな中、僕にも友人ができた。彼よりも行動を共にするようになったが彼にはそれが気に食わなかったらしくある日無理矢理犯された。
「俺にはお前だけって言ったよな」
逃げ場のない日々友人に相談をした。
「俺のとこに来て」
だが、そんな希望は打ち砕かれ僕は友人に物のように扱われー
【闇】 「好きなら、俺のこと殺せる?」
その一言に答えられず、あいつは家を出て行った。
2人で買ったベッドも、揃いにしてつけていた香水も、全て置き去ってあいつは消えた。
数年後、その日を忘れられずに街を独り歩いていると、声を掛けられた。
「君の1週間を、オレにちょうだい」
どこかあいつの面影があって、その影に取り憑かれたように縋った。
2人で過ごした時間を侵すように、その男と1週間を過ごした。
「ありがとう、俺を殺してくれて」
ーーーーさようならだね。
ただ会いたかった、そんな願いを叶えたかった。
ただそれだけだったんだ。
【光】 「僕に日常を与えてくれないか?」
たった一言で、俺の日常は非日常と化したーーー
非日常しか紡げない小説家兼探偵と日常を過ごすことになったハウスキーパー。
「たぶん、これからこの非凡な毎日が俺の日常で、その中にあなたがいることを嬉しいと思うようになってしまったんです。」
「僕にとって、この日々が人間であることができる唯一の時なんだ」
日常、時々ミステリー。
俺は今日もこの人と、平凡な一日を共にする。
【光】 ある理由から教師を嫌っている高校生、水瀬朝陽は春休みの学校で闇医者まがいの知らない男に雑用を手伝わされる。ボサボサの髪にだらしない服装、白衣に染み付いた煙草の匂い、全てが不快だったはずなのに、ぶっきらぼうに響く低い声と適当なその男の距離感を心地よく感じてしまう。
新学期に入り、あの男は新しく赴任してきた桐生裕史という物理教師だったことを知る。教師と知り反発しようとする朝陽だったが、他の教師とは違う桐生の態度に少しずつ心を許し始め─
事情持ち少年とテキトー教師によるピュアで切ない救済BL!
【闇】 最愛の妹を亡くしたというのに、俺はずっとあいつのことを考えていた。
妹の許嫁として絶えず家に出入りしていた晴也。屈託なく笑う2人を見ているうちに、俺はどんどん嫉妬の渦で身動きが出来なくなっていた。
18になった夏の日、妹が死んだ。
-雅人くん、どうして、、?
-ようやく俺の番が来たんだな、、
晴也が怯える瞳で見つめてきた瞬間、俺は初めて満たされていた。
【闇】 幼少期に両親を亡くし、他に身寄りのないトオルは祖父母に育てられ、来年高校を卒業し、祖父母を楽にしてあげる予定だった。黒いスーツを着た男たちが現れるまでは…。
何を言われたのか祖父母は立て続けに亡くなり、借金だのと言われてトオルが有無を言わさずに連れられたのはヤクザの事務所。それからトオルの生活は一変し、毎晩代わる代わる男たちに犯され「商品」になるのだと言う。ある日、酔っ払ったヤクザが口を滑らせたとんでもない一言から、トオルの復讐が始まるが、それは終わりのない憎しみの連鎖だった…。
【光】 県内でも有数の進学校に入学した宗田政周(まさちか)は毎朝校門に立ち、いつもいい匂いをさせている生徒会執行部2年の先輩が気になっている。1学期が終わる頃には先輩の匂いを嗅がないと1日が始まらないほどだが、クラスの誰も先輩の匂いを気にしたことがないと言う。
もっと近くで先輩の匂いを嗅ぎたくなった政周は2学期にある生徒会選挙に立候補することに。
無邪気なわんこと美人先輩が織り成すDKラブコメのはじまりです!
【光】 最近よく見る夢がある。幼少期に住んでいたこの町に帰ってきてから続いている。迷子になって一人で泣いていると綺麗な顔のお兄さんが「お家一緒に探そうか?」と声をかけてくれた。なかなか泣き止まない俺に近くに咲いていた花をくれた綺麗なお兄さんの笑顔で目が覚める。あれは何だったんだ?夢なのか現実なのか余りに幼くて覚えていない。
今日は高校の入学式。良い出会いがあるかな?と行ってみたら、園芸部の顧問の先生が夢に出てきたあのお兄さんだった!?園芸学園ラブコメ。
【闇】 僕の世界の色が変わったのは、あの子を亡くした夏からだった。
昔からのしきたりを従順に守りぬいてきた晴也と加代子。それは2人がイエを守るために結婚するということだった。何の疑問も持たずに運命に倣う2人、常に加代子の兄雅人がそばにいることも当たり前に受け入れていたが、加代子が病に伏せた時から徐々に歯車が狂いだす。
変化する晴也と雅人の距離。
-ようやく俺の番が来たんだな-
悲しさと嬉しさが満ちた雅人の瞳で、晴也は身動きが出来なくなる、、
【光】
就活10連敗中の京也には、どうしても忘れられない面接がある。あの日扉を開けた先にいたのは男でも見惚れるくらいの顔のいい、、いや、ただの鬼畜野郎。面接でさんざんこけ下ろされた京也は何も言い返せないまま、面接で惨敗する。
傷心のままなんとか入社した職場での初仕事に現れたのは、あの日京也を落とした男だった。
面接の続きのような対応に心折られる京也だが、面倒見のいい佐川に心惹かれていく。
教えてやるから、こっちにこい、なんて言われても、どうすればいいんだ!?
こんな鬼畜に二度も落とされるなんて、絶対に嫌だ!!!
【光】 「どうか、明日が来ませんように…」
ヤクザの下働き・楪(ゆずりは)は、ボロボロになりながら身体を使って情報を集める日々を送っている。ある日、任務のために、無表情な男・マシューと組むことに。そこで、作戦は成功するがマシューは怪我を負ってしまう。献身的に手当てした楪に対して、マシューは秘密を明かし、別人のように優しく接してくるようになるが、楪には逃げられない理由があって…!?
「俺から離れて…幸せになりたくなる」
「どうして?僕が君と過ごしたいんだよ」
無表情スパダリ×人生を諦めた下っ端ヤクザの救済BL♥
【光】 17で家を飛び出して以来男の家を転々として過ごしてきた奈央は、今や立派なウケ専ポルノスター。公私共にセックス三昧の放埒な日々を送っていたが、自身の生き様に虚しさを感じていた。
そんなある日、金をもらって寝る関係の放送作家から料理研究家の博臣を紹介される。朴訥とした博臣の優しさに惹かれながらも、酔ったフリをしてラブホテルに誘うことしかできない。本気になんてならなくていい。だからせめて、今夜だけは——
素朴な料理研究家×愛を知らないやさぐれポルノスターの切なく優しい夜が今始まる
【闇】 倉橋海には1歳年上の兄がいた。
明るくて優しい兄。
しかし、海は気付いていた。
兄の中にもう一人の人格があることを。
「夜が怖い」
そう言って兄は泣く。
夜になると、得体の知れない何かに意識を奪われるのだと。
だが、海は夜を待ち望んでいた。
兄の中から「彼」が解き放たれるのを。
「彼」に抱かれ、身体の奥まで穿たれる快楽。
そして囁かれる言葉──「愛している」
「彼」との逢瀬。そのひとときを永遠のものにしたくて、海はついに昼の兄を殺そうと決意する。
しかし「彼」の向こうからこちらを舐めるように見つめるのは昼の兄の情念で。
【光】 ビッチの稜太がゲイアプリで出会った相手は高校時代の親友・蒼だった。
冴えないオタクだった蒼は今やイケメン医師になっていて。
でも積もる話なんてどうでもいい。
ホテルに連れ込んで、目の前でストリップショーまでしてみせたっていうのに。
「ごめん。お前にだけは勃たない」
俺にだけ勃たないってことは他の奴にはこのtnkを使ってるってことか?
