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サハラの黒鷲2 sideアルキル

Sahara no kurowashi side alkyl

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表題作サハラの黒鷲2 sideアルキル

アルキル,元調教師
ロキ,元奴隷集落の主人黒鷲

その他の収録作品

  • カバー下あとがき

あらすじ

とあるオアシスのはずれに黒鷲という奴隷商人がいました。ですが、黒鷲はとある争いで集落と奴隷を失ってしまいます。
けれど代わりに仲間を得て新しい道へと進みました。
異国から来た男に寄り添いながら…今回は、母国での過去に苦い記憶を持つ、その異国の男を中心としたお話です。
大増刷を重ねた『サハラの黒鷲』の続編がとうとう発売…!
黒鷲とアルキルの、新たにはじまる最も淫靡な寝物語、是非ラストまでご堪能ください!

作品情報

作品名
サハラの黒鷲2 sideアルキル
著者
五月女えむ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ジュネット
レーベル
ジュネットコミックス ピアスシリーズ
シリーズ
サハラの黒鷲
発売日
ISBN
9784909460516
4.3

(151)

(80)

萌々

(44)

(24)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
13
得点
651
評価数
151
平均
4.3 / 5
神率
53%

レビュー投稿数13

こんな続編を待ち望んでいました!

待ちに待った続編はアルキル編。
ピアスなのでエロも多いっちゃ多いんですが、そんな濃厚エロをも上回るシリアスなストーリーと深い愛。
読み応え抜群の2巻でした。

まずは、
◆サハラの黒鷲ー雨夜の月ー前後編◆
雨の予兆を感じとり、必要なものを仕入れに市場に出たアルキル&黒鷲一行。
ロキへのプレゼントとして髪留を買ったアルキルの前に、昔の調教相手・ロゥが現れます。
髪留をスリ盗ったロゥは、その後2人に接近してきて…。
そこから巻き起こる事件と、2人の恋の進展を描いた前後編です。

前後編の2話ですが、なんとも濃ゆい〜!
本編前なのにガッツリ読まされてしまったわ。
恋に悩むアルキルの姿。相変わらず気高く男前すぎるロキの姿。そして2回の濃厚えっち。たまらん。


◆サハラの黒鷲2◆
砂漠の街に訪れたアルキルの弟・ヴェン。
2人の再会をきっかけに、アルキルの過去が明らかになっていきます。
貴族の長子として産まれたアルキルは、継承争いのため、幼い頃から身内に命を狙われる日々を送っていました。
敵ばかりの家の中に安息の時間はなく、味方であるはずの母親も「王族の血を継ぐ子」としてしか自分を見てはくれない。
そんな監獄のような日々から逃れようと母国を捨てたアルキルでしたが、未だトラウマは消えず、一人で眠ることが出来ない…。

1巻で気になっていたアルキルのバックボーン。
弟のヴェンも含め、本当に過酷な生まれ育ちでした。
ロキとの出会いがアルキルにとってどれだけの救いだったのかが、改めてわかります。

2人が抱えていたものを言葉にして心がひとつになったときの嬉しさったら!
ロキの想いを知ったときのアルキル。
アルキルの想いのこもった髪留をつけたときのロキ。
2人とも初々しい少年のような表情をしていて、こっちまで(はわ〜幸せ〜〜♡)ってなっちゃった。

こんなことを言っては失礼かも知れませんが、五月女先生、この作品には特に力を入れているというか、作画の美しさが群を抜いているな〜と感じます。
細部にまでこだわった素晴らしいアラブの世界と主役2人の美しさ。
顔も身体もめちゃくちゃ綺麗だし、白と黒のコントラストが映えて、うっとりしちゃう。

ところで、さらに続編はあるのかな。
可愛いトールと冷静に見えて血の気が多いイングルのコンビが好きなので、頭の中で勝手にくっつけてます。ごめんなさい。

世界観も素晴らしいし、脇にも役者が揃っているので、まだまだ読みたい!

Renta!版 修正白抜き。
ロキ様の美しい褐色肌がぁ…(泣)

12

相変わらず最高の仕上がり!

『サハラの黒鷲』の続編です。
今回はアルキルに焦点を当てたストーリーになっていて、
表紙も黒から白に変わりましたね^^
本作はアルキルの悪夢や不安をじっくり描いており、
相変わらず素晴らしい作品となっております!
このシリーズ、五月女先生の作品の中で一番好きです♡
ロキの衣装も素敵なので注目して下さい。

前作同様、黒鷲・ロキは気高いツンデレさん。
受けだけど気持ちが強くて男らしいし、
そのうえ作中ではデレが炸裂!
普段ツンとしたロキのデレの威力半端ないって‼︎

一方、アルキルは意外ともだもだしてました^^;
ロキの気持ちが分からなくて悩んだり、
弟と対面して拒絶したり……と、アルキルの弱い部分が存分に曝け出されてます。
イケメンでお金持ちのいい男が見せる弱さーー
コレ、嫌いな人いないでしょう(੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾♡
束縛や独占欲もイイ!


