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表題作 サハラの黒鷲

アルキル → 佐藤拓也

ロキ → 熊谷健太郎

その他キャラ
イングル[山下誠一郎]/ トール[榎木淳弥]

あらすじ

とある砂漠のオアシスの外れで奴隷を商品として売り買いする『黒鷲』という通り名を持つ若く艶やかな青年がいました。
ある日、客に売った奴隷・グランの恨みを買い、どんな人間をも従順にしてしまう媚薬のような精液を持つ調教師・アルキルの元へ連れていかれ、グランの性奴隷になる日まで調教される毎日をおくります。
しかし、一向に屈する姿を見せない黒鷲にアルキルは特別な感情を抱き始め―――。

作品情報

作品名
サハラの黒鷲
著者
五月女えむ 
媒体
CD
作品演出・監督
蜂谷幸
音楽
和田俊也
脚本
茶乃原ゆげ
原画・イラスト
五月女えむ
オリジナル媒体
コミック
メーカー
フィフスアベニュー
シリーズ
サハラの黒鷲
収録時間
77 分
枚数
1 枚
発売日
JANコード
4580166733012
4.7

(59)

(51)

萌々

(5)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
282
評価数
59
平均
4.7 / 5
神率
86.4%

レビュー投稿数4

どのキャストさんもぴったりで大満足です

原作既読のうえ聞きました。

主役のお二人はもちろん、シナリオ、脇を固めるキャストの方々、音楽…どれも素晴らしかったです。


アラブ、奴隷、調教…というワードや「媚薬のような精液」を持つ攻め、ここから連想されるようなザ・アラブ系の作品という風に誤解されて欲しくはありません。生まれた国・身分や人の上に立ち率いる者とは何か、など深い内容が含まれているように感じました。



キャストの方々みなさん素晴らしかったのですが、中でも特に黒鷲役の熊谷健太郎さんの演技がとても良かったと思います。アルキルに対し、精神的に屈しない様子から、心を開き信頼していく過程を声の高さは変えずとも優しさ・慈悲深さを加えて表現されているところに舌を巻きました。 収録レポートやキャストトークからも、とても真摯に丁寧に役に向き合ってくださっていたのが伝わります。


アルキル役の佐藤さんも、好みの男を手に入れたい、しかし今までのように落とせない…という焦燥感や、自分は相手のそばにいていい存在ではないと自覚しつつも好きだという気持ちが溢れてしまう様子をとても巧みに表現されていました。最初は少し嫌味な男なのですが、本編の終盤や特典CDのアルキルはまるで大型犬のようです。



濡れ場のシーンは1トラックにつき最低でも1回、本編全体で計6回。番外編や特典でも1回ずつあります。(何はともあれ本当にお疲れ様でした。)

黒鷲はいわゆる"低音喘ぎ"&"強気受け"にカテゴライズされるのでしょうか。活きのいい受けです。
これらのシーンにおいても、物語の序盤〜終盤にかけて声にだんだんと甘さが増しているようすを感じ取れます。
また、熊谷さんは喘ぎ声が女の子にならぬよう"雄の受け"というところに注力されていたようで、本当にBLCDでの受け役は初めてなのだろうか?と思わずにはいられないほどお上手で、甘くなりつつも決して女っぽくならない絶妙なラインでした。息を用いた表現が上手いなぁと思います。今後受け役としての彼の出演作が増えていくことを期待せずにはいられません。


シナリオとしても、伏線に関わらない部分が少しカットされている程度でほぼ原作のまま。黒鷲とトールやイングルという友人・奴隷との信頼関係にもきちんとスポットが当てられています。


クライマックスシーンでのBGMも決して大仰ではなく、そっと支えながらも感情を揺さぶる素敵な音で、SEもきちんとアラブの雰囲気や建物の造り・ベッドの質感が伝わってきます。


キャストトークでは、キャストの方々のキャラクターへの対峙の仕方や、和気藹々とした雰囲気がうかがえて大変楽しめました。
作品としても雨夜の月、2と続編が出ているのでそちらもぜひ音声化していただきたく思います!素敵な作品をありがとうございました。