そう思うと心の奥がざわざわ揺れて。
「絶対に俺で勃たせてやるからな」
最悪の再会から始まった蒼のtnk勃たせバトル。
勃たせりゃ終わりの筈が、次第に稜太は蒼との時間が愛おしくなって…
【闇】 風光明媚な景勝地で生活している凌。過去に男性と付き合っていたが、その男が女性と交際していたことが発覚し自然消滅。それ以来誰かと付き合ったことはない。
ある日近所を散歩していると、浜辺に座り海を見つめる長身の男性がいた。それは親の転勤で引っ越していたはずの、過去の男だった。
ふと男と目が合うと、凌は胸が高鳴り「あなたに愛されたかった」と呟く。それに対して男は「お前やっぱりキモいんだよ」と言う…
男に出会ったことで過去に封じていた凌の思いは募り、まるで沼にハマるかのように男に引き寄せられていく…
【闇】 40歳間近の克弘は小学校の先生をしている。
ある時、克弘の勤める学校に新任の男性教師がやってくる。その彼は克弘のかつての教え子だった。彼は小学生の時に憧れだった克弘を追いかけて教師になったという。克弘はそんな彼の想いをいじらしいと感じて可愛がる。そこまでは良いのだが、実は克弘の周りで教師が次々と退職願いを出すという難事件が何年も相次いでいた。その犯人が自分だと告白したのだ。だって先生の隣りのデスクは俺の席だから♡ずっとずっと好きだったよ、先生———。
【闇】 幼馴染のケイに密かに想いを寄せるナオ
ケイを誰にも渡したくない気持ちから、ナオはケイに近付く女に声をかけ、自分の方に興味が向くように仕向けてきた
そんな事情は知らず、昔からイケメンと騒がれモテるナオを羨ましがるケイ
文化祭で男女逆転のメイドカフェをすることになり、ナオの女装姿を見たケイが、「俺、ナオの顔好みだわ」と
幼馴染を手に入れる為に女装姿で迫るナオだが、実はケイに抱かれたいのではなく、抱きたいと思っていたのだ
戸惑いながらもキスまで許してくれたケイに対し、雄の感情が抑えられず…!?
【光】 だらしない外見、不躾な態度…バイト先の新人・大輝に、陽は手を焼く日々。相手をよく知ろうと、陽は大輝を飲みに誘った。
話してみれば、根は素直。実は、大輝は親にネグレクトされ、学校では孤立し、社会性が育っていないのだった。
「まだ20歳なんだから、これからだよ。友達や彼女も出来る!」
「女は別に…」
「俺がお前を、(女子の)理想の男に育ててやる!」
「俺…(陽さんの)理想の男になりたい」
外見、言動、家事、気配りまで…オカン気質の大学生が未知数のフリーターを“理想の男”に育てる!
頑張る大輝が可愛くて…眩しい?!
【闇】 恋人の夕子に振られ傷心中の光が出会ったのは片想い中の義母藤子にそっくりな女の子・紫。その歌声に癒された光はファンとなり、彼女のアイドルになる夢を叶えるためマネージャーに。
実は男だった紫だが、性別を偽り人気アイドルになっていく。そんな紫を誇らしく思う光だったが、藤子への恋心を見抜いた紫に父帝へ報告すると脅迫され彼の下僕になることを要求される。
いつしか紫に犯されるようになった光はその反動から不特定多数の女性と関係を持つようになるが、紫との時ほどの溺れるような快楽は選らず…。
【光】 「What's color!!みんなの色を見せて!」
「こんばんは〜どこぞの妖怪の骨、楽で〜す」
不動のセンター女装アイドル 桃栗さんねん
ミステリアスな悪戯好きVTuber 餓者 楽
2人は同じ事務所に所属することになる、しかし2人はお互いの価値観の違いに大反発
「あれはキャラだった訳ね」
「あんたには関係無い」
「それ、疲れないの?」
2人の色はぶつかり合い
「僕はアイドルだからここまで来た!僕にはこの色を手放せないっ」
「俺が全部黒く塗りつぶしてやる」
分かり合えないと思っていたはずなのに
そして2人の色が混ざり合う
【光】 「あまり話し掛けないでください。俺、人間嫌いなんで」
廃部寸前の園芸部唯一の新入部員は、無表情なのに驚くほど顔の整った人間嫌いだった。
「はぁ?ふざけんな。お前が人間嫌いなら、俺はイケメン嫌いだわ。イケメン爆発しろ!だが爆発前に入部届は出して行け」
園芸部を守るためなら、気に食わないイケメン新入部員の面倒だって見てみせると奮闘するうちに、あれよあれよと懐かれて、おい人間嫌いはどうしたんだ?
人間嫌いのイケメンとイケメン嫌いのフツメンが織り成すドタバタラブコメディ。
【闇】 ――もう何度、俺はこいつに殺されただろうか?
生まれ変わる度に俺を見つけては愛していると繰り返し、俺のすべてを犯して奪う。
どうしてお前はそんな風に変わってしまったんだ?