内容としましては、まず【サハラの黒鷲−雨夜の月−】前後編
こちら、〝愛してる〟に言葉を返してくれないロキの気持ちを不安に感じるアルキルの様子が描かれています。
ロキは借金のために一緒にいてくれるのであって、
俺と寝たくて寝てるわけじゃないんじゃないか……って、
グルグル悩んでます^^;

アルキルに調教された男娼が賊となって夜襲をかけてきたり、
一悶着ありますがロキがカッコよく仕留める!
ホント男前だわ〜
悪夢にうなされるアルキルにも、
「お前の悪夢なんて俺が追い払ってやる」
「どんな夜も一緒にいてやるよ」

こんなロキにメロメロのアルキル。
身体を抱いてるのはアルキルなのに、
心を抱いてるのはきっとロキの方なんでしょうね^^


続きまして【サハラの黒鷲】第一夜〜第五夜
アルキルの弟・ヴェンが初登場です。
家出したあと、ひょんなことからロキと知り合います。
しかし、アルキルは昔の事を思い出させるヴェンのを拒絶し、
誰かの差し金で連れ戻しにきたと勘違いしてしまいます。

ここではアルキルの過去が明らかになっていくのですが、
何度も命を狙われ母親からは道具として扱われ、
不安で寂しくて守って欲しかった気持ちが露わになって、
とても切ない(´;ω;`)
でも、過去の苦い思い出があるから今幸せを噛みしめられるし、
ロキといることが心から楽しくてハッピーなんだとーー
そう心の底から溢れ出す言葉が深く胸に刺さります。
そして、弟・ヴェンも自分と同じく辛い思いをしてきたと知り、
二人はやっと再会を喜ぶことができました。
これも全てロキのおかげだったりするんですよね。

そして、前作登場したマダムが再登場するのですが、
相変わらず食えない女です。
また今後も絡んできそうで目が離せません!


アルキルはロキのために買った髪飾りを盗まれてしまうのですが、作中通してその髪飾りを探しています。
正直、そんなに意味がある事なのかな?と思っていたのですが、
探し出した髪飾りをつけて振り返ったロキの顔!
なんとも言えない表情で、このためだったか‼︎と(笑)

決して最後まで〝好き〟や〝愛してる〟という言葉は言わないロキでしたが、全身でアルキルへの愛しさを表現していました。
アルキルはロキの〝特別〟なんだということがよく伝わってきます。
そして、ロキの甘える姿はとってもレアで必見です!

ピアスシリーズではありますが、ストーリー重視の作品といっていいでしょう。
Hがない回もあったりして、だからこそロキが甘えながらおねだりする最後のHは最高に萌えた(*//艸//)♡
お互いに〝逢えて良かった〟と伝え合えた事に胸いっぱいです。

まだまだ続編がありそうなので、今からすでに楽しみです!
イングルとトールのことももっと知りたい^^

Renta! 修正は白抜き(一部トーンの箇所あり)







8

甘い!だけじゃない

相変わらず黒鷲がたくましい受けで最高でした。

アルキルの昔の調教相手ロゥを本妻の余裕で追い返し(たけど嫉妬してベッドの端っこで寝たり)
仲間引き連れて仕返しにきたロゥたちを策で一網打尽にしたり
絡んできたチンピラをあっさり(1巻カバー裏にあったあの!)耳飾りで沈めたり
はあ~~こんなに強くてたくましい受けががつがつ攻められるのほんとたまらん。

でも、そんながつがつされるのを許容してるのがまたイイ!
色々悩んだり弟と再会し、不安定なアルキル。強引に自分を抱くのをわかってて受け止める黒鷲は本当に男前。
おっかないマダムやグランはまだまだ何かしてきそうな雰囲気で続編を期待せずにはいられません!

7

まだ続いて欲しい~。

前作からのファンです。今回はsideアルキルということで、アルキルの過去がじっくり語られたり、アルキルの弟が登場したり、と、人物像に深みを与えてくれる内容でした。
でもですね、ロキがとにかくカッコよくて強い受けで、しかもめちゃくちゃ思いやりあるっていうね。アルキルの不安を取り除くために悩んだり、仲間を面倒見たり、アルキルと弟の和解の手助けももちろんしてくれました。最高です、ほんと。しなやかで頼りがいのあるロキ。素敵でした。
アルキルはもうすっかりロキの虜で(笑)愛を確かめたくて仕方ない、みたいな感じでした。でも、ほんと二人の絆はかたく、特別ですね。

マダムがまた出てきたり、お話は続くのかな?期待しております。

2

期待を裏切らない続編

第一巻、もっと長く楽しみたかった……!と思いながら続編第二巻、今度はまるっと一冊表題作でした。

いやー、いいですね思いを伝えあってからのいろいろ!
攻め様がスパダリ系かと思いきや、全体的に受け様の気持ちが分かんなくて右往左往してますね!
初っ端から受け様の気持ちがわからなくて不安になっちゃって、そこにお家の問題でストレス受けたりして……
でも受け様の負担にならないよう頑張って、特にマダムのとこに乗り込むのなんかほんと頑張ったよ……
1冊を通して精神的に成長してる感じが良かったです…!
あと個人的に好きな展開、精神的にツラくて受け様に思いのままに欲をぶつけるやつ(一方的に激しく抱くやつ)、あなた2回もしましたね!?
受け様頑張って受け入れてて涙ぐましいけど、私はその展開が見れて本当に満足でした……

受け様は受け様で、弱いところは見せたくない、攻め様の助けになりたいと頑張り続けるもんだから思い通りにいかないわけなんですねー。
なかなか定番の難題ですが、これを乗り越える過程を見るのが大好きというわけで……。

エッチがエチエチで2巻も大満足でした

2

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