19

王道ストーリー×イケボ+アラブ、最高◎

原作未読で聴きました。

熊谷さん演じる黒鷲が本当に素敵でした。
長としての民を想う男らしい声、快楽に身を焦がしながらも精神は譲らない気位の高い受け声、少年時代の繊細なお声、時にオラついた受声、とけまくる受声、恋人関係になってからのぶっきらぼうでいて幸せな声等、本当にどのシーンも良かったです。
BOYSピアス掲載のドラマCD収録レポ漫画に、黒鷲は佐藤さん演じるアルキル以外には攻めと解説が描かれていましたが、そのとおりのお芝居でした。
熊谷さんのお声で、褐色のいい男のあらゆる魅力を味わえて本当に耳が幸せ。


調教師や奴隷商人という設定とアラビアンなBGMがスパイシーで良いですが、実のところはシンプルな王道ストーリーに感じました。
自分では選べない生まれや育ちを受けいれ、懸命にあるいは諦めたように生きる男たちが、お互いを愛することを選ぶという話です。

快楽で肉体的に調教されても心を明け渡さない黒鷲は、彼の民の命や彼の尊厳を救ってくれたアルキルに感謝の品を捧げます。アルキルに本当の名前を教えます。(黒鷲にとって真の名前は命と同等であるゆえに幸せにも不幸にもなるという点が、この物語の肝です)
名前を告げる一連のシーンがとっても良いです。名前を告げる、名前を呼ぶってとても音声化に馴染む話だなぁとしみじみ思います。佐藤さん・熊谷さんのいいお声で聴けて最高です。
民を想う集落の長、愛を見つけ選んだ男、オラつく受、とろとろの受……と、数分の間に熊谷さんのお芝居で説得力ある黒鷲の魅力を味わえます。
展開は早めですが、キャストの皆さまのお芝居が素晴らしいので十分理解できます。
音楽に関する語彙がないのですがアラブ王朝スペクタルって感じのBGMが的確に王道ストーリーを彩っていて好感度大。脳内スクリーンに砂漠の金色と空の青が広がって、二人のボーイズラブを盛り上げてくれます。

公式通販特典のミニドラマCDも、佐藤さんの美声と甘いお芝居にぴったりの話で良かったです。
黒鷲が、アルキルの声で名前を呼ばれると溶けてしまう趣旨の事を言うんです。キャストありきでシナリオを書いてるのかと思うほど、BLCDの幸福が満ち溢れてました。

黒鷲とその民との友情や主従の信頼関係もきちんと描かれていて、よかったです。
榎木さんは爆発的にかわいいし、山下さんの寡黙な側近としての距離感が適切な芝居とイケボに舌を巻きました。
サハラの黒鷲2では、アルキルの過去も描かれているようです。そちらも音声化していただきたいなと思いました。

12

アルキルは佐藤さんしか考えられません!!

私が評価するなど、おこがましいのですが、初めてレビュー書かせていただきます。
どうぞよろしくお願い致します。

第一声は、原作を読んだ時から、アルキルはもう佐藤さんしか考えられないと思っていたのですが、CDは想像を遥かに上回るアルキルそのものでした!!

作品のキーワード、奴隷商人・調教師・復讐などという言葉だけ聞くと重たいテーマの作品なのかなぁと一見思われるかもしれませんが、ストーリーは凄くわかりやすく、素敵な場面が沢山あり、聞き終わった時に、重たい気持ちではなく、幸せな気分になれる作品でした。本当に素晴らしいストーリーだと思います。

アルキル役:佐藤さん、いつも本当に作品の世界観、キャラを理解して、その役そのものに再現されているのがスゴイと思います!
今回もアルキルの再現度は見事でした!!
事情があり調教師という仕事をしていますが、本当は王族であるという自信家で、上品な感じ、ロキへの気持ちを自覚して、どうしたら手に入れられるか迷い、葛藤する気持ち、それでもどうしても自分のものにしたいという強い愛の表現が声からすべて伝わってきました。お見事です。
特に、ロキを大事に思う気持ちがどんどん強くなっていき、それに合わせて声も甘くなっていくのが聞いてて心地よかったです。
まさに、アルキルがそこにいました!!
本当に素晴らしかったです。