「だいすきだよ。ずっとずっといっしょにいようね。やくそくだよ」
純粋で無垢な愛情が歪んだ執着へと変わってしまったのは、きっとあの時――
これは時を越え、世界を越えても失われぬ愛の物語。
【光】 「立花瑞樹だな。お前が必要になった、黙って俺について来い」
養護施設で共に育った親友の瑞樹と間違われた晃希は、兄だと名乗る傲慢な男に連れ去られた。
誤解は解けぬまま瑞樹として巻き込まれたのは、泥沼の遺産相続争いだった。
向けられる悪意や侮蔑から晃希を守ってくれたのは、意外にも兄だと名乗ったあの男で。
傲慢な態度の奥にある優しさや愛情を知る度に、親友のためについた嘘が晃希を苦しめていき……
「アンタが見てるのは立花瑞樹?それとも俺?」
嘘から始まった偽りの兄弟が辿り着く真実の関係とはーー
【闇】 高校生の相良は、幼馴染の柳田に負い目を感じている。
柳田の頬に残る傷あと。幼い頃に相良がつけてしまい、柳田が周囲から浮く理由となってしまったもの。
その償いのように、相良は柳田が孤立しないようにと常に側にい続けた。だがある日、訪れた転校生との出会いが柳田と周囲の関係を変えることになる。
もう自分が側にいなくても柳田は大丈夫だという事実に安心する一方、相良の心には別の暗い感情が湧き起こっていたーー。
「お前の傷は俺のものなのに」
この執着は、歪み狂い続ける。
【光】 ジャックはある男に恋焦がれていた。名前は、ガイル。優しく仲間想いで彼を慕うやつが多い。そんな彼が好きだ。日に想いは大きくなる。想いを告げたいが、できなかった。それは、
ガイル「よう、ジャックなんか良い依頼あったか?」
ジャック「気安く話しかけんな強面筋肉ダルマ」
ガイル「んだと、ネクラ野郎!」
好きな相手だけに天邪鬼な言葉になる呪いだった。
これは呪いを解き玉砕覚悟で想いを告げたい冒険者の異世界ファンタジーな話。
ネクラ魔法使い✕強面魔法戦士
【闇】 幼い頃に男から強姦され、うなじを噛まれたことで、番うことも妊娠することも出来なくなったΩのうつほ。
男娼として日々倒錯した男たちの相手をするうつほの前に、一人の男が現れる。その男、αの篠崎はうつほを「運命の番」だと言い、強引に監禁し犯しぬく。どれだけうつほが説明しようとも、「運命の番だから」と狂信的にうなじを噛み、精を注ぎ続ける篠崎。いつまでたっても応えようとしないうつほに苛立った篠崎の行為には、次第に暴力が加わるようになり─
狂気的な愛が暴走する、哀しくも残酷なオメガバースラブストーリー
【闇】 俺の幼馴染は怪我をしやすい。
明るくムードメーカーな悠二は、幼い頃より家が隣同士で料理上手な豊と同じ高校に通い、毎日お弁当を作ってもらっている。
天然ゆえに怪我の絶えない豊の面倒を見ているうちに一緒にいることが当たり前になっていた。このままでは豊が自立できないと考えた悠二は、卒業後に県外での一人暮らしを決意する。
報告を受けた豊は、一層怪我をするようになった。心配する悠二に豊は言う。
「大丈夫、人間の細胞は入れ替わるんだよ。」
【光】 「俺がアンタをぶっ倒した暁には、アンタ、俺の“オンナ”になれ」
街中の荒くれ者が集うことで悪名高い蛮架羅工業高校。現番長にして最凶最悪の人類と恐れられる牙門魁(がもんかい)に啖呵を売ってきた男、旋風ヶ原心(せんぷうがらはしん)は控えめに言って頭がおかしかったが、いやにギラついた目をしていた。そんな細腕で俺と闘えるものかと笑っていた牙門だったが、その裏で旋風ヶ原は着実に勢力を伸ばし、打倒・牙門に向けて静かに動き始めており……トンデモ執着が繰り広げるラブバトル、ここに開幕!
【闇】 高一の日辻陽は、クラスに一人留年生がいることを聞かされる。留年生こと芹沢要は整った容貌から一躍クラスの有名人となるが、GW明けに要が留年した理由は同性の上級生との痴情のもつれだという噂を女子生徒が流したことで、要は孤立していく。しかし隣の席になったことをきっかけに陽と要は意気投合。CDの貸し借りを通して、陽はミステリアスな要に憧れに似た感情を抱くようになる。そんな折、テスト勉強で家を訪れた陽に「したことないだろ? 俺が筆おろしさせてやろうか」と要が誘う。妖しく笑いながら迫る要を陽は拒み切れず――
【光】 多忙な日々を送る営業マン二見(フタミ)のストレス発散方法は、会員制のサイトで「フタフタ」という偽名で「チャットH」に勤しむこと。しかし飽き性の二見はすでにこの暇つぶしにも飽きてきて、退会も視野に入れていた。だがある日で出会った新規ユーザー「オト」とのチャットは他のどれとも違っていて、次第にのめり込んでいく。そんなある日、社内のカフェで総務部の鬼として知られる早乙女(サオトメ)が偶然同じサイトを開いているところを目撃してしまい、いけ好かない同期の早乙女に並々ならぬ関心を持つようになり――
【光】 今夜も元気そうで何より。俺はそっとアプリを閉じた。
巨匠はトークルームを開いている。創作活動そっちのけで取り巻き相手に御高説を垂れているのだ。巨匠の本当のHNは綾といい、俺の一次創作垢の初めての相互だった。だが今は交流が断絶している。暇さえあれば偉そうに創作論をぶっている、奴のノリには着いていけない。
なのに毎晩TLをチェックしてる俺も俺。そう自嘲し布団に潜り込む。
ところが微睡みの中、聴こえて来たのは、綾の怒鳴り声……?
実は部屋隣同士、超不人気字書きVS寡作高尚様字書きの火花バチバチBL開幕!
【闇】 間宮夕季には幼馴染みがいた。勉強も運動も幼い頃からナンバーワンなソイツの名前は高崎悠葵という。ダメな方のユウキ(夕季)の世話を焼く、優秀な方のユウキ(悠葵)というのが二人の評価だった。
しかし、夕季は知っていた。悠葵は自分より弱い夕季を世話する事で周りから評価されほくそ笑んでいることを。
高校生になり、劣等感から夕季は悠葵に「他の奴の世話焼いたら?」と言ってしまう。その瞬間にいつも穏やかだった悠葵の表情が一変する。「お前、今さら俺無しで生きれると思ってんの?」
【闇】 8歳の時に、生き別れた双子の蒼と藍。
兄の蒼はαで優秀な上にイケメン。
弟の藍はΩで壮絶ないじめを受けていた。
ある日、藍の通う高校に転校してきた蒼。
「藍は俺が守る。もう誰にも傷つけさせない」
運命的な再会を果たした2人は、空いた月日を埋めるように仲を深めていった。
18歳の誕生日。蒼の家でお祝いをし、泊まることになった。
しかし、予定より早い発情期が訪れてしまう藍。
疼く体、荒くなる呼吸……ついには蒼に「触って」と懇願。
蒼は微笑んだ。
「やっと、俺のものになるんだね──藍」
【光】 自他共に認める面食いゲイリーマンの田中は他部署のイケメン・西野に恋をしていた。「見ているだけで良い」と淡い気持ちを隠していたが、とある打ち上げで酔っ払った同僚によって会社でゲイバレしてしまう。多くの同僚からは生温い目で見られるだけで済んだが、西野からは軽蔑の目で見られてしまった。第一印象はサイアクだと恋を諦め、自棄酒する田中。正体を無くすほど酔った翌朝、同じベッドの上に何故か西野がいて……?
【光】 小さい頃から運命の赤い糸見える僕は、奇跡的に小指同士が繋がった自分の運命の相手を発見した。だが、見た目が金髪でピアスがたくさんついているヤンキーで、近くにいる友達(?)二人も、とても怖そうな人だった。何事もなかったかのように帰ろうとしていたら、運命の相手が友達(?)達と喧嘩が始まり、大変だ!と思っている間に運命の人が勝って終了していた。絶対関わりたくないランキングNo.1の人が運命なんて……。「第一印象サイアク!」な人を運命の相手にもってしまった僕の未来はいかに!
【闇】 「気付いちゃいけなかったんだ、こんな気持ちに」
幼馴染で親友の鶴見暁斗に恋心を抱き、苦悩の末、何も言わず強引にキスだけ交わして彼の前から姿を消す事を選んだ綾瀬伊織。常に暁斗に執着心を抱きながら、四畳半の安アパートで死んだように生きていた。
一方、一流企業に勤める暁斗は姿を消した幼馴染を探し続けており、心中に燻る長年の劣情をもて余していた。愛していたにも関わらず、その想いを伝える事をせずに逃げた自分を恨みながら、ただ一人、綾瀬伊織という男に執着していた。
すれ違い続ける二人の、奇妙な執着のお話。
【光】 映画で墓に縋り付いて人が泣いているシーンを観て、なぜか懐かしいと感じた。そんな経験ないはずだ。しかしその日から夢を見るようになる。
別世界に生きる「俺」には恋焦がれる人がいた。敵国の騎士だった。ある日敵地で死にかけたとき、彼が恩情で救ってくれた。俺たちはその一時、確かに心を交わした。そして彼は国の勝利と共に死んだ。英雄だった。立派な墓が作られ、俺は忍んで訪れては墓の前で泣いた。
そこまで思い出すのにひと月かかった。前世の記憶か?そして気づく。「彼」によく似た人物が俺の会社にいる。しかも社長室に。
【光】 βの紘一には三年以上前の記憶が無い。
昔のことは思い出せないものの、紘一は「αやΩがβと恋をする事」に嫌悪感を抱いていた。
彼らには運命がいる。運命が見つかれば絶対そちらを選ぶのに、βと恋をするなんて不誠実だと思うからだ。
そんな紘一の前にαの千景が現れる。初めは警戒していた紘一も、そっと寄り添うような千景の優しさに次第に心を開いていく。
しかしある日、紘一は偶然自分の日記を発見する。
そこには自分と千景が恋人だったこと。千景に運命が現れて自分が捨てられたことが書かれていて…!?
α×βの再会と贖罪の物語。
【闇】 彼は、今どき珍しいくらいにいけ好かない青年だった。
この世のすべてが気に食わないとでも言うように睨みつけて来たかと思えば、まるで子どものように甘えてくる。
酒に酔っては人の家を寝床にしたり、私の蔵書を興味深げに読み込んだり。
親子でも、教師と生徒でもなく、名前はないけれどどこか心地の良い関係。
しかし、彼の無邪気な笑顔と色気に、私の心は奪われていった。
この関係を望んだのは、私か、彼か。
愛を知らない二人の関係は、果たしてどこへ向かうのだろうか。
【闇】 「俺と結ばれるまで、何度だって引きちぎってやる」
幼い頃から自分にしか見えなかった運命の赤い糸。その先にいる運命の相手に夢見ていた蒼馬だが、ある日自分の赤い糸を親友だと思っていた楓雅に目の前で引きちぎられてしまう。
赤い糸が楓雅にも見えていた事と、糸が切られた事にショックを受ける蒼馬。
だが糸は切れても次の相手と勝手に繋がるようで、蒼馬は二度と運命を切られないように楓雅を避け始める。
楓雅は逃げる蒼馬を捕まえ何度も繰り返し糸を切るが、尽きない運命の相手に苛立ち、自分と蒼馬の糸を無理矢理結ぼうとして……
【闇】 「始めようか」そう言われ私は身に着けているものを全て脱ぐ。しばらく視線が注がれた後、彼の手で優しく用意された服を着せられていく。
ベストセラー作家・冴木凌先生。大手とは言えない出版社で契約が取れたのは奇跡だ。その条件は「君がずっと担当し、私の作品創りの手伝いを惜しまないこと」。私が専属の担当編集になり次で七作品目になる。先生は頭の中の登場人物を私に落とし込み、思うがまま視て触れて時には味わい尽くす。
青年、探偵、貴婦人…一日で終わる人物もいればひと月以上続く人物もいる。その間、私は先生の人形になる。
【闇】 可愛い系女子の新部(にいべ)に想いを寄せていた高校二年生の嵐は、下駄箱にラブレターを置いた。だがそれは生徒会会長で最強モテ男・仁井辺(にいべ)の下駄箱だった。「嵐、俺はこの想いをずっと封印するつもりだったのに、まさかお前も同じ気持ちでいたとは嬉しいよ」と仁井辺の超ド級の嵐への執着が始まった。まさかの最強男に追いかけられ「俺は女が好きなんだ!」と逃げ回る嵐。だが仁井辺の果てしない執着に嵐は徐々に絆されていく。そんな折、仁井辺の秘密を嵐は知ってしまい——。
【闇】 俺の彼は薬剤師。頭が良くイケメンで優しく、こんな俺を愛してくれた。同棲を始めて数ヶ月たった頃俺は体調が悪くなりだし何度も入退院を繰り返しその度に彼が献身的に看病してくれる。俺は彼の愛を感じていた。でも俺は見てしまった。彼が俺の食事に白い粉を混ぜているのを。まさか…と思い食べると体調が急変し救急搬送。ああそうか。彼はミュンヒハウゼン症候群。俺はなんて人に愛されたんだろう。
でもそんな事で彼への愛は揺るがない。俺は花屋。トリカブトを育て彼のお茶に少しずつ混ぜる。だって俺もミュンヒハウゼン症候群だから
【闇】 親を早くに亡くし、五つ年下の弟の翔を大学にやりながら製造工をしている拓実はいつか暖かい家庭を築くのが夢だ。だが彼女ができるとなぜが怯えられて振られ、今では女性に避けられるようになった。中性的な容姿で強面でもないのに、と買い物がてら店の窓に映る自分を見ると、一緒にいた翔がどこかを睨んでいるのに気づいた。常に穏やかな翔の表情に驚いて問うと、害虫がいたから、と微笑む。そうなんだ、と答えて店に入る拓実。後ろで翔が「一生害虫を駆除してあげるから、ずっと一緒にいようね」と言ったのは聞こえなかった。
【闇】 バイト先で俺より2歳下の後輩君に恋人ができた。「良かったじゃん!」そう言ったと同時に俺の失恋が確定した。
彼の恋人は「顔は平凡だけど笑顔が可愛くてみんなの人気者で2歳上」だそうだ。俺は彼の恋人と歳は一緒だけど他は全然違う。俺の顔は下だし笑顔は引き攣る陰キャラ。
「紹介してよ」と言うと「いいですよ」との事。
後日同棲中の部屋に通されると、壁一面俺の隠し撮り写真が貼られている。
「え?」振り返ると「この人が俺の恋人。可愛いでしょ」彼が笑った。
そして次の瞬間、ガチャリとドアの鍵がかかる音がした。
【光】 戦に巻き込まれて虎の国に囚われた兎族のミオは、雌と間違われて虎族の皇帝レヴァンに献上される。
鋭い瞳と牙、醸し出す威圧感に怯えて閨で気を失ったミオだが、目覚めるとレヴァンの膝の上で頭を撫でられていた。
彼は隠れた小動物好きで、ミオを世話係として傍に置き、健気に働くミオを連日撫で回す。
見た目に反して優しいレヴァンに惹かれ始めたミオは触れられただけで発情してしまい、レヴァンはミオを抱いた。
愛玩具としてしか見られていないと、思いを募らせる兎獣人男妾×世継ぎを求められている虎獣人皇帝の両片思いストーリー。
【闇】 貴族の屋敷で下働きをしているユーリはある日、屋敷の子息にいじめられ弱っていたコウモリを助けた。自室である納屋でこっそりと看病してやり、数日後にコウモリは飛び立っていく。親の借金のカタに売られ、屋敷の住人からは奴隷として扱われるユーリ。折檻され痛む身体で迎えた夜、突然目の前に真紅の瞳の美しい男が現れて、ユーリを攫ってしまう。男はノーチェと名乗り、自分は吸血鬼でありユーリが助けたコウモリの飼い主だという。ノーチェは恩返しをするため手始めに、ユーリを傷つけた屋敷の住人の血を吸い尽くすと言い始め__