ロキ役:熊谷さん、初めてメインの作品の演技を聞いたのですが、とても素晴らしかったです。インタビューで佐藤さんが「ロキの役を大事に作ってきたんだなぁ」とおっしゃっていたのですが、本当にロキの育ったきた環境や生き方などを踏まえた上での役作りだったように思いました。奴隷商人として誇りを持って生き、その奴隷達を何よりも1番大事にし、仲間を思いやる優しい気持ち、すべて表現できていたと思います。
そして、アルキルと出会い、最初は抵抗していたけど、アルキルから大事に思われ、素直になれず不器用に心を開いていく心情の変化が特によかったと思います。
こちらも本当に素晴らしかったです。

で、待ちに待った絡みのシーンです!!
めちゃくちゃエロかったです!期待度がめっちゃ高かったのですが、期待値超えてました!
これは相当萌えましたね!!!
回数はかなり多めで、どれも濃厚です。

ファンの方はご存知の通り、佐藤さんは攻も受も本当にお上手で、攻の時のエロいセリフの破壊力がハンパないです。あのいい声で言われるので本当に刺激が強過ぎます。
最初は調教しながらのセックスでしたが、ロキへ興味を持ち、それが愛情へかわり、ロキを強く求めて抱く息づかいや囁く言葉もだんだん甘くなっていく変化が、さすがに上手いなぁと思いました。終盤のシーンや特典のCDは愛するロキを大事に包み込むような演技にうっとりします。もう甘い声でとろけてしまいそうです。

受が今回初めてだとおっしゃっていた熊谷さんですが、強気な男の喘き声で、ロキという役の受演技で本当に初めてとは思えないぐらいお上手でした。
調教されながらのセックスでは、身体は奪われても心は絶対に許さないという反抗的な声での喘き、そして、アルキルへの気持ちに変化が生まれ心を許してからは、気持ちいいという感覚を受け入れての快感を感じる喘きへ変わっていき、声とトーンも少し甘く激しくなっていく変化がうまく表現されていました。お見事です!
なので、後半にいくにつれお互いを求め、よりエロく激しくなっていくので最高まで本当に堪能できます!!

他のキャストさん、トール、イングル、グラン、マダム、みなさん素晴らしかったです。
主役の2人が生きるような演技だったと思います。

ファンタジー物は、音声化して伝えるのはなかなか難しいと思うのですが、原作にほぼ忠実で、キャストさんの見事な演技で原作の世界観がそのまま伝わってきました。BGMもとても合っていて、『サハラの黒鷲』という作品をより一層引き立てていたと思います。
原作未読の方でも分かりやすく、最後まで楽しめる作品になっていると思います。
そして、原作ファンの方も、「イメージと違う」とはならないのではないじしょうか!

文章力が無い為、うまく伝えられたかどうかわかりませんが、少しでもこの作品の良さを伝えられていればいいなぁと思います。
原作ファンの方、佐藤さん、熊谷さんファンの方に聞いていただければなと!
是非、続編も音声化してほしいと願っております。

長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。

12

全てにおいて最高です

聴いた当初は原作未読。作品の世界観にすっと入っていけて、あっという間に聴き終わった作品でした。

CDを聴いてから原作を購入。
原作と合わせて聴くと、脚本や一人一人の演技が細かいところまで丁寧につくられているのが分かり、作品の素晴らしさをより実感しました。
特に脚本に関して。
原作に忠実すぎるが故にモノローグやセリフの入り方に不自然さを感じてしまうような作品がある中で、この作品は自然なモノローグやセリフの流れをとりわけ意識した脚本だと感じました。また、ストーリーの本筋から逸れるようなモブのセリフ等は削除する一方で、濡れ場も含めたロキとアルキルの描写を増やしてくれたことがとても良かったです。聴きやすさを追求してくれた脚本だと思いました。

演技について。
素敵なレビューがあるので省略しますが、控えめに言って最高です。
個性豊かなキャラクター達の声のバランスが良かったです。熊谷さん演じるロキの声に終始聞き惚れてました。

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