【光】 階段から落ちて気がつくと、BLゲーム「ベジリー学園♡ラブファーム」に転移して倒れていた俺に「木野光汰、大丈夫か」と声がかかった。げっ、黄色い髪に緑の瞳。陰で学園を牛耳る保険医の瓜生南斗だ。攻略対象とのイベントをことごとく邪魔し、トウルーエンドの最大アイテム、愛の農園の鍵を隠し持つ男。関わりたくねえ、と思っていたら抱き上げられて保健室へ連れて行かれた。瓜生は診察と称して俺の体に触れ、いつの間にか手枷をして秘部を顕わにして──
「お前を生育してやる」不敵に笑って手枷に鍵をかけた男からの凌辱が始まる。
【闇】 渉は、小さい頃から一緒で、泣き虫だった俺をずっと面倒見てくれていた、2歳年上の幼馴染。その幼馴染への初恋を拗らせて十数年。その間に渉は結婚を考えるような彼女も出来た。だから諦めなければと考えて、恋人を作った矢先に起きた事件、その事件で俺は恋人を亡くし、渉は傷ついた俺の側にいることを選ばざる得なくなった。罪悪感を抱えながら生きる俺に渉はただ寄り添ってくれるけれどーーー。
「他の人間に盗られるくらいなら、絶対に裏切れない感情でお前を僕に縛りつけたかった、愛してるんだ…お前を」
【闇】 大雪の中、唯一の客だった貴方が「美味しい」と言ってくれたから――。
平凡なサラリーマンが贔屓にしているレストラン。
オープン日に客として行き、若いシェフの苦戦を知って応援のために通っていた。
新作を考えると、一番最初に食べさせてくれるシェフ。
その味にサラリーマンの舌は囚われていく。
ある日、バレンタインデーに手作りチョコを食べたことを話した時、シェフの歪んだ独占欲が牙を剥く。
用意していたチョコを口移しで食べさせ、美味と快楽を与えるシェフ。
それ以来、美食と調教的エロスを与えられ、シェフに縛られていく――。
【闇】
●中井
俺は悪魔と契約した。真下を俺に惚れさせる。真下を抱いた数だけ、俺は悪魔に抱かれる。
真下は最近ボーっとしてる。悪魔に心を操られて、好きでもない男に抱かれてるんだもんな。俺と同じか。
ごめんな、でも俺はお前を離さない。
●上條
中井は毎回律儀に連絡してきては、俺に抱かれる。悪魔なんて戯言を信じて。真下は元々お前に惚れてたのに。
そこまでして、真下と恋人でいたいのか?
いいよ、茶番に付き合ってやる。お前が俺を選ぶまで。
●真下
中井は浮気してる。むしろ俺が浮気相手か?
それでもいい、中井が俺に触れてくれるなら。
【光】 「あんたの彼氏、クズっすね。だからって俺みたいなまともな男を好きになんないでくださいね」
俺の芳はクズではない。幼い頃からピアノを弾き続けてきたからスランプが来て働けないだけだ。そもそもそう言う不純な存在ではないのだ。酒の勢いで関係を持つ男がなじるな。
だが言葉とは裏腹に男は俺を丁重に扱う。好かれたくないのになぜだ。
「酔ってたわけじゃありませんから」
正気で俺を抱いたという男の真意がわからない。
「フラれたら二度と俺に顔を見せない」
俺のまっすぐにしか進めないところが好きだと言う男の手を掴みかねている。
【闇】 柊さんが失踪した日からきっかり一年が経つ。天涯孤独の柊さんだが、仕事は真面目で友達も多いとなると通報者はそれなりにいたようだ。僕と真逆の柊さんが羨ましいと言えば羨ましい。
僕は柊さんの顔をスマホの画面に表示させ、柊さんが好みそうな店を訪ね歩く。収穫は無かった。
落胆した僕は帰宅して真っ先に柊さんの元へ行く。彼の右乳首のピアスを軽く引っ張りながら、どんなピアスなら左につけてくれるのかを訊く。柊さんが答えてくれないので抱き上げると彼は泣きはじめた。そんなに喜ばなくてもいいのに、と僕の心は熱くなった。
【光】 新人俳優の南谷流司(23)が刑事ドラマでバディを組むことになったのは子役から活躍している山野雅義(20)だった。
「歳は上でも芸歴は下だから遠慮なく何でも言ってほしい」と挨拶すれば「俺の足を引っ張らないで下さいね」と言われて第一印象はサイアク。
それなのに、バディ感を大切にしたいという制作側の意向で撮影期間中は同居することに。
すると、同居初日から「流司さんって可愛いですよね」と山野に押し倒されてしまってーー?!
いけ好かない実力派俳優✕押しに弱い新人俳優のシークレットラブの幕開けです。
【闇】 毎朝、会社の受付で軽く挨拶を交わすだけの彼。クローゼットゲイの知風は彼の制服姿に一目惚れだった。警備担当の松井の名前を知ったのは「落し物をお預かりしています」と、低いけれど爽やかな声でかかってきた内線を偶然受けたとき。知風は彼の声だと直感した。ふわふわした心で受付へ行くと、本人確認も兼ねて名刺を交わし、顔見知りになった。
そこから毎朝交わす言葉が少しずつ長くなり、もっと松井のことが知りたくなった知風。ある日、シフト終わりの松井を待ちぶせていると、とんでもないド派手な私服の彼が出てきて…
【闇】 不憫な生い立ちのバーテンダー流星はある日芸能プロダクションのモデルとしてスカウトされる。そこは今話題になっているシンガーソングライターのSENAが 所属しているプロダクションだった。早速プロダクションを訪れるとそこにはキーボードを軽やかに弾く制服の美少年の姿が‥。
「この曲いいでしょ。俺の作った曲だよ」と笑顔で話すこの少年こそシンガーソングライターの星名誠一郎だった。誠一郎との出会いで前向きにモデルとして活動を始める流星。徐々に流星は誠一郎に惹かれていく。
しかし、誠一郎にはある秘密があって‥。
【闇】 勤務医である直樹は、紹介状を読む手を震わせていた。
患者の名前は翔太。直樹はこの患者に覚えがあった。研修医の頃、隠れて付き合っていた大学院生だ。
ある事情で別れて以来一度も会っていなかったのだが、どんな心境なのか、医者になった直樹に患者として会いにきたのだ。
「(病名)のため、先生に主治医をお願いしたいのですが」
診察室に現れた翔太は、パートナーの若い男性も一緒に連れてきていた。直樹は医者の仮面をかぶって動揺を押し隠した。
医者としての義務感と責任感から、直樹は翔太の主治医を引き受けたのだが…
【光】 ブラック企業勤めの堂島が朝の満員電車に乗っていると、誰かに尻を触られた。男の自分にも痴漢をするのか、とっ捕まえてやる!と痴漢の手を掴んだら、まさかのイケメン鬼上司・坂野の手だった。痴漢するなんて最悪だ!と警察に突き出す堂島。坂野は「俺じゃない」と否定するがそのせいで坂野は左遷させられた。本物の犯人が捕まってから、元の職場に戻ってきた坂野は「俺に罪を被せたぶんの償いをしろ」と堂島に迫ってきて——。
第一印象サイアクな出会いから始まる鬼上司溺愛オフィスラブ。
【光】 ようやく内定をもらった会社で宇佐美の教育係になったのは、優秀だけど強面な上に無愛想で指導も厳しい大神。気の弱い宇佐美は怯えて胃の痛い毎日。ようやく業務に慣れてきたものの、大神への苦手意識は変わらず。そんなある日、大神に好きだと告白された宇佐美。急に付き合うのは無理だろうから、プライベートでも友人として会ってほしいと言われ、怖いし嫌だと思いつつも、会社での関係性を考えて断ることもできない宇佐美。プライベートでも会う日々が始まったが…
臆病な草食動物を肉食動物はどうやって口説き落とすのか。
【光】 ブラック企業勤めの堂島が朝の満員電車に乗っていると、誰かに尻を触られた。男の自分にも痴漢をするのか、とっ捕まえてやる!と痴漢の手を掴んだら、まさかのイケメン鬼上司・坂野の手だった。痴漢するなんて最悪だ!と警察に突き出す堂島。坂野は「俺じゃない」と否定するがそのせいで坂野は左遷させられた。本物の犯人が捕まってから、元の職場に戻ってきた坂野は「俺に罪を被せたぶんの償いをしろ」と堂島に迫ってきて——。
【闇】 「今日は雨のこと、許してあげます」
なんの感情もなく人を殺し、その日殺した人の家で一夜を明かす毎日を送る雨(あめ)。
いつものように殺した人の家にいくとそこには自分と同じ顔の雨月(うげつ)がいた……。
雨の中で今までの感情が覆される出来事の連続、幸せの23時。
でも雨は起きた時、いつも雨月を覚えていなかった……
会ったら、名前はわかるのに、あたたかさは、声は、覚えているのに。
何故か明日は覚えていない。
「雨月、、君はいったい、誰なの……?」
言いたい。聞きたくない。言えない。聞きたい。ねぇ、
【闇】 アジア人初のワールドカップMVP選手と国際的スターの女優。運命の番のふたりの最愛の息子は父親譲りの肉体と母親譲りの美貌で、マルチリンガル。誰もが彼をαだと思っていたが、実はβだった。パパラッチから逃げる為にフランスから日本の田舎で暮らすことになった息子は、学内で孤立しているΩとひょんなことから出会って仲良くなる。
一緒に過ごすうちにふたりは惹かれ合うが、息子はある日、友人の項に噛み跡があるのを見てしまう。幼い時に知らないαに噛まれて意識不明になり、まだ発情期が訪れないと泣きながら打ち明けられて…
【光】 父のような立派な退魔師を目指すナオ。念願だった寮制の退魔師専門学校に進学するも、お祈りに訪れた教会で何故か悪魔に取り憑かれてしまった!
しかもこの悪魔、悪魔として才能が無さすぎて祓えない!?
「ねぇねぇ、水がないからこれ使っていい〜?」
「聖水で水割りを作るんじゃない!!」
悪魔らしからぬ能天気さでマイペースな悪魔、カイト。
生真面目だけど何処か抜けてる退魔師見習い、ナオ。
2人のドタバタ学校ものラブコメディ!!
【光】 「だから、俺はあんたなんかに会いたくなかったんだ…!」
いきなり吐きすてるような言葉を投げつけて、駆け去って行った生徒、御子柴拓。
山野樹は、彼にまったく見覚えがなかった。
新卒採用の数学教師として、成田学園高校に着任した第一日目のこと。
それ以来、嫌われているとわかってはいても、樹の目は、御子柴をつい追ってしまう。目が合うとふっと逸らされて、のくり返し…。だが、ついに御子柴と山野の過去が明かされる、それは…!
男子高生と新米教師の奇妙な運命の絆とは!? 翡翠の勾玉のお守りに込められた想いはいかに!?
【闇】 毎日が嫌だった。プレッシャーばかり与えてくる母にウンザリの洋一。睡眠不足の中、高校受験の為に通ってる塾でウトウトしかけた時、たまたま隣にいた創太が「疲れてんのか?コレ食って目ェ覚ませって。」とレモンキャンディをくれた。眩しい笑顔と一緒に。その笑顔を見ていたくて、高校・大学は創太を追いかけ、今じゃ創太の親友ポジ。しかし、親友じゃ満足いかない洋一は、創太の心と身体を独り占めしたいと思っていたのだ。そんな中、創太の「気になる子が出来た」発言に洋一の気持ちが一気に溢れだす。気持ちを抑えられない洋一は…
【光】 王室御用達の仕立て屋で修業するリュカは、王子専属に抜擢された。
初仕事の日、新しいデザインを提案すると、執事のヴェントが厳しく口を挟んでくる。
自由にお洒落を楽しんで欲しいと、熱く語ってしまうリュカ。
王子は彼を気に入って頻繁に招くようになるが、スキンシップ過多が欠点。珍しい話や美しい品々に夢中でガードが緩いリュカを、さらりと守るヴェント。
「厳しいけど頼りになるし、本当は優しい…」
ある日、王子がヴェントの服を依頼してきた。異国に嫁ぐ妹と共に行かせると。
もう会えない? ヴェントを採寸するリュカの指は震え…
【闇】
「ねぇ、あの夜…楽しかったね」
泥酔した際に何者かに強姦された大学生のハル。記憶が薄れてきた頃に家庭教師先で出会ったのは、中性的な魅力を持つ高校生、綺月(きづき)だった。
強姦した相手が綺月だと気付くも、脅されて仕方なく関係を持つ事に。
だが彼本来の明るい顔と、歪んだ一面を垣間見ていく内に、綺月に段々惹かれていく自分に気付く。だが綺月は恋愛感情は分からないと言い、嫌悪さえしているようだった。
なら、どうしてお前は俺を抱くんだー?
複雑な気持ちを抱えながら、ハルは綺月に会うことをやめることが出来なかった。
【闇】 修は幼い少年悠太に一目惚れし、家に連れ帰ってしまう。
何不自由ない暮らしに、悠太はすぐに修に懐き、2人だけの生活が始まった。
しかし悠太が捜索され、その生活も長くは続かなかった。
それから10年の時が経ち、修は居酒屋のアルバイトをしていた。心機一転更生して、真面目に働いていたがそこに大学生になった悠太が現れる。
「あんた、俺を監禁してた奴だよな」
心の奥に閉じ込めていた記憶と、あのときの感情が呼び起こされる。
「なんで俺を1人にしたんだよ」
そう言って悠太は修を家に連れ、2度目の2人の監禁生活が始まる。
【光】 吸血鬼・ルカは、大学生と扮して人間界で暮らしていた。
見目麗しいが、オタクで引きこもりがちなため、親友の理人がいつも外に連れ出す。
ルカは吸血行為が苦手で、いつも少量の動物の血で凌いでいた。そんな毎日を続けるうち、とうとう限界が来た。
喉の渇きが我慢ができなくなり、その場へ現れた理人の血を吸ってしまう。そして、吸血行為により興奮状態に陥ったルカは、理人を無理矢理抱くのだった。
友情に亀裂が入ったかに思えたが、
「別に、お前とだったからいい」
と、理人はまんざらでもない様子で──。
【闇】 「ああ、おいたわしい…兄上はなぜ、かように弱いのです」
リトを寝台に押さえ付け、弟が耳元で囁いた。
エーデルワンド王国には二人の王子がいる。
長子であるものの、亡き母の身分も低く、病弱なリト。
有力貴族の母を持ち、逞しく聡明なジーク。
掟では次の王はリトであるが、臣下からの支持が圧倒的なのはジークだ。
後ろ盾もなく肩身の狭いリト。昔は慕ってくれたジークも今は冷淡だ。
そんな中リトの食事に毒が混ぜられていることが判明する。
一方でジークはリトへの執着心を露わにしはじめ…!?
腹黒執着弟×純真病弱兄の王城愛憎ロマン。
【光】 「城木杏樹? あんなのデカくなったら終わり」
20年前、白い天使と謳われる超美少年子役の俺を、陰で笑った天才子役・早瀬怜。
……全くその通りになったが!
成長期で容姿は人並になり、今やフリーター。
ある日、子役専門事務所を開業したという早瀬が現れ、俺をスカウトした。俺がマネジャーに向いてるって? 才能もセンスもない俺にできることって何だ?
「自分探し中の新人マネジャー」×「敏腕だけど対人スキル0の社長」
かつてスターダムから転落した2人が、裏方として返り咲く!
「やっぱりお前、デカくなったらいい男になったな……」
【闇】 悠平の担当患者、透はこの無菌室から出ることが出来ない。過保護なまでに守られたこの空間を出たら最期、感染症で死んでしまうからだ。二重の扉で閉ざされた部屋で、二人きりの診察を続けるうち悠平は透に特別な感情を抱いていく。ずっとこの時間が続けばいいのに、しかし透は扉の外の世界に残してきた人を想い回復を目指していく。
__この部屋にいる間だけは透は悠平のもの
「ねえ、君をここから出さないためには何が出来る?」
この部屋の中で、僕だけが君を守ることが出来る。倫理を捨て、歪んだ愛の監獄を築く執着の日々を綴る。
【光】 同期の板倉が既婚上司と不倫している現場を目撃した吉川。昔、母親が不倫し両親が離婚してから不倫への嫌悪感は強く、板倉を最低な奴だと軽蔑する。
しかし同じ部署になり意外と誠実で真面目な性格だと知った頃、飲みの席で、やつれた様子の板倉が上司に振られたと涙を流す。そんなに好きなのかと思いながら、誠実な板倉がどうしてそこまで不倫の恋に溺れるのか理解できない吉川。慰めながら諭すと「吉川は本気の恋愛をしたことがない」と言い返され、慰めてほしいとキスをされる。その日から板倉のことが頭から離れなくなって…!?
【光】 「…小さいな」「喧嘩売ってんのか!!」
中高一貫男子校に通う優人16歳のコンプレックスは156cmで華奢な身体と、母親譲りの童顔。父親の仕事の都合で数年海外に住んでいたという身長178cmの転入生秋良のそんな呟きは、優人のコンプレックスを大いに刺激したのだった。それなのに、同室になってしまい、寮暮らしが不慣れな秋良の世話を焼いてしまう!最初は嫌々だったのに、朴訥で真面目な秋良の隣は案外居心地がいいし、弓道部での真剣な姿を見て以来ドキドキするようになって!?
【光】 明治から大正へと移り行く中……朝から憂鬱な顔立ちで夫(仮)の将貴に挨拶をする嫁(仮)の春。先月、将貴の家に仕えていた家柄の春は将貴の母親からある事を相談されたのだ。「将貴に嫁さんをと何度も見合いを薦めたのだが全てお断りで…」、昔からやや無口な傾向と表情が読みにくい将貴が何を考えているのか分からず春も苦手なのだが……仮初め婚(偽装結婚)から始まる将貴の嗜好的秘密は春の心を変える!?
【光】 ……犬の射〇は………!?
神社の息子・想太が半年前、境内で怪我をした大型犬を助けたが…本当は犬神の礼だった! 人の姿にもなれるがかなり明るい性格の為、うっかり耳と尻尾をしまい忘れている事が多いし、犬と人の感覚違いに気付いていないのか恥ずかしい事もさらっと口に出してしまうのは日常茶飯事……“鶴の恩返し”ならぬ“犬神の恩返し”的パワフルな愛し方……!?
【光】 持ち前の顔の可愛さと明るさで「男子校の姫」ポジションに君臨し、男にチヤホヤされまくる日々を過ごしていた持田竜一郎。しかしある日、転校生のクール系イケメン、正城直也が「王子」と呼ばれ生徒たちの注目を集めていることを知り、ブチギレる。「180㎝の男に向かって何が姫じゃ!!!!」
竜一郎は直也から王子の座を奪うべく奮闘するが、直也の何気ない行動、言動にキュンとさせられ陥落寸前。ついには今まで誰にも見せていなかった弱みまでさらけ出していて……。
【闇】 「地獄から戻ってきたよ、蓮兄さん」
後継者披露の席に現れなかった義弟の陸が、父の跡を継ぎ、今や大企業の若き経営者となった蓮の前に現れた。陸はなぜ披露の席に現れなかったのか?今までどこで何をしていたのか?
「僕は義兄さんの罪を知っている。僕が奪われたものを掛けて、ビジネスの世界で戦おうじゃないか。」
陸の憎しみに満ちた視線が、蓮を戦慄させた。若い頃に愛し合った陸を、蓮はなぜ裏切ったのか?2人のこじれた愛情は修復できるのか?蓮と陸、生き残るのはどちらか。
男たちの愛憎とプライドをかけた戦いが、今始まる。
【闇】 目が覚めると、病院のベッドの上。
夏樹は交通事故により、記憶喪失を起こしていた。
そんな中、かかさずお見舞いに来てくれる裕人。夏樹の恋人だという。
男同士で恋人なんて……と、否定的な夏樹。しかし、彼が優しく献身的な世話をしてくれるのを見るうちに、心が揺らいでいった。
ある日、テレビニュースで裕人が容疑者として映っていた。それも夏樹の事故の轢き逃げ犯として。
裕人はなぜ事故を起こしたのか、なぜ恋人のふりをしたのか。深まる謎。明かされる真実。鍵を握るのは夏樹の記憶の中──。
【光】 残業続きの毎日で疲労困憊の由紀は、バーでやけ酒をし酔っ払って気を失う。ふと目を覚ますと、見知らぬ超絶キラキライケメンに腕枕をされていた。
「君、すごくトロトロになってたよ。僕のものになってくれない?」
由紀は男と一夜を共にしてしまった罪悪感で、急いでその場を去り金輪際会わないと決意する。
とある日、友人の誕生日パーティーに出すバースデーケーキを買いに行くと、偶然あの時の男が働いていて…
スパダリパティシエと限界社畜リーマンが送る、エロエロラブストーリー
【光】 今日もアイツいる!女子一番人気らしい別クラスの吉岡。後ろの席の可愛い女子といつも俺の席で喋りやがって邪魔なんだよ。でも陰キャが空気読まないとか思われそうで言えねぇ。
「あのさぁ、もう予鈴鳴ったから…悪いけど…席…」
「わりぃ!」「あ!田中さ、数Ⅱの教科書貸してくれない?忘れてさ。」
「え?いいけど。俺、書き込んで汚いよ」
「だから良いんだって。俺苦手でさ、今度教えてよ」
「…いいけど」
ついに話し掛けたか。あぁ私、だしにされた~!やけに来てくれるから喜んでたのに。あれだけ見つめてれば気づくよ。
【闇】 「世界を渡ったぐらいで逃げられると思うなよ」
ある日突然異世界に飛ばされた和馬は、勇者一行として魔王討伐を成し遂げた。元の世界に帰ってきたのはニ年前だ。
体の機能を取り戻し、バイトを始め、慎ましくも平穏な生活をしていた矢先。部屋にはかつての仲間、魔法士のソルがいた。「挨拶もなしでさぁ……一度は情を交わしたってのにひでぇヤツ」ソルはゆっくりと和馬に歩み寄る。「俺ずっと胸が痛くてさ……今は心臓が張り裂けそうだ」後ずさる和馬の背に玄関の扉が当たった。「お前だったら治してくれるだろ、なぁヒーラー?」
【光】 思ったことを何でも言ってしまう直は、彼女も親友もできない。
大学でこそはと意気込んで参加した新歓コンパで、女にも男にもチヤホヤされたのは、笑顔を絶やさない祐弥。
ああいう奴ほど腹黒かったりすんだろ! でも知れば知るほど、ガチでいいヤツ? こいつなら親友になれるかも。
そんな矢先、“彼氏”にフラれて涙をこぼす祐弥を見てしまった直。
「本当に好きなら、自分を曝け出せよ!」
直に背中を押され、祐弥は“みっともない本音”を元彼にぶつけに行く。
ひたむきな祐弥を応援するうちに、直の中には“口に出せない想い”が芽生えて……
【光】 「圭ちゃん、久しぶり!」とキス……
数分前、カフェ店員の圭太はランチタイム過ぎに女子店員達が色めきだっている事に気付きテラス席の方を見るとまるでモデル的なハーフ顔の男性の姿、客ならと声を掛けたら……見知らぬはずの男から圭ちゃんと呼ばれ記憶を探る、幼い時に両親の仕事柄交流のあった家の子を思い出す…ハーフで可愛い顔をしているのに、圭太に対してよくイタズラを仕掛けてきた…「ナツキ…?」…忘れられていなくて良かったと言わんばかりの笑顔を向けてくる…圭太が知らないところで仕組まれたシンデレラストーリー!?
【光】 一目見た瞬間から「こいつはヤバい」そう思った。
高校の入学式。壁際に並んだ教師の中から粘っこい視線を感じ、なんだか嫌な予感はしていた。
初日から自由奔放な教師から告白された俺は、この変な教師によって期待していた高校生活が鮮やかに侵食されていった。「絶対に俺は部活に入って、活躍して、モテたいんだ!」「いや、おまえにはそんな時間はない。俺と仲良く居残り授業であんなことやこんなことを…」「アンタそれでも教師か!」
果たして夢のキラキラ高校生活は送れるのか⁉︎それとも激重教師に囚われてしまうのか⁉︎
【闇】 なんて可愛いんだろう!
六歳下の弟が生まれた時から私は彼の虜になった。親に対する反抗期はあったが私の事はずっと「にーちゃん」と慕ってくれている。その弟と今日から二人で暮らす。私の職場近くに就職が決まったものの通うには距離がある(私は弟の近くにいるため2時間半かけて通勤していた)。でも一人暮らしは不安だから一緒に住んでほしいと頼まれたのだ。こんなに可愛い弟が一人で暮らすなんて危険すぎるのだから、もちろん返事はイエスだ。私が守らなければ。
―・―・―・―・―・―
今日は二人の門出だ。一生離すつもりはない。
【闇】 同じ職場の高橋(α)と恋人同士になった安藤(β)は、高橋との穏やかな日々に幸せを感じていた。しかし未だ拭い切れない一抹の不安は徐々に大きくなり、ついには高橋の運命の番が現れてしまった。
「また俺は選ばれない…」高橋の為にも身を引こうとした安藤だったが、それを決して許さない高橋。高橋の決意に、安藤は前々から2人で決めていたことを覚悟する。
「俺は安藤しか選ばない。もし安藤以外を選ぶことになったら、その時は…」
そして2人が迎える最期は──
【光】 会社員の高橋(α)は、同じ職場の安藤(β)のことが気になっていた。明らかに壁を作り、敵意の様な視線を安藤から感じていた高橋だったが、臆することなく安藤と接してみたがなかなか安藤は心を開いてくれず。
どうやら安藤には、付き合っていたαが運命の番と出会ってしまったことで捨てられた過去があったようだ。
「俺はβだからαの番になれないしΩを番にしてあげられない。俺は誰にも選ばれない…」そう苦しそうに語る安藤を、たとえ番になれなくても俺は選ぶから。その閉ざされた心を、必ず開かせてみせるから
【光】 「攻紀お疲れ~」1週間の疲れを癒すリーマンで賑わう週末の居酒屋。幼馴染み3人で飲もうと待ち合わせてから1時間遅れで受司が爽やかにやってくる。「おう、お疲れ。モブ太まだ来ないんだよな」遅れているもう1人の幼馴染みに連絡しようとした攻紀の携帯を取り上げスーツの内ポケットにしまう受司。「モブ太は呼んでない」「え?」「攻紀と2人きりで話したいことがある」飲んでもいないのに目元を赤らめる受司からの告白とはーーー子供時代から密かに想い続ける受司からの告白とは果たしてピンチなのかチャンスなのか
【闇】 αの優秀な跡継ぎの兄が大好きだった。Ωだけど弟の僕を過保護なくらいに可愛がってくれた。
高校の夏休み初めての発情期が突然訪れた。自室で苦しんでいる僕を兄は抱いた。発情が治まり兄弟で禁忌を犯したと苦悩する僕を、当主の父が呼び出した。父は、僕は実は養子で、跡継ぎと番わせるために育ててきた、今の時代Ωは貴少で確実にαの跡継ぎをもうけるためだと。僕は乳児の頃Ω同士の両親から買われたらしい。
兄と番なんてと茫然自失の僕を、兄は後ろから抱き締め「ずっとこの日を待っていたよ」と甘く囁いた。
【闇】 「ゆうくんを傷つけていいのは僕だけだから」
元カノのストーカー行為に悩んでいる大学生、優斗。しかし、ある日を境にストーカー行為がピタリとおさまり、同じタイミングで疎遠になっていた幼なじみ、真尋と偶然の再会。そのまま二人で飲みに行き、誘われるまま真尋の家へ。二人で撮った写真を見つけ懐かしむ優斗だったが、真尋と話しているうちに眠気に襲われ、次に目を覚ますと手足が手錠で拘束されていて……!?
二人だけの時間をもう一度。幼なじみ監禁LIFE
【光】 日々の生活に疲れた至って真面目なリーマン、和成はある日酷い頭痛のために内科に受診する。和成の1つ前の人が出てきた瞬間、診察室から子供を相手にするような声が聞こえた。「ありがとぉ…また来てね」その声は小児科から怖いとの悪評で内科に飛ばされた薫がいた。薫は少しでも怖くないようにと努力した小児科に居た頃の口調が今でも抜けない。名前を呼ばれ、不思議に思いながら入るとツリ目の眼鏡をかけた医者がいた。想像とは違う。けれど言葉1つひとつは優しさの塊だった。そんな不器用で優しい薫に和成が惹かれるのはすぐの話